好きでも嫌いなあまのじゃくのレビュー・感想・評価
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制作能力はめっちゃ高いスタジオコロラド
何というか、いいアニメーション映画の要件の「半分」はほとんど満点だと思うんですよ。
雨を告げる漂流団地も、そうでした。
とにかく映像で楽しませてくれますし、演出、基本設定、大まかな展開は良い出来としか言いようがありません。
(過去の名作へのオマージュには目を瞑るとして)
ただ、物語構築と脚本、キャラクターの作り込みが、制作のクオリティと比べると酷く落ちるんです。
物凄く優しい目で全体を受け入れてあげれば、ああなるほど、テーマもいいよね、なんですが、映像や演出、展開で決め打ちしたポイントを超強引に接続していくので、大人や説得力を求める児童が見てしまうと、「惜しい」とか「は?」とか「ありえな過ぎて冷めるんだけど」って評価にしかならないと思います。
物語構築や脚本の質を高めて、映像や企画側のやりたいことと対等なレベルで調整しないと、制作の上手いスタジオってだけで終わってしまうのでは。
今回は、物凄く厳しい言い方をすると、出資側リードなのか企画側リードなのかわかりませんが、「山形で新しい千と千尋をやりたい」ってのがあまりにも見え見え過ぎます。余程の要望があったのか、地域の予算が入っているのか...
でもね、それじゃCMになってっちゃうから、出資側なのか企画側なのかわかりませんが、もっと創作レベルが高まるようにしないと投資の効果がないと思います。
壮大に惜しい
アニメとしてはジブリと新海誠に匹敵するクオリティですが、如何せんストーリィがついていけません。ポケモンやアンパンマンレベルでリアリティもポリシーも感じられません。
もちろん社会的サイドとしてジブリが反体制・共産革命で、新海誠がフリーセックス・フリーポルノに振っていることは明らかですが、そこまでいかなくとも「恋愛軸」「社会軸」は考えて欲しいと思います。
山形ありき?
山形からPR依頼あって、短めの納期と低めの予算でサクッと仕上げたのかな?と思うくらい酷い。
地域PR動画だけあって、絵は綺麗。しかし、災難は実在しないところで。死者が出たらいけない。そんな決まりがあったんだろうなーという、自由度のない中で考えた結末に向って、依頼チェックポイントを無理やりこなしながら話しが進行していく感じ。
小手先の辻褄を合わせたところでそもそもストーリー自体がつまらない。売れたアニメ映画の詰め合わせ的な既視感満載さは、ストーリーの粗さへの突っ込みどころから目を逸らさせる考え抜かれた技術なのかもしれない。
今年の映画で、9作品ぐらい見てますが、今のところ1・2位ぐらいのと...
今年の映画で、9作品ぐらい見てますが、今のところ1・2位ぐらいのとても面白い映画です。
ロードムービーは、かなり退屈になる部分が多くなる作品ですが、本作品は、場面場面で意味があり、あまり退屈にはなりません。
映像もすずめの戸締まりに似ていて、かなり綺麗です。
ジブリ作品や細田監督の作品、新海作品が好きな人は本作品も好きだと思います。
映画館ではほぼやってませんが、映画館での迫力は別格です。
もし、お近くの映画館でやってましたら、是非映画館でご鑑賞ください。
結構おすすめです。
鳥肌と感動します。エンドロールも個人的に好きです。
前半のリアリティが後半まで続かなかったのが残念
公開から3週間以上が経つが、ようやく観に行った。珍しいことに地元の米沢が舞台になったアニメ映画である。映像の画力は凄まじいレベルで、地元で見慣れた風景がアニメ化されているのは実に心地よいものだった。自然描写も見事なもので、特に物語のキーとなっている雪の描写は非常にリアルだった。それだけに、脚本の出来がイマイチだったのが惜しまれた。
ファンタジー映画というのはアニメでは定番のようで、鬼滅の刃もすずめの戸締りもいずれもファンタジーであるが、物語の出来にはそれぞれ大きく差がある。鑑賞に耐えるかどうかは、その世界のルールがきちんと描写されているかどうかだと思っている。鬼滅の刃の世界はルールが非常に明確に示されているので、各キャラの行動が良いのか悪いのかが手に取るように分かって、観ている側も引き込まれるのだが、すずめの戸締りのようにルールが不明のまま物語が進行してしまうと観ている側は疎外感ばかりを持て余してしまうことになる。本作も後者に属すると言わざるを得なかった。
