国宝のレビュー・感想・評価
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これは映画館で見た方が絶対に良いと思う
吉沢亮演じる喜久雄が歌舞伎の世界で人間国宝となるまでの一代記。そして、その中で、横浜流星演じる歌舞伎名門の跡取り息子・俊介との友情・同志愛が物語の芯となっています。
喜久雄はとある事情で歌舞伎名門・花井半二郎(渡辺謙)の家に引き取られ、俊介と共に厳しい指導を受けながら役者として育っていきます。二人は、子供時代、同志として切磋琢磨しながら一緒に育っていくのです。ドロドロした部分はほとんど描かれないので、見ていて実に気持ちが良いのです。
印象的なシーンはたくさんあるのですが、私が最も感心し感動したのは、1回目の曽根崎心中、喜久雄の大役デビューのシーン。曽根崎心中は半二郎の体調不良により代役として喜久雄が立つことになったのでした。代役が跡取り息子の俊介ではなく喜久雄。複雑な感情が二人によぎります。
俊介が喜久雄の楽屋に入っていくと舞台化粧に手間取る喜久雄の姿。「始まるのが怖いねん。震えが止まらんねん。俊坊、怒らんと聞いて欲しい。今、俺が一番欲しいのは俊坊の血やわ」と涙ながらに言う喜久雄。「(あれほどに修練してきた)芸があるやないか」と優しく答える俊介。あれほど厳しい修行に耐えた喜久雄の、頂点を目指す人間しか味わうことのできない怖ろしいまでの緊張。それがわかる俊介。この二人のやりとりには本当に感動しました。素晴らしかった。
今、1回目と書きましたが、当然、2回目があります。それもまた良いのです。この二人の関係性、友情と言うよりも同じ戦場で戦ってきた戦友です。俊介は糖尿病で左足を切断。それでも曾根崎心中をやりたいと言います。近い将来、右足も切ることになるからと。相手役を喜久雄が務めますが、右足にすがりつくシーンで足先が変色しているのを見ます。喜久雄、涙が出てしまいます。私ももらい泣きしてしまいました。
吉沢亮さん、横浜流星さん、両者とも本当に素晴らしかったです。歌舞伎のできばえは素人だからわからないのですが、発声・舞踊・所作など凄いですね。相当の努力・研鑽を積まれたことくらいはわかります。
全体としてほぼ3時間の大作ですが、本当に良いものを見せていただきました。感動しました。
この映画は映画館で見た方が絶対良いですね。テレビ画面だと感動が伝わりにくいかもしれません。
3時間
最近のトレンド?
ボリウッド並みに長い作品。
インターミッション欲しかったな〜
子役(といっても16歳の役)に圧倒された。
黒川想矢君。
美し過ぎるわ。
ポスト柳楽優弥?
そしていつの間にか吉沢・横浜コンビに。
歌舞伎の衣装だとどっちがどっちか時々わからなくなり、刺青頼り。
花井家にやってきた東一郎。
血筋は争えるものではない。
東一郎の才能がそれに勝るという残酷な結果。
そこは何となく見えていた展開だが。
その辺までは面白かった。
その後いくつかのスパンがあって二転三転するのだが、そこからがやや長く感じられしまった。
とはいえ、相当練習を重ねたんだろうな〜というのが伝わり、圧倒された。
万菊演じる田中泯さんの迫力が素晴らしい。
絶妙に惜しい感
原作読了済み
尾上右近がナレーションのAudible版がまるで壮大な映画のようで、ものすごく浸れたのもあり、
実際に映画になったらどんなかと、かなり楽しみに劇場へ
場内のお客さんはかなり年配の人が多めな印象でした。
もとより数十年のひとりの人生を描いた作品なので、三時間あるとはいえかなり省略しないと入りきらないのは当然なのはわかります。
