劇場公開日 2025年6月6日

国宝のレビュー・感想・評価

全1624件中、1021~1040件目を表示

4.5圧巻。

2025年6月22日
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1年半稽古が必要だったというのもわかる、歌舞伎俳優としての、「女形」としての、舞踊、演技。
3時間も必要なのか?と半信半疑で観に行ったけど、3時間あっという間どころか、もっとくれ、もっと見せてくれという気持ちで映画館を後にした。

「血筋」と「才能」というシンプルにして永遠のテーマのような題材を予告で見せていたが、そもそも予告の部分は本作の半分にも満たないのでは?それくらい、後半の展開はうねりにうねっていた。

少年・喜久雄を演じた黒川想矢がどこかで観たことがあると思ったら『怪物』の主人公だったとは。冒頭、彼の女形が魅力的で、惹きつけられた。

花井半二郎(渡辺謙)の稽古シーンのパワーが凄い。
吉沢亮、横浜流星の二人それぞれの舞踊の違いがあって面白かった。
吉沢亮の「死ぬる覚悟が…」のシーン、あの声、良かったなぁ。
また彼のダークサイド的な一面を本作で見られるとは思いもしなかった。
そして、田中泯の圧倒的な強さ。素の会話のシーンのほうが多かったが、そこが強かった。(あのバァさん、いやジィさんか、と言われていたところは笑った)

これは、シネマ歌舞伎の需要が増えるだろうなぁ……いやいやそもそも歌舞伎ファンが増えるだろう。

撮影がソフィアン・エル・ファニという外国の方だった。「Pachinko パチンコ」で李監督と仕事をした縁で本作に参加していたらしい。気になっていたドラマだったので、「Pachinko パチンコ」を観てみたい。

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orokamono

5.0アカデミー賞

2025年6月22日
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作品賞、監督賞、主演男優賞、助演男優賞は決まりだと思います。

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いがたく

5.0圧巻の世界観

2025年6月22日
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泣ける

驚く

斬新

3時間涙が止まらなかった。
親を亡くして居場所を失った喜久雄。ひたすらに芸を学ぶ日々に生きる意味を見出していた。世襲の世界で生まれた瞬間から歌舞伎役者になることを課せられ、芸の道に邁進する俊介。出会ってからは、お互いに支え合い切磋琢磨し高みを目指した2人。2人に与えられた晴れ舞台は大成功。その先に続く未来は、明るく輝きこれからもいつまでも2人で共に作っていくと信じていたはず。まもなく訪れる試練や分かれ道があると誰が想像できたか。
受け継がれる血、たゆまぬ努力の上にしかなし得ない芸、抗えない障害、逃げられない問題、思惑に翻弄される人、興味本位の世間、2人を中心とした純度の高い物語を紡ぐ本作は傑作です。
素晴らしいの一言。
真に心が震えました。
この映画に取り組む為の役者の方々のそれまでの努力を想像するだけで感動します。

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さあ子

4.5見応えあり!題材、キャスティング、映像美に大満足!

2025年6月22日
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泣ける

知的

驚く

学生時分に 養成所出身の役者さんに魅せられて 歌舞伎ファンになった自分にとっては、色々と思うところがあるテーマだった。

才能、意欲、努力、美貌、従順さ、人気よりも「血筋」や「格」がモノ言う梨園の世界。
かと言って「家柄」が素晴らしいだけでは務まらないのが歌舞伎役者である。
とは言っても、やはり地位や環境に恵まれた「名家」が名優を育んでいると感じるし、使命を全うしようと命を削る「世継ぎ」が生まれてきてくれたからこそ守られている伝統文化だと、最近はひしひしと感じるようになった。

役者が紆余曲折、試行錯誤している間に、観客だって年を重ねる。考えや感じ方も変わる。
深く刻まれた皺に入り込んだ白粉の老大家に感じる美しさと色気。凄み。散り際の美学が 少しでも理解できるこの年代になって、この映画が観れたことは幸いだった。

進む方向は同じでも立場や力量の違う役者2人の苦悩や思惑をドラマティックに描き、明確な「序列」によってバランスを保つ特殊な業界事情についてや 役者の生き様を約3時間にまとめ上げたのは見事だと思った。原作を読んで もっと理解を深めたいし、歌舞伎にもっと足を運びたくなった。

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こゆーゆ

4.5歴史に残る名作ですが、一部のキャストが合っていない様な気がしました

2025年6月22日
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泣ける

知的

斬新

原作小説に10年,映像化に2年かけた名作です。歌舞伎座、国立劇場、博多座で歌舞伎を見ていますので、スムーズに映画に没入できました。本物以上の美しさ、音響が素晴らしく、ストーリーの進行と共に感情移入が盛り上がり、歴史に残る名作ですが、一部のキャストが合っていない様に感じました。主人公の恋人から御曹司の妻になる役と、興行主の会社の社員役は、もう少し深い感情の表現が必要だったと思います。