映画の開始にある米沢駅から一中までの通りは、私も中学生時代に通い慣れたところであり、その描写のリアルさには本当に感心させられた。主人公の二人が出会うバス停は、何と現在の住居から一番近いバス停で、笹野観音前の白布通りである。毎朝の散歩でしょっちゅう通っている所で、周囲の家屋の佇まいなどもそのまま描かれていた。夏祭りの会場は笹野観音だが、ここのお祭りは真冬の2月に行われる花祭りがあるだけで、夏にこんなお祭りは実在しない。また、二人が立ち寄る小野川温泉の宝寿の湯にも行ったことがあるし、二人が向かった山寺日枝神社にも行ったことがあるので、物語の世界は非常に馴染みがあるところばかりだった。
問題は、まず主人公の行動原理であるように思えた。人の良さを示すエピソードが立て続けに出されているが、それだけで見知らぬ少女を連れて米沢から山寺まで歩いて連れて行こうというのはいくら何でも無理があると思った。60km 以上の距離があるので、18 時間以上かかることになる。それも親に無断でである。この時代に携帯で無事も知らせずにそんな行動をしてしまったら親はパニックになって必死で探す羽目になるはずである。人がいいなら親に対しても良くなければ話がおかしなことになる。もっと明確な理由付けがあるべきだった。
道中でいい人ばかりに出会うエピソードは好ましかったが、かなり現実性が薄く、更にそれらが後半の展開にあまり関連が深くないのが勿体無いと思った。見知らぬ客人から唐突にしばらく働かせてくれと言われて引き受けてくれる旅館はまずあり得ないだろう。千と千尋のパロディのようにも感じられたので、オリジナリティが薄れるのも勿体無いと思った。異世界との出入り口が高畠町の瓜割石庭公園で、川にかかった橋を渡るというシーンも千と千尋を彷彿とさせた。
異世界を人間の目から隠すために雪を降らせる雪神というのもその仮面はカオナシを彷彿とさせたし、飛んでいる姿はハク竜のようにも見えた。ここでの問題は、なぜ雪神が鬼を襲うようになったのかという理由が全く示されない点である。人間が鬼になる条件も不明だし、ツムギの母親がいなくなった理由や、その役割を放棄したらどんなペナルティがあるのかなども全く不明である。これでは観る側は全く主人公らに入り込めない。
前半がリアルだった分、後半の組み立てをもっときっちりやって欲しかったと思うばかりである。いっそ、何故米沢にあれほどクソのように大雪が降るのかに結びつけてくれたら良かったと思う。
(映像5+脚本2+役者3+音楽3+演出4)×4= 68 点。
見る人を選ぶボーイミーツガールな物語
鑑賞後に再度レビューを眺めると悪い評価も良い評価も理解できる作品でした。
個人的には全体を通して物語や設定を脳内で保管しながら見て進めていく事が出来たのもあり、楽しめる作品と思えました。
背景も綺麗で音楽も良く、全体的に評価が高かったです。
『ヒロインが可愛い』からラノベ感覚で見れる人にはオススメ出来ると感じました。
真面目な視点で見てしまうと設定や物語、登場人物に対して色々な違和感を感じてしまい楽しめなくなってしまうとも思えます。
見る人を選ぶ作品になってしまってる様に感じる所が多いのが惜しい点かと思います。
出来たら劇場で観たかった
採点3.7
何者でもない少年と少女の成長を描いたロードムービー。
偶然のようなきっかけから二人が旅する中、出会う人たちから色々なことを感じ学んでいく二人。
作画はすごい良い感じで、主人公の二人ともかわいいです。
出会いから鬼の郷の顛末など設定や展開など気になるところはあるものの、ボーイミーツガールとして物語の閉じ方は最高でした。
「泣き猫」よりずっと成長を感じた本作、出来たら劇場で観たかったです。
ちょっとついていけませんでした
前作のスタジオコロリド作品が世間的には酷評ながらも個人的には好きな作品だったので期待して映画館に行きました。
が、ストーリーが入ってこず、「??」なまま物語が進みました。
道中のエピソードもどこかで観たような描写の寄せ集めで…
前作に引き続きキャラは可愛かっただけに残念。
感動も面白みも盛り上がりも感じられませんでした。
次回があるなら、まともな脚本を書ける方でお願いします。
推敲不足。ツッコミと改善点を多数提案します。
このサイトでえらく持ち上げる記事が目につき、せっかく地元県が舞台になったからとなんの予備知識も無しに観に行ったが、まーコレが何と言うか···「残念の寄せ集め」でした。
原作は誰なんですかね?
