「ダンスシーンはさすが圧巻」行きがけの空 コビトカバさんの映画レビュー(感想・評価)
ダンスシーンはさすが圧巻
父親であって欲しいと願う美歩と、じゃなかった場合を考えてない望月。さらに強く願う友人と、なんだか静かに覚悟している妻。結果はある程度分かっていたものの、ちょっと寂しい。
子供を欲しがらなかった理由が明らかになり、2人の境遇を重ね合わせると、引き寄せ合うのは必然だったように思える。
服部さんが出てることもあって、ちょっと『ミッドナイトスワン』とも重なった。
ずっと静かだけど、こういう作風は好き。
難点をいえば、ストーカー後輩が早々に引き下がってしまい、期待してたより薄味だったのが少し残念。もっとビンビンに居場所突き止めるくらい、へこたれないストーカーであって欲しかったかな?
望月さんはカフェで気づかれたり、ネットニュースに出るような俳優なのに劇中のお芝居が、規模も内容も小劇場みたいでちょっと違和感。予算の関係なのだろうけど、もうちょっとどうにかならなかったものか。
病室でうつむいた顔がお父さんそっくりだった。若い頃はお母さん似と思ってたけど、男は年取ると父親に似てくるもんだな。
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