が、歌舞伎の舞台部分を中心にして描いていた本作は、画像的な華やかさは勿論あって良かったのですが、もう少し各所に説明入れた方が話わかりやすくなったのかなぁ?と
なかなか難しいのはわかりますが、唐突に登場人物が出てきては居なくなるような感じで(原作もそういう面がないわけではないのですが)セリフというか、会話を控えめにしていたせいか、ちょっと原作未読だとこれわかりにくいのでは?と思うところが何回か。
朝ドラみたいに、第三者のモノローグとかもしかしてある方がわかりやすかったかなぁとは思いました。テレビじゃないから、現実的な演出ではないですが。
昭和のオリンピックあたりから始まる物語なので、時代的なことはただ年号でなく、時代を表すような絵をカットに挟むとかしたほうが、そういう時代なんだな、とか観て直感的に理解しやすかったかもな、とか、
なんとなく全般的にもう一声!って感じの残念さがありました。
時代背景も知っていて観るのとは受け取れる情報が違うかなぁって。
関西歌舞伎の凋落とか、地方巡業のこととか、そのあたりの説明も全部端折られてるので、歌舞伎に普段縁のない人には、どさまわりしてる時との小屋の違いもわかりにくかったのでは?とか。
なんとなくイロイロ思いながら観ておりました。
吉沢さんも流星さんもとても綺麗に舞を魅せてくれており、その辺は良かったと。
かなり稽古しないとなかなか所作全般大変だったろうなぁ!と。
小説では(映画では、ほぼ最初にしか出番なかった)トクちゃんが格好いい立ち位置なのですが、これはしょうがないけどほぼ出番なしだったのもやや残念。
長崎弁が大阪弁になるとか、そういうあたりも曖昧だったなぁとか。
歌舞伎演目に全振りしたのはわかるのですが、そのぶん登場人物たちの魅力が全員かなり浅くなってしまっていたかなぁと。
原作にある最後のシーン、普通に劇場内で終わったのはちょっと残念でした。
街中で状況をまったく知らない人々の中で無心に舞う姿とか、そんな演出で観てみたかったかなぁ。
吉沢亮見よ♬というノリで観て後悔
あまり映画が好きではありません(長いのと感情移入して疲弊するので)しかし文学部出身ということもあり歌舞伎に興味があったのと吉沢亮さんに興味があったので軽いノリで観に行きました。
吉沢亮さんと横浜流星さんの切磋琢磨バッテリー的な物語を想像してはいけません。俳優の本気、美の暴力、めくるめく鬱展開、心を抉られる作品でした。映画館の粋という最上の音響で拝見したので、もうすごかったです。とくに渡辺謙さんが逃亡した息子の名前を連呼しながら倒れるシーンでもうあぁ………(絶句)すごい映画だなぁ…………でした。
めちゃくちゃ疲れました。ちょっと良いことが起こらなすぎるので腹括って観ないといけないという事でマイナス0.5しましたが、映像作品としてとても素晴らしかったです。
エンドロールの後、劇場が余韻に包まれた。
すごいとしか言いようがない。
今まで見た映画で一番濃密な3時間だった。人生の中で一番かもしれない。最初からエンドロール終わるまで、隣の席のこと忘れて没頭。
Netflixに頼らなくてもすごいもの撮れるんだ。アイスクリームのように溶けていく日本映画ばかりの中で、歴史刻んだ。
脚本、編集、映画芸術としての舞台、役者の鬼気迫る演技。全てが素晴らしい。
李監督、スタッフ、役者さんのすべてに感謝したい。
でっけー
芸術に命をかける者の人生を解像度高く描いた大作。
ルックバックやアマデウス、ブラックスワンを連想させる内容。芸術に没頭する人の姿からは狂気さえ感じるが、その極められた美しさは人としての常識や倫理を超えて万人に愛されることがよくわかる。
なにもかもを捨て、全てを歌舞伎に注ぎ込んだ東一郎が舞台上で魅せる姿は神秘そのもの。それを完璧に演じ切った吉沢亮は俳優としての境地に至ったと感じさせるほど。