なんかのラノベのアニメ化なのかな?
何にしても薄っぺらいし、説明不足だし、御都合主義だし、安易だし···
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【ツッコミ】
ヒイラギ、親父に反発する理由が塾だけじゃ、それはもう精神年齢と行動が「のび太」だよ!
ヒイラギ、無断外泊せずにとっとと家に連絡しろよ!せめて母親には連絡しろ!
ヒイラギ母、そんなあっさり家出を許すな!駆け落ちを疑え!
二人とも、もっとヒッチハイクしろ!なんで歩く!?
フリマ兄弟のくだり、あんなにいる?
フリマ妹から子鬼が出るなら、もっと一般人から出まくるだろ!そのほうが危機感をあおれるだろ!
ヒイラギ、なんであんな遠くの小さい神社を知ってるんだよ!
てか、神社の意義が皆無やんけ!せめて屏風は神社で発見しろよ!なんで通りがかりの喫茶店に重要アイテムが!?
そんなとこ、親に頼んで車で連れてってもらえ!
鬼父、線路を歩いてくる登場シーンがクライマックスやんけ!俺は鬼の里から脱走したツムギへの刺客かと期待したわ!
旅館の人たち、高校生の男女を同じ部屋に泊まらすな!
どうせ同室泊にするなら、ヒイラギの童貞ゆえの妄想や葛藤とか、ツムギの胸元がはだけて「見るな!」と枕の一つも投げつけるとかのお笑いシーンもほしいぞ!
コミカルなドタバタが足りないから抑揚がないのよ。もっとキャラを信頼してイジらないと!
何で母親は外界でヒイラギを狙うの!?
雪の化け物、電車に閉じ込められるレベルで人を襲うんか!
人間に見えないなら雪で隠す必要あるか!?
タイムリープをなんの脈絡もなく挟むチートやめれ!
ツムギ、ノープランで鬼ヶ島に行くな!
てか、誰も死んでないよね?全然緊迫感がないのよ!
鬼母、娘の受け入れ方がライトすぎるだろ!
ヒイラギのツノがそんな簡単に消えるなら、鬼村の人たちも人に戻るんじゃないのか?
てかオニの村の人達、もう普通に社会復帰してないか?
母娘再会シーン、なんで舞空術が使えてるんだ!?
社会不適合者が鬼になって人里を離れるなら、角が見えないという設定は矛盾してるよね?角が生えたから鬼として忌み嫌われるんじゃないと辻褄が合わないと思うぞ!
ヒイラギ親父、なんで鬼村の入口で息子を待ってるんだ!?なんでそこ知ってる!?
そして最後に、オチがミエミエ過ぎるやろ!!!!!
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脚本を書いた人は中学生ですか、それとも中二病ですか。
登場人物に深みがない、心理描写が甘い、ご都合主義が過ぎる、謎解きが浅すぎる!!!
