「尺稼ぎな感じも」八犬伝 ガゾーサさんの映画レビュー(感想・評価)
尺稼ぎな感じも
2024年劇場鑑賞273本目。舞台挨拶中継付き。本編前。案の定ネタバレ気にして言葉を濁す役所広司。こういうことする映画は微妙と相場は決まっています。
作者側と作品を交互に描いていくという、どうも山田風太郎の原作通りの展開らしいです。ただ、本当は滝沢馬琴と葛飾北斎のやり取りを描きたかったけどそれだけじゃ尺が足りないから八犬伝の部分もダイジェストでくっつけた感じでした。もちろん28年、98巻、106冊の大作で、まず八人集めなきゃいけないからまぁ薄い感じの話になってしまいました。映画にまとめるなら新・八犬伝を原作にした真田広之主演の里見八犬伝の作り方が正解なのかもしれません。後は大河ドラマですかね。いいんじゃないですか、たまには完全フィクションでも。でもお年寄り怒るか・・・?
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