一方横浜流星の演技は個人的にそこまでハマらず。過去作から常々思っていたが、日本人俳優特有の過剰な演技癖が抜けきらない印象。
観客に感動を超えて畏怖の念さえ植え付けるほどの人間国宝を演じた田中泯の存在感が半端ない。放つオーラが違う。
喜久雄の背中に彫られたミミズクの入れ墨の意味"恩返し"が結局どのように伏線として回収されたかが不明瞭だった。
万菊が喜久雄に対して「美しすぎる顔は芸を喰う」的なことを言っていたが、結局この台詞のアンサー的な描写がないまま終わったのはかなり残念だった。
喜久雄がドン底から這い上がる過程がごっそり省かれていたのも納得がいかない。3時間も尺があるのにここを描かないのは意味がよくわからない。
映像や美術は文句のつけようがないクオリティ。主題歌Luminanceも作品の雰囲気に合った綺麗な曲調。
カメラワーク、美術、演技力は本当にすごいけど
友人が「2〜3年観た映画でNo.1」と言っていたので鑑賞。
映画館で観るべき映画で、最高の映画体験が出来ました。
ただ…
リアリティが本当に無い人間が気になってしまった。
例えば春江(高畑充希)だが、途中でなぜ俊介(横浜流星)に乗り換えたのか。春江の家で雨宿りしていたから?でもわざわざ喜久雄(吉沢亮)のために上京してきたのだからそれが決め打ちにはならないはず。
そして久々に会っても後ろめたさもない。何じゃこの女と思った。
彰子(森七菜)も途中で喜久雄と一緒になる女性だが、なんかラストシーンも全然出て来ないし。喜久雄の殴られたシーンキッカケでいなくなった?としたら覚悟が足りなすぎない?で、ラストシーンで裏切り者の春江がにこやかに観てる意味が全くわからなかった。
そもそも喜久雄がお父さんに言われて歌舞伎をしているその真の意味も分からないし、最初俊介は喜久雄へ不快な態度を取ってたのにいつの間にか仲良くなってるし、で、そこの感情変化や掘り下げが足りてないと思った。
ちょっとしたところを省いてしまうと内容に集中できなくなる。原作見とけば良かったかな…
でもカメラワーク、美術、演技力、構成は重厚で、腹痛くてトイレ行きたくなったらどうしようと思ったけど作品にのめり込めて満足した3時間でした。
カメラマンが…のシーンは「うっわ…」と思った。あのシーンが伏線回収含めて最高すぎた。あれだけでも観る価値は本当にあるから⭐︎4にしました。
異次元
歌舞伎? 3時間?ってちょっと躊躇いましたが、好きなキャストさんばかりだったので、初日に観にいきました。
結果、懸念は吹っ飛び、最後まで圧倒されて釘付けでした。
全てのキャストさんの演技が素晴らしかったですし、脚本・演出等含めてこれ以上望めないんじゃないかと思えるぐらい、異次元の作品でした。
ただ...唯一気になったのが、人間国宝となった吉沢亮さんのメイク、これだけです。
でも、これを差し引いても十分満点です。
タイトルなし(ネタバレ)
ストーリーというより
目や音で楽しめた
映像美。
吉沢亮と横浜流星、
見るたびに味のある俳優さんになっていく。
血を吐き倒れた死に際の言葉。
深く心に刺さり、
あのシーンの流れる時間が、吉沢亮の表情が忘れられない。
原作はもっと深いと思う。
もっと掘ってほしいなぁという場面もチラホラ。
3時間でおさめるのがやっとというより
おさまりきってないかも。
とにかく
眼福でした。
タイトルなし(ネタバレ)
「血筋」か「演技の実力」か。
才能がある人物がその道(歌舞伎)の家庭に生まれるか、その家庭に教わるか。この映画のテーマのひとつだ。
悪魔と取り引きしようが、しまいが実力勝負。嫌、やはり血筋? 運命もあるのか?
