「ルーへの愛がステロイド」愛はステロイド ひでちゃぴんさんの映画レビュー(感想・評価)
ルーへの愛がステロイド
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脚本も映像もインパクト大で強烈な作品。
ルーとジャッキーの出会いから愛し合うようになるまで
実に恋愛映画さながらに、情熱的にお互いを求め合う姿に
は集中力を欠くことなく没入できた。
ルーのためには人をも殺すジャッキーのキャラクターが
明らかになってからは、明らかに物語の方向性が変わり
愛情の異常性が浮き彫りになっていく。
殺し方も自身の筋力をいかんなく発揮したえげつなさ
なのだ。
ジャッキーがルーを想うとき、体に異変が生じて
肉体が強化且つ巨大化する。
父親に犯罪指南を受け、殺人の片棒を担がされていた
ルーの過去が明かされ、父とルーの対峙時には、
ジャッキーはハルクさながら巨大化し、巨人となる。
ここは正直笑えた。画的にも面白かった。
かくして愛を取り戻したルーとジャッキーだが、
ラストではジャッキーが殺したデイジーが生きていること
がわかると、ジャッキーが寝ている間に
デイジーを躊躇なく締め殺し、車からおろすルー。
これもまた愛なのだろう。
実に新鮮、強烈な印象のA24作品であった。
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Oyster Boyさんのコメント
2025年9月3日
ひでちゃぴん様
いつも”いいね!”ありがとうございます。
レビュー最後の一文、同感です。
久し振りに強烈なA24の作品でした。個人的には最近ちょっと生温く感じてたので、こちらの作品はとても良かったです。
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