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ヨシリン

5.0国宝級の映画、ここにあり。歴代TOP3に入る映画

2025年6月22日
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興奮

ドキドキ

「歌舞伎って興味はあるけどあまり分かっていないな」、「歌舞伎役者の世界観とか人生ってどんなやろ」、「めちゃ評価高いやん。見てみよ」、「って3時間?!ながっ!」というくらいのノリで鑑賞。
結果、終始鳥肌級の衝撃作品(ポップコーン食すの忘れたのこれが初めて)。僕の中でTOP3に入る作品と出会えました。

芸の喜久雄、血筋の俊介。二人の歌舞伎役者としての運命、友情、憎悪、妬みがコントラスト的に交差し続け、さまざまな関係者を巻き込みながら入り乱れ、クライマックスにひきこまれていく。。
実力派揃いの役者陣(特に2人の少年時代含めて歌舞伎の演技は脱防級。どれだけ練習したのだろう。。)が「歌舞伎」という日本が誇る芸の雅・崇高・歪な世界を創り出している。特に曾根崎心中や鷺娘は一生忘れられない演目シーン。
小説も読みたいし、歌舞伎も観に行きたい、日本が誇る映画作品の誕生。

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映画好きのあおちゃん

4.5感動しました

2025年6月22日
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泣ける

幸せ

僕も生きた昭和の時代の、でも一般の人がたどることのない波乱万丈の人生を歩んだ方の物語です。
ただ、人間国宝と言えども、みんな人間。人生の重荷をしょって、いろんな感情を持って、生きてるってことは、大小はあれみんな同じで。だから、感動し共感し涙しての3時間を過ごせました。
歌舞伎の舞台は、壮大なスケールで撮影されていて迫力満点です。また、歌舞伎を知らない僕でも、何を伝えているのかがよくわかる丁寧な演出で、すごかったです!
席が空いていた日本語字幕の回で見たので、より分かりやすかったです。
ほんとに、よかった!

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yadokari-family

5.0!大傑作!俳優の努力に感謝です。

2025年6月22日
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泣ける

今年、これを超える作品はないのでは?と確信できる傑作でした。どのくらいの訓練をして撮影に臨んだのだろう。
吉沢亮、途中からホアキンのジョーカーに見えるくらいの大熱演でした。
横浜流星も、昨年の「正体」でも感じた凄みを超える素晴らしさ。
渡辺謙、寺島しのぶも言わずもがな。
この熱量の映画は、なかなか見れないと思います。

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Tak

3.0血、血筋、によって引き起こさせるざまざまな出来事。 その血筋だとい...

2025年6月22日
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血、血筋、によって引き起こさせるざまざまな出来事。
その血筋だということで説明ができるならば、身につけた芸だけでは戦えないのか。血がないだけで認められず、血があるからこそ認められないものがある。

彼ら二人とも、一度も歌舞伎を辞めることはなく常に踊り続けていた。だからこれは決して、その血がそうさせたのではないのだろう。

半と一だった彼らが、半と半で一になる。それまでずっと活躍し続けてきたわけでもないのに、スポットライトを浴び続けてきたわけでもないのに、散々なことをしてきた世間はそう言う。

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くら

4.0(童貞の血より)守ってくれる血がほしい!

2025年6月22日
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悲しい

楽しい

知的

2025年映画館鑑賞62作品目
6月21日(土)イオンシネマ石巻
通常料金−dポイント300→1500円

原作は『悪人』『怒り』『楽園(2019)』『太陽は動かない』『湖の女たち』の吉田修一
監督は『フラガール』『悪人』『許されざる者』『怒り』『流浪の月』の李相日
脚本は『お引越し』『時をかける少女(2006)』『サマーウォーズ』『グッドバイ 嘘からはじまる人生喜劇』『望み』の奥寺佐渡子

横浜流星も良いがとにかく吉沢亮に尽きる
特に曽根崎心中
おはつはもちろんのこと徳兵衛も

自宅を間違えただけで警察沙汰にするのもいかがなものか
おばちゃんが我慢できず男子トイレの個室に入って用を足したからといって警察に通報する男がいるか?いないね
世の中には新おにぃのように日本の芸能界に関して全くと言って良いほど知識がない人は少なからずいる
ヘタレかもしれない
警察に通報した人はそういう人だろう
俺ならそんなことは絶対にあり得ない
事務所に電話してマネージャーが来るまで客用の布団で寝かせてあげる
場合によっては『乳姉妹』の渡辺桂子のように裸になって添い寝するくらいなことはするかもしれない