ただひたすら精進する子供の頃と、何かを犠牲にして登っていく晩年の頃と、その間の長き描写がいい。ラストも。
この映画の魅力は観る人によって変わるかも知れない。
私にとっての魅力は 未知の "歌舞伎" の世界、 "人間国宝" とは何なのか?、そもそも "才能" に血筋が有るのか。そこに引き込まれる。俳優のアップ映像(撮影監督のソフィアン・エル・ファニ)の力。俳優達の何年にもわたった歌舞伎(女形)の鍛錬だろうか。
劇場に行かなくても 自宅のテレビ画面でいつか観れるのだろうが、約3時間 映画館に拘束される環境を自身で作って あえて観るのが『さらば、わが愛/覇王別姫』(1993)や『PERFECT DAYS』(2023)の様に適切と感じたこの1本。
↓追加感想の羅列(ネタバレ有り)
喜久雄がまだ幼い頃に入れ墨を入れる。同時期に背中に入れ墨を入れてる女の子春江。この二人の初期のエピソードがほぼ無い。長い原作から映画化するにあたってカットされた一部だろうか。
京都の芸子の藤駒との恋愛がスピーディー。藤駒の一目惚れだろうが、これももしかしたら原作ではじっくり書かれていたのかも。
胸ぐら掴んで文句言って、胸ぐら放すシーンが2回あって、その時の己の心情を表す演出が良い。嫉妬である。
親からの遺伝で受け継いだのは、歌舞伎役者としての才能。そして病気だった。
背中に入れ墨があろうとも、実の親の家業も関係なく国宝と成りうるラスト。実の娘に再会するが、貶されて褒められる。
役者として生きる
糖尿病で下肢切断とは…治療を止めていたか、なにか他にあったのかな。
女の扱いが軽いと言われているが、現実的に書いてるんじゃないのかな。
歌舞伎の演目中に音楽を壮大に重ねるのは好きじゃなかった。
原作未読。歌舞伎未観。
絶対もう1回は観ますね。
日本の映画って、スクリーンじゃなくてもいいのかな?って思うものが時々ありますが、この作品は絶対にスクリーンで観るべき作品。
美しく艶やかな舞台のシーンはもちろんの事、主役のお二人の表情、目の演技
歌舞伎の場面はどれだけ練習したのかな?
そもそも吉沢亮、横浜流星、永瀬正敏、田中泯…大好きな人たちが出てる作品で、何しろ予告のビジュアルがいい、観ない理由は1つもなかったけど…
いやもう1回は絶対観ます!
予告の見せ方、絶妙だったな…
寺島しのぶさんは、もうホント寺島しのぶさんにしかできない役でしたね。
⭐︎5にしたかったけど、ムスメと出会った場面がちょっと安易な感じもしたかなって感じで4.5にしました。
レビューを一旦書いた後に、いろいろ考えました。
血と才能と努力
血って、結局は経験値なんだと思います。朝から晩までその環境にあって、直に触れる事ができる。
だけど、才能は天からの授かりもの。
そして努力が裏付ける。
血って、人間が自分たちを守りたい…そんな気持ちと強欲が混じり合ったものなのかなぁ
追記の追記
吉沢亮を消せる吉沢亮と、どこまでも横浜流星の違いが主役、準主役を分けたのかな?
いや、2人とも主役
2回目を観たいけれど、一回見たからこそ覚悟がいると、なかなか観られませんでした。
でも、やはりいい作品です。
お2人がどれだけ稽古したかと思いましたが、若者時代の役者さんもきっと稽古を積まれたんでしょうね。
傑作であることに違いはないが…