よくこんなものを出せたものです。
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【この作品を言い表す】
以上を踏まえてこの作品を表現するなら、
地元の「アニメで一発当てれば聖地ビジネスで一山狙える!置賜縛りにしてや!ウチラだけ儲けたいさかい!」という厭らしさと、「オッケーでっせ、うちらなら出来るさかい」「しかも地域限定ならロケハン代も安く済むがなw」とソロバンを弾いた製作陣による、「とりあえずやったった」的作品だと感じた。
あえて言うなら「すずめの戸締まり」の劣化縮小海賊版か同人映画か、そんな雰囲気。
同じような上映時間でもこんなに違うのがすごいなー。
もう、呆れてしまって。愚痴が出るわ出るわ。とまらなーい。
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·【改善策の提案】
さてさて、愚痴ばかり書いても制作陣に申し訳ないんで、私なりの改善策を、思いつくままに。
①雪鬼(だっけ?以下そう表記)になるのは母ではなくツムギの姉にして、姉を探す妹の話にする。
だいたい世界のどこでも生贄は処女ですわ。じゃないと悲壮感が足りない。
姉が生贄なら親がそれに耐えるにせよ隠すにせよ、親の苦悩にリアリティが生まれようというものである。
それに母親が寂しがって暴れるとか、そりゃないでしょ。「なんで私だけ」と暴れて絵になるのは青春に絶望した乙女だけ。
②雪鬼になるのは複数名設定にする。
じゃないと「里を守るため」の大義名分に悲壮感が足りない。
複数名設定で各時代の乙女たちが身を犠牲にしているなら、ツムギが雪鬼を解放したときに「タイムリープで」何かしらの救いがある、という立体的シナリオも作れよう。こういうのがないとタイムリープが蛇足に終止する。
③ヒイラギの友人をモブ化しない。
ヒイラギの記憶演出が鬼娘だけでは視野が狭くて安っぽい。ラストシーンはヒイラギが友人と交流するところに鬼娘と再開して「彼女!?」みたいなノリのイジりを。
④で、タイムリープはお粗末。
あれのせいで「君の名は」をパクったのかと思ってしまう。どうしてもタイムリープをしたいなら、「鬼の特殊能力」とかの理由付けがほしい。
でもそれをすると、もっと昔の、「ヒイラギが幼少期に山で迷子になったとき、鬼娘の声を聞いて家に帰れた、手にはお守りがあった」とかのタイムリープのエピソードを挟まないと伏線が成立しない。
もっとシナリオを練らないと。
⑤山形県置賜地方限定の話にしない。
話が狭い。山形縛りなら酒田市まで話を広げよう。そこならクルマで2時間半かかるよ。歩けば1週間だ。途中には出羽三山があるし、山越えを試練の演出にすれば丁度よい。
酒田が遠いなら、米沢からクルマで1時間強の川西町に「空気神社」なる、それはそれは清々しい神社があるので、それをネタにしてもよかった。
⑥神社に至る過程で余計なドラマを詰め込まない。
ヒッチハイクすりゃ一日で往復できるよ。旅館に泊まるとかいらん。風邪もいらん。とっとと神社に行って話を展開しよう。なんなら、家に帰ってチャリンコ二人乗りでもいいくらい。
⑦モブさんは雪鬼に喰われたら血の一つも出して死にましょう。それが無理なら魂を抜かれて倒れましょう。
ヒイラギだけは雪鬼が家族に託したお守りを持ってたから大丈夫だったという設定が良いと思う。
雪鬼はもっと強く恐ろしくなりなさい。下手したらかわいいんよ君たち。
⑧特殊能力が増えないならヒイラギが鬼になる必要はない。
どうしても鬼にしたいなら、鬼娘と反対側に生やして、精神世界で合体して完全鬼になり、それで戦うなり解放されるなりにする。せっかく生えた角なんだからもっと意味を与えないと。ただ生えて消えただけじゃ無意味。
⑨タイトルで「好き」「嫌い」「天の邪鬼」を語る必要なし。内容が違うもん。こりゃ「母をたずねて三十里」やで。
私ならなんてつけるかなぁ。「ツムギ〜隠れ里の鬼の子」、「鬼のかくれ里のおはなし」、「僕たちは探す、夏に舞う雪の理由を」、「かくれんぼ鬼を私達は見つけた」·······だめかー。才能をください神様。
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·【おわりに】
···てことで、徒然なるままに書いてしまいましたがここで終わります。あーつかれた。観るのも書くのも。
ちなみに「聖地」(笑)に一番近いイオンシネマ天童で観たけど、観客は私ともう一人でした。
最後にフォローすれば、絵はきれいだし、歌も今風で、内容さえ練られていればソコソコ楽しめただろうになぁ。
愚痴とツッコミと改善提案の多さは、素材の良さゆえと好意的に捉えてほしいっす。
愛っす、愛。
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p.s.
