「素晴らしい。なかなかできることではない」ONE LIFE 奇跡が繋いだ6000の命 Marikoさんの映画レビュー(感想・評価)
素晴らしい。なかなかできることではない
良い映画です。
さすがのアンソニー・ホプキンスなので、ある意味安心して観ることができ、じっくりと落ち着いて鑑賞。
「シンドラーのリスト」を彷彿とさせる作品でした。
実在の人物 イギリス人青年ニコラス・ウィルトンは株屋でしたが、全くのボランティアから始まった難民救済活動により、開戦前の混乱期の中 669人のユダヤ人の子供たちを仲間たちと共にチェコから救い、イギリス国内の里親に託すことができました。
結果、その後に6,000人に繋がった沢山の命、命。
残念ながら救えなかった子供たちへの自責の念に長年苦しんでいた彼が、老年になって、思いがけない機会を与えられ、ある再会を果たす。
・・・詳しくは映画館でご覧ください。
私はラストシーンで熱い涙が流れました。
シンドラーでも、ラストシーンは号泣でした。
そういえば日本にも「杉原千畝」と言う素晴らしい人物がいますね。リトアニアの外交官であった彼も、大変なリスクを冒してたくさんのユダヤ人を助けた素晴らしい人物。唐沢寿明が演じています。
この3作に通じるテーマは、命。
とにかく命を救う、
世の中にこれ以上に尊いことは、ないのです。
普通は、頭では助けたいと思っても、なかなかこのような戦時下にリスクを負ってできることではない。
この3人は、それぞれの良心に従って「行動することのできた」特別な人間なのだと思う。尊敬に値する。
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