ダブル・ライフ
劇場公開日:2024年4月19日
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解説
中国と日本でそれぞれ映画制作を学んだ余園園(ヨ・エンエン)の初長編監督作品。本当の夫とレンタル夫との二重生活を送る女性が、次第に新たな感情に気づいていく姿を描き、SKIPシティ国際Dシネマ映画祭2022の国内コンペティション部門で最優秀長編作品賞を受賞するなど高い評価を得た。
一緒に行くはずだったワークショップを夫にキャンセルされた詩織は、家族代行業者の淳之介に夫役を依頼。一緒に参加したワークショップで、手と手が触れ合ったとき、相手に心を覗かれているような不思議な感覚を覚える。レンタル夫の淳之介に満足した詩織は、この関係を継続すべく、本当の夫に内緒で小さなアパートを借り、淳之介と疑似夫婦生活を始める。本当の夫とレンタル夫との間を行き来する二重生活を送るうち、詩織は封印していたかつての夢や、心の奥底に眠る感情に気づいていく。
結婚生活に不満を持つ主人公の詩織を「ざわめき」の菊地敦子が演じた。監督の余園園は、中国の名門・北京電影学院を卒業後、日本語を独学して留学。東京ビジュアルアーツ映画学科に通い、立教大学大学院の万田邦敏教授のもとで演出を学んだ。大学院の修了制作で本作を手がけた。
2022年製作/104分/日本・中国合作
劇場公開日:2024年4月19日