この手の話なら宮崎駿や新海誠を模倣してもだめだと思う。今更感がすごいから。
p.s.その2
「ツインエンジン」と言いながら、そのマークが「ツインエンジン」ではなく「V型エンジン」なの草。
ツインエンジンって、その名の通りエンジンを2つ積むことですよ。
p.s.その3
佐藤レモナ氏の(御用?)記事の、「この作品は押井守作品のように一人が百回観るやつ」という文が決め手でした。でも、私は99人の方でした。押井守大好きな私は見事に釣られました笑。今後はこの人の記事の反対を私の真実といたします。
それと、記事であそこまで内容を書いてるなら、私の投稿は「ネタバレ」には値しないと判断します。
あまのじゃくの意味が分かった。
この映画も昨年の映画バブルと同じくネトフリと同時放映の映画。
それが影響しているのか映画館で放映している所も少ないし一日の放映回数も少ない。
見る事もでいないかと諦めようとした所、何とか夕方放映で見ることができました。
少なくともネトフリと同時はやめて欲しい。
ネトフリで評判になったら映画館でも放映するとか、ネトフリは映画放映2週間後かにするかにして欲しい。
内容としてはボーイミーツガールの冒険物。
米沢の高校生ヒイラギは学校でもボッチ、だけど仲間になりたくて色々手をつくすが、本人は超のつくお人好しの上に体良く使われるだけの存在。
そこに人間界にとある目的の為にやってきた鬼っ娘のツムギと出会う。夏だと言うのに何故か雪が降ったり怪現象に襲われることに。ヒイラギは人の良さでツムギの目的の為に尽くす事にするところから冒険?が始まる。
映像は素晴らしい。久しぶりに米沢で米沢牛食べたくなった。
それにしても出てくる人達が揃いも揃って良い人だけ。この辺はスズメの戸締りと同じ感じだ。
良い人なのは良い事だが良い人過ぎる人しかいない違和感。
物語的にはパブルと異なり筋の通った話にはなっている。
それとアマノジャクのタイトルの意味も分かってきた。皆好きでもないのに仕方なくやっている事がある。その意味と我慢?、忍耐?、耐えきれない思いが交錯する。なかなか簡単に割り切れない思いを抱えてどう生きるのか、それが問題だ。
思いを溜め込むだけ、思うだけでは伝わらない、きちんと自分の意思を相手に示さないといけない。その事を伝える事の大事さ。忖度ばかりではダメなのだ。そんな映画。
良いと思う
設定や展開が荒唐無稽な感じはあるけども、正直あまり気になりませんでした、だってアニメだもん。
なので、アニメに求めているものが「何もかも現実通り!ファンタジーは最小限!リアリティこそ全て!」って感じの方には向かないのかな、と思いました。
感想としては、絵が綺麗な上、キャラが可愛らしいので見ていて癒されるといったところが大きいです。
作中では綺麗な田舎の風景が描かれているので、田舎育ちの身としては、学生時代を思い出して少しノスタルジックな気持ちになりました。
内容は「ファンタジー×青春」モノって感じです。
「雰囲気を楽しむ」といった側面が強いことは確かですが、アニメにリアルを求めていない私からしたら、十分楽しめました。
全体的にゆったりした雰囲気の映画なので、「アクション系や感動系の映画ばかり見て疲れた!」って人にはちょうど良いかもしれません。
色々もったいない
絵は好みなのですがストーリーやテンポがいまいちでした。 作り手の「こういうシーンを見せたい」「こういうセリフを言わせたい」というのは伝わってくるのですが、展開を無理やり繋げている感が否めません。登場人物の行動やセリフも不自然だったり説明的なのが多くて??でした。
地元とタイアップしている以上いろんな風景を出さないといけないノルマがあるのだろうと思いますが、ストーリー的な必然性があまり感じられませんでした。 いろんな場所を出す都合上、一つ一つのシーンが短く視聴者が場所を認識できないまま置いてけぼりを食らう感じでした。地元民以外はついていけないのでは? 山形のPRとしては場所を絞ってじっくり見せたほうがよかったと思います。
それと鬼の世界があまり歴史的な深みも感じずとってつけたような感じで??でした。鬼である必要性すらもあるのかどうか。 クライマックスはどの部分かと聞かれるとかなり困ります。
食材は良いのに調理に失敗した感じな作品でした。 コロリド作品は丁寧に脚本を作れば大化けするポテンシャルを持っていると思うので次作に期待。
世界に入れない
いきなり説明的に主人公の性格を説明するためのエピソードの羅列、
行動原理に説得力がなく、ヒロインとの出合いなど違和感がありすぎて世界に入っていけない
こういうところに気を配れない作品は正直期待できないと思いつつ鑑賞開始、続きを見てますが、正直キツイ
登場人物が揃いもそろって薄っぺらく、薄っぺらい父親との確執解消エンドが垣間見えてしまい
うーん、見続けるべきか?
