愛はステロイドのレビュー・感想・評価
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トンデモ映画じゃないのにトンデモない。
トンデモ映画じゃない普通の映画なのに(普通じゃないか)トンデモない展開。
それが受け入れてしまえるのはなぜだろう。
予想外の方向へ。
でもその人物設定なら、そっちへ向かっていくのもおかしくないか。
巧みな脚本、演出。魅力的な演者。
そしてトンデモない展開。
また普通(普通じゃない)に戻っちゃう。
なんか受け入れてしまえるラスト。
なぜだろう。不思議な映画。
クリステン・スチュアートは銃が似合う。
アクション映画のヒロインも似合いそう。
こんなの反則だよ(とてもいい意味で)
ジムで働くルーと、ボディビルの大会に出場するため転々としているジャッキーが出会い、2人の愛の営みを描く序盤。ルーの父親や姉夫婦が絡んでからは徐々におかしな方向に転がっていく。
クライムサスペンス的な話としてなかなか面白くなってきたなと思っていたら、どんどんイカれた展開に。ちょいちょい出てくるいくつかのグロいシーンは突然すぎてちょっと笑ってしまった。女性の監督が撮ってるのにこんなにグロくするんだ!と少し戸惑うくらい。さらに最後のジャッキーの姿に驚いた。なんだこれ!?と。こんなの反則だよ(とてもいい意味で)。「愛はステロイド」なんて邦題は最悪だなと思っていたが、あのシーンを観ると、この邦題にした理由がほんの少し理解できる。
クリステン・スチュワートの魅力がつまっていたことも印象的だ。とても美しくて、それでいて凛とした佇まいがカッコいい。主演2人をキャスティングした段階で成功していたんじゃないか。
クィアの恋愛感情、ルーの姉のDV被害、周りの男たちの視線や嘲笑、所々で女性の生きづらさが描かれるあたりは監督が女性だよなと納得できる作り。その生きづらさがから逃れようとする流れを観て、テイストが全く違う映画だが「テルマ&ルイーズ」を思い出していた。あれに比べると、より闘う姿勢が強くなり、しなやかになっている印象。時代が変わっているなと実感する。なかなかめちゃくちゃだし、グロかったりもするが、でも観終わった後は少し爽快だったりする。とても妙な映画だった。
熱くなる。
クリステン・スチュワート凄い
最高だったんだがwww 遅ればせながら、後ろ髪引かれて予定合わせて...
愛はマジック!
ひっさびさの大好きA24ism💜
疾走感しかなかった104分!
目が離せなくてずっとワクワクしっぱなし!
思うところは色々あるけどめっちゃんこ楽しかったー💜
(以下、箇条書き👇️)
・パパ、内田裕也にしか見えない。そして虫を愛でる。
・デイジーの歯が汚すぎて気持ち悪い
・ジムのトイレ詰まり過ぎ
・アマゾネスゴリラにしか最初は見えなかったジャッキーが途中からどんどん可愛くなった。愛は人を変える?
・ヒッチハイク男、予想外にめちゃいい奴
・JJは予想どおりのクズ
・ジャッキーのTシャツ“Burning Love”って座右の銘かよ
・A24らしさ満載のキレあるグロ←好き💋
・A24らしく説明最低限
・逆に濡れ場は意外と盛りだくさんww
あんな場面にでも倫理的にアウトなことを度外視して相手の味方になってしまうような相手と一緒にいられるってなんて幸せなのか。
クリスティン・スチュワートってすごいなー
エマ・ワトソンといい、あの手の顔の女優さん特有の空気感ある
A24の好きな田舎町陰謀もの。不思議の国のアリス風の味付けあり。
ややコメディ寄りのクィア・ロマンスかと思っていたら意外にも「キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン」ばりの田舎町陰謀サスペンス仕立てだった。エド・ハリスがとてもとても気持ち悪い悪役=町の大立者を演じていて説得力はバッチリ。
A24は公開間近のアリ・アスター監督の「エディントン」もそうだけどこんな感じの閉塞的な場所での行き場のない衝突みたいな話が好きだよね。煮詰まってくる感じ。「ファースト・カウ」や「ザ・ホエール」なんかもそうだった。
ところでこの映画の主役というか視点者は、皆、ルーであると考えるのだろうけど、ジャッキーの立場、視点で作品を観てみると面白いかも。ジャッキーは「不思議の国のアリス」なんですね。よそからやってきて、ジムやら射撃場やら暴力的で男臭い世界(女性からみたら不条理世界)に投げ込まれるヒロイン。アリスは身を守るためにキノコだったかケーキだったかを齧って大きくなるのだけど、ジャッキーにとってのそれはステロイドだという理屈。
