ダブル・ライフ

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ダブル・ライフ

解説

中国と日本でそれぞれ映画制作を学んだ余園園(ヨ・エンエン)の初長編監督作品。本当の夫とレンタル夫との二重生活を送る女性が、次第に新たな感情に気づいていく姿を描き、SKIPシティ国際Dシネマ映画祭2022の国内コンペティション部門で最優秀長編作品賞を受賞するなど高い評価を得た。

一緒に行くはずだったワークショップを夫にキャンセルされた詩織は、家族代行業者の淳之介に夫役を依頼。一緒に参加したワークショップで、手と手が触れ合ったとき、相手に心を覗かれているような不思議な感覚を覚える。レンタル夫の淳之介に満足した詩織は、この関係を継続すべく、本当の夫に内緒で小さなアパートを借り、淳之介と疑似夫婦生活を始める。本当の夫とレンタル夫との間を行き来する二重生活を送るうち、詩織は封印していたかつての夢や、心の奥底に眠る感情に気づいていく。

結婚生活に不満を持つ主人公の詩織を「ざわめき」の菊地敦子が演じた。監督の余園園は、中国の名門・北京電影学院を卒業後、日本語を独学して留学。東京ビジュアルアーツ映画学科に通い、立教大学大学院の万田邦敏教授のもとで演出を学んだ。大学院の修了制作で本作を手がけた。

2022年製作/104分/日本・中国合作
劇場公開日:2024年4月19日

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(C)2022 ENEN FILMS

映画レビュー

2.0シオリ探偵

2024年4月21日
Androidアプリから投稿

悲しい

幸せ

夫との生活の中で感じる穴をアパートを借りてレンタル夫を雇って埋める妻の話。

御世話になっている先生が開催する「愛のコミュニケーション」というワークショップに、一緒に参加する約束だった夫にキャンセルされた妻がレンタル夫を雇って巻き起こっていく。

個人的にはレンタルファミリーもコミュニケーションのワークショップも興味ないけれど、一定数こういうのにハマる人がいるから成り立つ訳ですよね…ということで、実際にいるように見える架空の男性にハマり、そして本当の夫に対する思いに気づく妻と、気付いた時には今更な夫と…。

決してつまらなくはないしそれなりには観られたけれど、意外性はないしつくりも粗いし、まあこんなものかなという感じ。

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Bacchus