傑作であることに違いはないが、完璧かと聞かれたら肯定しかねる。まずは、この作品の良かったところから書く。やはり、この作品の注目すべき点は歌舞伎を演じているシーンであろう。吉沢亮演じる喜久雄と横浜流星演じる俊介の「曽根崎心中」は引き込まれるような魅力があったが、最も印象に残ったのは田中泯演じる小野川万菊の「鷺娘」だ。ストーリー序盤に、この鷺娘を少年時代の喜久雄を俊介が鑑賞するシーンがあるのだが、人間国宝の芝居の凄さを少年時代の2人に思い知らせるには十分な演技でこちらも圧倒されてしまった。歌舞伎を観ること自体初めてだったので、歌舞伎初心者が歌舞伎を鑑賞る目的で観るなら非の打ち所のない作品だと感じた。次にこの作品の気に入らなかったところだ。ここからは、完全に個人的な意見なのであまり本気にしないでほしい。私はおもしろい作品に必要なものは「conflict」だと考えている。つまり、「対立」そして「葛藤」である。この作品には「葛藤」が不十分だと感じた。喜久雄に半二郎の代役を任せると告げられた時の、切磋琢磨してきた俊介がするはずだった役を奪ってしまったという葛藤。花井の血を持っていない自分が半二郎の名を継いでも良いのかという葛藤。おそらく、この作品の中で喜久雄は数え切れないほどの葛藤をしてきただろう。特に、PVでよく見かけた喜久雄がぐちゃぐちゃのメイクとはだけた衣装で舞っているシーンは、葛藤の末自暴自棄になったときのことだと思っていたのでなんだか興ざめしてしまった。ただ、傑作であることに違いはないのでこの点数とした。
凄まじい歌舞伎シーン
人間の狂気を描いた作品はとても好きなので期待してました
期待を超えてくる凄さでした
演技とか映像とか凄すぎて圧巻
約3時間と長いが次から次に展開が進んでいってあっという間に終わってしまった
ラストはもうなんかただただ画面からの美しさと覚悟と感動が一気に押し寄せてきて
言葉じゃ言い表せない感情になる
歌舞伎のシーンが凄まじい
吉沢亮の曾根崎心中のシーンとか歌舞伎の知識はほとんどないけれど衝撃を受ける
横浜流星の曾根崎心中も衝撃
1年半の稽古の努力が凄く伝わってきました
あとは田中泯の演技もとても存在感がありました
また、これは映画全体を通しても言えるが色味や、光と影の演出が素晴らしかった
序盤の方で東一郎が竹野にキレるシーンがあるけどその時の吉沢亮さんの演技が怖かった
狂気の世界と出会い別れ、苦悩が3時間の中に濃密に描かれていました
間違いなく世界で評価される作品でしょう!
歌舞伎に人生を捧げた彼らの壮絶な人生
歌舞伎に人生を捧げる理由
心が揺さぶれられっぱなしでした
美しい世界
御曹司の華と部屋子の執念がとてもいい対比になっていた
二人がいがみ合わず切磋琢磨していくのがまさに「芸事」だと思った。
悪魔に魂を渡してでも築き上げた国宝という地位と、完成された鷺娘の美しさはさながら浮世絵の様だったし、紙吹雪が本当の雪に変わり探し求めていた景色が現れた瞬間の美しさが圧巻だった
かなりの期間の年代を見せていく作品ではあるが、90年まではあまりときが進んでない様に見えるのは、梨園という閉じた世界を表現するためにわざと選んだのかどうなのか。半弥が亡くなってから急に時が進んで新しい世界に進んだように見えた。
長い!
歌舞伎の知識は、無いのですが
吉沢亮くんも、横浜流星も、どれだけ研鑽を
積んだのか。。。と思える
素晴らしい演技でした
でも、どうしても歌舞伎役者には
見えません
こんなに歌舞伎をがっつりやるなら
いっそのこと
団子くんと、染五郎とか
中村屋兄弟とか
歌舞伎役者さんに、演じてもらっても
良いのではないかと思うけど。。。
吉沢亮くんと、横浜流星の熱演ぶりが
凄すぎて
やっぱし、他の人ではあかんかなぁ
と、モヤモヤします
そして、なんで、舞台を関西にしたのやろ
メインの二人が、関西出身でないのだから
東京で、ええやん
関西弁探偵の、私は、決めゼリフの
イントネーションが気になって
感動が冷めます
クライマックスとなるべき場面が
何度かあり、そこを頂点に
世襲や、血、才能を乗り越えて芸に生きる
二人の姿をメインにした物語の方が
映画向きやと思うけど。。。
主人公が「国宝」となるまでの
長い道のりを描くなら
映画じゃなくて
大河ドラマとか、日曜劇場にしたら
良かったと思います
まだ、続きあるんか?