ほら、ジャッキーのジム用ショートパンツだけどオレンジ色のストライプです。あれってアリスのエプロンドレスを意識しているんじゃないかな。で、最後は巨大化して悪の女王をやっつけましたとさ。あんな結論付けはA24以外はやらないよね。「怪獣ヤロウ!」にも少し似ている。向こうは知らないだろうけど。
散らかす女と片付ける女のサスペンススリラー
8ヶ月目にして今年観た中で一番変な映画が登場した。
「サブスタンス」や「メガロポリス」ももちろん変なのだが、一貫して変なのでそう驚きはしない。
ところがこの映画は予想を裏切って変なことになるので驚く。そしてこの映画は変な映画としてお墨付きをいただいている。変な映画のレジェンド、ジョン・ウォーターズ監督が2024年度の最高の映画と評価したのだ。
出だしはレズビアン同士のラブロマンスと思いきや、悪党の父親やDVの義兄の登場に巻き込まれるバイオレンス、サスペンス、スリラーと縦横無尽にジャンルを横断。ところがストーリーは破綻しておらず筋が通っている。
射撃場やジムの経営をしつつ凶悪な裏稼業を営む父親(エド・ハリス)の経営するボディービルジムで働くルー(クリスティン・スチュワート)は父を嫌悪しながらもその庇護のもと、日々を過ごしている。そこにラスベガスのボディビル大会出場を目指す風来坊のジャッキー(ケイティ・オブライアン)がジムに現れ恋に落ちる。彼女の気を引くためにジムの売り物のステロイドを自由に使っていいという。
ストーリーの柱になるのはこの二人の女性のクィアラブストーリーだ。ところがステロイドを使ううちに体に変化が現れ、ジャックは大暴走を始めてしまう。凶悪な父親も巻き込みルーはその後始末に翻弄される。
奔放でどんどん行動に移し散らかしまくるジャッキーに内向的で鬱屈し、散らかした後始末に追われるルーというカップル2人の対比がわかりやすく魅力的だ。
凶悪な父親やDV夫と暮らす姉などのかなりおかしい家族の描き方はデヴィッド・リンチ的でステロイドで肉体が変貌していくところはボディホラー的でデヴィッド・クローネンバーグの要素が感じられる。
ボディホラー的要素はラストにかけて驚きの展開をする。この辺りが最も変なのだが、変なままで終わらずに後始末に終始するルーがそうでない一面を見せるラストが素晴らしく、変だけではないローズ・ダラス監督の今後にも期待。
ジョン・ウォーターズがお墨付きを与えるのも納得の作品だ。
ステロイド・DV・同性愛…
男が見る愛はステロイド
こんな事を書くと時代遅れと言われるのかもしれないが、男の自分には理解出来ない部分も多々あった。
だからなんだってんだ!!
見る度に予想を覆してくるA24の映画最高!
上映館数が少ないからか、最近の洋画にしては珍しく客入りが良く、やっぱりフェミニズムを描いた映画って一定の需要があると思う。
なんかネットだと反フェミニズムの声が大きすぎて、結局フェミニズムを唱える事に躊躇しがちな雰囲気になっているけど、水面下ではちゃんと人気があるんだから、これからも臆せずこういう作品がじゃんじゃん出てくることを望みます。
だって創作って自分が知らなかったり理解出来ない世界を知るきっかけになるものでしょ。
マッチョな体育会系の世界って妙に女々しく感じたりします。感情的だし、仲間、家族、繋がりを異様なまでに大切にする。体育会系の人たちって誕生日を大事にしたりしません?男同士でプレゼント送りあったりして。僕の見てきた体育会系が変なだけ?
逆に外見はナヨっとした文化系が割とサバサバしてたりして、冷めたところがある。
この作品が面白いのは女性視点でマッチョな女性の世界を描いているところなのかな。
マッチョな女性の主人公たちがマッチョなのに女々しいところを見せたりして...もう何がなんだかわからなくなってきた。
個人的には、ラストシーンであれ?◯しちゃうの!?ってなった、ここまで来たらみんなで仲良く暮らすのもありじゃない??
なにはともあれ、エドハリスが超絶キモいことは確かです。
まさに「愛はステロイド」!
最初邦題見た時、「またトンチキな邦題付けて…」と思ったけど、観てみたらほんとに愛はステロイドだった(原題も好きですよ)。
そして登場人物みんな問題ある笑
A24の作品は裏切らないですね!
クセが強すぎる。
クリステンはこういう'70sがすごく似合うなーと。
ジャッキー役の女優さんの役作りが凄すぎて心配になりました…。
あと、やっぱり、ステロイド怖い。
テルマ&ルイーズ + サブスタンス ÷ 3
なんだこれは笑ぐちゃぐちゃ。
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