「江戸好きにはニヤニヤワクワクしてしまう要素が多い」八犬伝 NAOさんの映画レビュー(感想・評価)
江戸好きにはニヤニヤワクワクしてしまう要素が多い
江戸文学好きには避けて通れない南総里見八犬伝と馬琴と北斎を題材にしてるとなると観なくてはならない作品。
冒頭は八犬伝から始まり、そのさわりを馬琴が言って聞かせて北斎が挿絵のイメージをさらさら描いて、
さらに馬琴をインスパイア
なんともワクワクするシーンです。
実際に馬琴と北斎は読本の作者と挿絵画家として長くタッグを組んでいた、同居してたともいわれていますので、ありそうな話です
実際は馬琴が下絵を描いて、北斎が描いてたらしいですけどね。
多作だった馬琴が、25年に渡り描き続けたのが八犬伝
超大作ですよね。すごいSFっぽい作品だし。
2人で高めあって書いてたのかなと思うと胸熱ですw
北斎の娘の話や、馬琴の息子、息子の嫁の話などのエピソードも出てきて、面白い
八犬伝の物語もきっちり最後まで描ききられていて一本で2本分の美味しさ
役者は現実パートが渋い演技派、役所さん、内野さん、寺島さんなどがしめ、脇を固める役者さんはあまり有名じゃない人を配置してて、馬琴と北斎に集中できる。
八犬伝パートは若手俳優さんたちがわちゃわちゃしてるなんか特撮ヒーローものみたいで、キラキラしてたり、CG満載でファンタジー作品
渋い人間ドラマとキラキラファンタジーが交互に来て、長い映画ですが、どちらも楽しめました。
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