「これが日本という国です」レンタル・ファミリー Kさんの映画レビュー(感想・評価)
これが日本という国です
《東京国際映画祭にて鑑賞》
ユーモアと感動のバランスが絶妙!
HIKARI監督の手腕と視点が見事すぎます。
サーチライト・ピクチャーズが贈る
切ないドラマが大好きです。繰り返し観たい作品。
閉じた日本社会で人を借りるというサービスに
焦点を当て、そこに外国人の視点が入る。
ものすごくリアルに映し出されていました。
一時的な繋がりだからこそ、必要としている人がいる。
皆が孤独を抱えながら生きている描写に共感。
いちばん衝撃的だったのは社長の家族。
この展開がいちばん深くて驚きました。
日本語と英語が入り混じる世界観に浸り、
嘘が生み出す本物を涙なしでは観られせん。
“他人”ということもあって、
電車の車内で目線をあわせていないところや
窮屈さを表現しているポスターにも引き込まれました。
素敵な作品をありがとうございました。
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