「人生を否定されるような課題とは?」ライド・オン 作務衣もんさんの映画レビュー(感想・評価)
人生を否定されるような課題とは?
ジャッキーが出てるから観たくなるを超えて、
ジャッキーが出てるから価値がある! にたどり着いた一本
手放しに絶賛できるか? と言うとそれは考えてしまう
分かりやすく感傷に誘う演出と、序盤から連発のミラクル展開は好みが分かれると思う
主人公は伝説のスタントマン、ルオ。今はスタジオ併設のテーマパークで息子と呼ぶ愛馬🐴と共に来客者相手のキャストとして暮らしている
借金が原因で馬を奪われそうになり、弁護士を目指す娘に助けを求める
この導入を経て物語は「娘や愛馬との関係」と「スタントマンとしての人生」を軸に進んでいく
そして二つ目こそ現実のJCの歴史と重ね合わせることで、とてつもない価値が生まれるところだ
ある登場人物はスタントマンの仕事を指して言う
『アクション。ジャンプ。そして病院送り』
CGで作れない映像をJCとそのチームは山ほどフィルムに焼きつけ私達に届けてくれた
そんな彼の分身ルオが直面した課題は、人生の否定のようにも感じたのではないだろうか?
そこから逃げずに悩む彼もまた、ヒーローの輝きを見せていた
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