「デ、デケェ!!」愛はステロイド 水原秀策さんの映画レビュー(感想・評価)
デ、デケェ!!
映画の中にはある1シーンだけが妙に観客の心に残り、何年経ってもそこだけが語られるものがある。
「クライングゲーム」の【びろーん】とか「レザボアドッグズ」の【耳】とか「スターリングラード」の【ケツ】とかだ。
それがこの映画の場合は【デ、デケェ!!】だ。いやあ、よかったねあれは。最高だ。
とにかくいろいろあってもあの場面で笑わせたらこの映画は勝ちだ。
あえて言うとすればあのシーン以外はロジックも含めてキッチリ作って欲しかった。
例えば証人の女を消すくだり。なんでエド・ハリスはあの女のことを知ってるんだ? いくらなんでも勘が良すぎるとかね。
ただまあ、こういうのも野暮な気もしてきた。何年かたって「昔、こういう映画があってさ、いや中身は置いといてもあれは凄かった。え、見てないの?」と友人相手に話してるだろう。
追 さすがに邦題は酷いか。かと言って原題もピンとこない。単純に「ステロイド」でよかったんじやないかな。
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