という気持ちになりました
そして、なんか、上から目線で
どや!すごいやろ!!と言われ続けていて
批判じみた感想要りません
みたいな、雰囲気の映画でした
単純な感想として。。。
黒川想矢くんが良かった
そして、俊ぼん、エエやつやなぁ
春江の心変わりにモヤモヤ
親子そろって、糖尿になるなんて
寺島しのぶ、食生活、考えたってぇや
なんてことも思いつつ、観てました
悪魔との取引‼️
父親を殺された極道の一人息子・喜久雄、そんな喜久雄を引き取った歌舞伎界の花形俳優・花井半二郎の一人息子・俊介の50年に及ぶ友情と葛藤の物語‼️半二郎が怪我した自分の代役に息子の俊介ではなく喜久雄を推したことから、二人の関係に変化が起こる‼️そんな二人の物語が歌舞伎界の内幕も含めてかなりソフトにまろやかに描かれます‼️喜久雄に自分の代役をさせねばならない半二郎の苦悩、代役が息子でないことに憤りを見せる半二郎の妻、代役が自分ではない事に哀しみを滲ませる俊介、そんな俊介を愛してしまう喜久雄の恋人・春江、喜久雄の娘を産みながらもほったらかしにされる芸妓、歌舞伎界を追放された喜久雄と苦労を共にする歌舞伎界重鎮の娘、父を恨む喜久雄の娘など、様々な物語が結構なアッサリ味で深みもなく描かれているので、もう少し一人一人のキャラを丁寧に描いて欲しかった‼️本当はもっとドロドロした歌舞伎界の裏側を観たかったんです、私は‼️演劇界の「イヴの総て」や映画界の「サンセット大通り」みたいな‼️半二郎の代役に喜久雄が舞台に上がり、涙を流す俊介と春江が手を繋いで出て行くのを交錯させて魅せるシーン‼️和解した二人が久しぶりに舞台で共演するシーン‼️この二つのシーンは素晴らしかった‼️キャストの皆さんも吉沢亮、横浜流星、高畑充希、森七菜、そしてワンシーンのみの瀧内久美さんも含め頑張ってたと思うのですが、半二郎役のラスト・サムライがミスキャスト‼️今作の製作のニュースを聞いた時から、歌舞伎界の女形の名優役と聞いて、そのビジュアルからして大丈夫かな?と思ったら、予想通り本編で歌舞伎の舞台で演じるシーンは無い‼️無理だと自覚してたのかな⁉️
歌舞伎の人はどう思うのだろう?
原作未読のため映画単体としての感想。
役者の気合いと鍛錬には感服しますが、ストーリー。全体的に非現実的すぎて感動が半減。歌舞伎の世界が好きな人にはあまり受け入れられないと思う。血筋がなくても大成する役者はいるけど、さすがに主役に設定がねじ込まれ過ぎてる。女性たちの人物像が全体として薄い、二人の母、二人の妻(一人は内縁)でお腹いっぱい、さらに二人目の内縁、あげく娘は描ききれていない印象でした。
時間がどんどん進んで「◯年後」というのも頭が追いつかない。老け顔メイクもやや甘く感じた。
曽根崎心中はあのまま見せたのに、鷺娘での馬鹿でかい音楽なぜ。
二人の演技は凄い
吉沢亮さんと横浜流星さんの演技は凄い。
特に横浜さん。糖尿病で片足切断、もう片方も壊死?
の中舞台に立って…。
原作も読みました。あのボリュームをよく3時間で
まとめたな、と思います。
では涙溢れて心打たれるシーンがあったか、と言うと
そこはうーん、どうなんだろう。
二人の役者人生は飽きることなく最後まで見れました。
歌舞伎は一度も見た事ないですが…
文庫化された時に『国宝』を読んで面白かったのと、評判が良いので見て参りました。 歌舞伎をきちんと見た事が無いのですか、本当に絵が美しかったです。 演者さんが良いので、演技は当然ですか、全シーン代役無しで、ご自分で舞っていらっしゃったのでしょうか?
歌舞伎のシーンだけでも、元が取れるのでぜひ観にいって下さい! すでにウル覚えなのですが、原作ではもっと純粋に芸しか残らなかった事が、印象付けらるラストシーンだったと思いました。(暗いラストではなくて、やり切った、そこまでいったんだ!と感じられるラストシーンでした。)
✳︎入りは3割くらい、年配のご夫婦がほとんどでした。
吉沢亮、横浜流星なのでもう少し、若い人達が観に来て
いるのかな?と思いましたが、残念…
ヒットして欲しい作品なので、沢山の人に見て欲しい!
こういう映画に人が入らないと、アニメと軽い作品
しかかからなくなっちゃうぞ!
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