山形県のPR映画として楽しむのはあり
ファンタジー色の強い設定でボーイ・ミーツ・ガールの物語を描く。日本のアニメ映画にたまにあるが、根強い人気があるのだろう。本作も鬼の少女に出会った少年を主人公にした物語。
舞台となった山形県の光景が美しいしとても魅力的。目的地に移動する中で出会う町の姿は行ってみたくなる。山形県のPRアニメとしてはそこそこ楽しめるということ。
でも、肝心の話があまりピンとこない。母親を探し出した後から、結局どうなって問題が解決したのかがわからない。母親はそれでいいのか?じゃ、そもそも何が問題だったんだ?と疑問に感じた。鬼になったり、鬼じゃなくなったりの基準もよくわからなかった。設定をそこまで細かく決めていないんじゃないかと疑ってしまう。
ボーイ・ミーツ・ガールとしても中途半端。お互いがどこに魅力を感じているのか、どうやって心の距離が縮まったのかがボヤケている気がした。随所に「すずめの戸締まり」っぽさを感じたが、それを全体的にスケールダウンさせた映画だった。
二人の旅路はかなり面白く見れるのだけど
柊とツムギ、本当に突発的に始まった二人の危なっかしい旅の様子や
出会う人との交わりとそれによる成長の描き方はかなり良く、
「嫌な人物や事件」が全くない物語なのに
思った以上に楽しむことができた
それだけに物語の本筋、
夏に雪が降るという異変やツムギの故郷で起きている事件やその顛末、
特にクライマックスがすごい駆け足にざっくりと昇華されてしまうのが残念
父子の描き方は良いのだけど
母子の描き方はなんか事務的
みていて「スタッフが描きたかったのはここなんだろうなあ」ってところ
だけが良い映画だった
正直もったいない
ツインエンジン、ニ馬力
雪国から電車、
学校から祭り、
場面の切替わりも気持ちいい、
何気ないが背景の彩色、
というか、配色?
同じ系統の色でも豊富に使ってる気がした。
キャラの目線、表情、
カメラの構図、伏仰、動かし方、
それに伴う不要な情報の省略等々、
まだまだある100点満点。
考え抜かれている技術の高さ。
最大限のリスペクトと、
期待を込めて、
小言を言えば、
鬼関連、隠の郷、ユキノカミで、圧倒してほしかった。
破綻を恐れない120点、
またはK点超えのマジックを、
捻り出せれば、
ツインエンジンも、
ニ馬力超えか、、、
っていうか、
すでに、
マーケット的には、
ニ馬力を超えているのか。
確かに、
ウマ娘も、
ニ馬力を、
ハナの差でかわしていた。
【蛇足】
講師で行っていた学科で、
うちのゼミの隣りのゼミで、
Kさんの作品を卒業制作まで拝見してました。
アニメーション、人物の動かし方等、すごい!
デデデデも素晴らしかった。
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