愛はステロイドのレビュー・感想・評価
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A24版デルマ&ルイーズの匂いがする作品
A24版デルマ&ルイーズかと思わせながらもしっかりスリラー作品になっていて面白かった。何といっても最近のA24はシビル・ウォーや関心領域とA24の雰囲気がなかったが、この作品はエブエブみたいに元祖A24らしさ全開だった。個人的にA24は話がぐちゃぐちゃしながらも最後はしっかり伏線回収するのがA24作品と思っているが、愛はステロイドはまさにこれぞA24作品と言える。好みは分かれそう。題名は作品を観ていくうちに納得。
予測不能な異色ラブストーリー
公開初日に鑑賞。女性二人の恋模様を暴力的に描いた異色ラブストーリー。暴力的で目を背けたくなるようなシーンもあればロマンスシーンもあり掴みどころのない作品でしょうか。思わず笑ってしまうような予測不能なクライマックスも見どころです。
2025-128
まさかのオチに目が点になりました笑
邦題イイね!
原題はLove Lies Bleeding(愛は血を流す)だが、それを「愛はステロイド」とした配給さんに拍手!ステロイドはこの映画のキーアイテムだし、B級な単語の響きがとても素敵。
ボーイッシュなクリステン・スチュワートがマッチョな女性ボディービルダーと恋仲になり、暇さえあればイチャイチャチョメチョメ(死語)。日本だったら白石和彌監督が描く北関東のような閉塞感漂う街を舞台に、エド・ハリスが妙なロン毛カツラ付けてぶっ飛んだ父親を好演。兄も兄嫁もクリステンに惚れてるストーカーまがいの女も、まともな人はもうこの街にはいない様子。そんなヒリヒリグチョグチョした舞台・人物設定の中で、クリステンとボディービルダーの愛が乱高下する。その振り幅が大きければ大きいほど、こういう映画は楽しくなるのだ。
確かにこのノリはA24好みな気がする。「MEN 同じ顔の男たち」のぶっ飛んだクライマックスには負けるが、それでも「??」なクライマックスの飛び抜け感はA24!
80年代(多分)ソングの嘘臭いポップ感がステロイドの嘘臭さを助長して、もうイクとこまでイケや!と変なアゲ感と共に劇場を後にする。何かに似ている。そうだ、これはジムの筋トレで追い込んだ後のパンプアップ感そっくりだ!
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