「クリステン・ステュアートが攻める!」愛はステロイド ザ・アナキストさんの映画レビュー(感想・評価)
クリステン・ステュアートが攻める!
昔はトワイライトシリーズでロバート・パティンソンと一緒に「厨二病のガキ共が大好きなアイドル女優」とのレッテルを貼られていたクリステン・ステュアートも今ではインディーズ映画の女王ぐらいにはなったんじゃないだろうか。それぐらいには普通の映画になかなか出演しない!笑
彼女のそういった尖った姿勢を支持したい。
前にもクィア物に出演してるので女性との絡みも何の違和感も無いしガンガンに攻めててちょっと笑ってしまった。いや。相手役のケイティ・オブライアンも頑張ってるんだけど明らかに攻め負けしてるよね。恐るべしクリステン。
しかしこのケイティ・オブライアンという女優は初めて見たがこの役のために生まれて来たんじゃないかと思うぐらい完璧だったし中毒性のあるキャラクターになっている。顔立ちも確かに80年代にとてもモテそうな顔してる。なんて美しい筋肉、そして目力。素晴らしい女優。
エド・ハリスはいつも通りって感じでしょうもない禿げロン毛が面白かった。あと最近頑張ってるジェームス・フランコの弟が兄にそっくりなイケメンだった。作品のノリ的にはよくあるA24系って感じで「何故ただ普通にやらない?」と思うひんまがったストーリーの流れだが今作は音楽の良さもあってしっかりとノスタルジーを感じられる作りになっている。何よりも主役の二人がとても魅力があるから新しいクィア物の傑作を見た気分になれる。あとエンディングがとても最低でなかなか良い。このエンディングで星を増やした。ドリーミーな映像表現も素敵だったしやりたい放題なとこも含めて愛しい作品だった。もっと派手でも良かったかなとは思ったがそこはA24だから仕方ないかって感じ。個人的にはあまり好きな作品は多くない会社だが今作は良かった。
映画チケットがいつでも1,500円!
詳細は遷移先をご確認ください。