「禍々しさ全開の愛、ゆえにファンタジーは要らない」愛はステロイド ケージさんの映画レビュー(感想・評価)
禍々しさ全開の愛、ゆえにファンタジーは要らない
冒頭の便器の詰まりを素手で掃除するシーンはまさに直線的で禍々しい、この映画を表している。
脳筋バカの純愛ゆえに負の連鎖もさもリアリティを増すし、銃社会にエド・ハリスのあの顔があるだけで人の死は簡単に思えてしまう。
そして周りの脇役陣も全員エド・ハリスが喰ってしまいそうな昆虫脳な奴等ばかり。
どうしょうもない事しか起こらない世界観の中でどうしょうもない事しか起こらない。
極めて直線的な映画なのに、クライマックスに驚くような変化球を投げてくるのだか、エド・ハリスは直線的にぶっ叩いてこそ爽快だったと思う。
ラスト、車中のジャッキーの寝顔だけでファンタジー要素は事足りてると思う。
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