「若者を信じていれば…?」八犬伝 10さんの映画レビュー(感想・評価)
若者を信じていれば…?
素敵な良作でした。現実パートも虚構パートもバランスが良く、感動します。
アクションも見応えがあり、衣装も小道具もVFXも凝っている。たぶんほぼグリーンバックだろう映像はご愛嬌。
ただ、この作品が大ヒットするには、若者の口コミを信じる必要があったのではないでしょうか?
今をときめく俳優が勢揃いして好演していながら、ポスタービジュアルは………。
メインストーリーは滝沢馬琴なので合っていますが!
大河で大人気になっている塩野瑛久さんもいきなり出てきてびっくりしました。予告にいましたっけ?
お路さんと滝沢馬琴の関係性も、なぜこの描写をこの時代に選んだのか…?どのようにでも解釈できる八ヶ月をなぜそうした描写に…?という疑問が。
製作と配給の問題なのか、集客の問題なのか、早くもスクリーンが減少していますが、今日観て良かったです。
とはいえ、若い世代にとっても面白いもの、観たくなるものを作るつもりでいなければ、せっかく素晴らしいのに細部やPRで失点するのはもったいないな、と思いました。
でも陰陽師0の成功もあり、国内のファンタジー製作力は確実に上昇中なことがわかり、嬉しい限りです。
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