「レズビアン映画の怪作?快作!」愛はステロイド じゅんぢさんの映画レビュー(感想・評価)
レズビアン映画の怪作?快作!
Youtubeで予告編を観て気になっていた。ムキムキ美女がゴジラ化して大暴れするのか?!と思ってしまったけど、本編は真面目なレズビアン世界をサスペンスたっぷり、そしてぶっ飛んでいながら田舎町というスケールが心地良いんです。
主演のクリステン・スチュワートはじめ、キャスト、スタッフはレズビアンを公言している多様性の一作とも捉える事が出来るが、セックスシーンも多いけど全く嫌らしくないのは監督が女性だからでしょうか。
出てくる男は全員が悪。だから主演の2人にボコボコにされてしまうけど、痛快さはそこには無い。やればやるほど破滅への道へ進んでしまうというヤバさ。これがマイノリティの現実なんだろう。
クリステン・スチュワートは過去一と言って良いほど良い演技をしていて、田舎町でくすぶっているヤサグレ感に彼女の本性をみた気分。
そして怪演エド・ハリス!
タイトルロールで名前を見たとき、良いお爺ちゃん役でちょっと出るくらいと思っていたら、この映画の要となるラスボスで大迫力。まさかヘラクレスオオカブトを丸ごと食べるなんて、このシーンだけでも一生忘れない映画になりました。
濃厚な女性レズビアンワールドに酔いしれる怪作です。
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