あれだけ白塗りしても一目で誰かわかる見上愛が演じた芸妓藤駒
その娘を演じた綾乃の少女時代には見上愛の太眉に寄せてきて森千紘を抜擢
それなのに成人になった綾乃はなぜか瀧内公美

PG12
おそらく吉沢亮と森七菜のなんてことはない濡れ場が原因だろう
性教育とは本来学校に丸投げするのではなく親が積極的にやらなければいけないことがPG12が証明してくれている
何かあれば当人以外で一番降りかかるのは学校ではなく親なんだから

長さはそれほど感じなかったがエンドクレジットが終了し時計を見たらびっくりした
175分だから2時間55分なので予告編含めて3時間以上座っていたことになる

糖尿病は早めに対応していれば薬で悪化は防げるはず
いつまでもほったらかしにしていると手遅れになり失明したり手足を切ったりするハメになるのかもしれない
芸能人は職場の健康診断とかないからな

配役
父を殺され先代の弟子として育てられる立花喜久雄(花井東一郎→三代目花井半二郎)に吉沢亮
喜久雄の少年期に黒川想矢
歌舞伎界のプリンスの大垣俊介(花井半弥)に横浜流星
俊介の少年期に越山敬達
喜久雄の幼馴染の福田春江に高畑充希
春江の少女期に根本真陽
俊介の父で喜久雄の才能に惚れ込み弟子にする上方歌舞伎の名門の当主の花井半二郎に渡辺謙
半二郎の妻で俊介の実母の大垣幸子に寺島しのぶ
俊介の息子の一豊に武田創世
上方歌舞伎の当主の吾妻千五郎に中村鴈治郎
吾妻千五郎の娘の彰子に森七菜
京都の花街の芸妓の藤駒に見上愛
歌舞伎の興行を手掛ける三友の社長の梅木に嶋田久作
三友の社員の竹野に三浦貴大
長崎を拠点とする立花組組長で喜久雄の父の立花権五郎に永瀬正敏
権五郎の後妻の立花マツに宮澤エマ
当代一の女形で人間国宝の歌舞伎役者の小野川万菊に田中泯
カメラマンの綾乃に瀧内公美
綾乃の幼少期に森千紘
長崎時代の親友に下川恭平
花井一家の番頭で黒子の多野源吉に芹沢興人
彫師に田村泰二郎
インタビュアーに田中壮太郎
花井家の運転手に水間ロン
花井家の女中のお勢に和田光沙
花井家の女中に辻凪子
「曽根崎心中」の立役に大沢健
喜久雄の運転手の蝶吉に森優作
テレビ番組のホストに松井康真
芸者に大脇あかね

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野川新栄

4.0表現者の業を描いた傑作 若干の不満もあるが……

2025年6月22日
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原作小説は未履修

正に、「表現者の業」を描いた作品だったと思う。

やはり主演の二人、吉沢亮さんと横浜流星さんの演技、歌舞伎のシーンも含め素晴らしい。
もちろん、少年時代の黒川想矢さんや越山敬達さん、脇を固める渡辺謙さんや女優陣の演技派かつレベルの高い映像は、一人の青年の人生を美談に描いてしまった。
特に田中泯さんの所作は、気持ち悪いくらいの色気を感じる。

映像の作り方に特にこだわりを感じ、色やカットに対しての熱を随所に感じられた。

音楽も情欲を駆り立てるようにシーンを彩る。

なにより、光と散るもの(花や紙や雪など)の写し方が素晴らしかった。
これらの印象的なシーンのおかげて、作品の感情への訴え方が強く感じられた。

良い映画を見たと、しっかりと感じられる傑作だと思う。

基本的には絶賛なのだが、
ここからはネタバレにならない程度の不満を書きたいと思う。

個人的には、主人公の最後のシーンでは、もう少し地獄への道が示されるような展開を期待してしまった。
特に、自分の勝手で周囲の人間を何人も不幸にしておいて、少し赦しを得るようなラストの描き方は、少しバランスが悪いようにも感じる。……まぁ少年時代を考えると、トントンなのかも知れないが……。

あとは、音楽の入るシーン。
特に歌舞伎シーンからの劇伴奏が入るところ。歌舞伎の鳴物が流れる上を、BGMが重なっていくため、音楽的に気持ちが悪く、せっかくのシーンでトリップ出来なかった。もう少し鳴物側の音が早めに消えて欲しい……。

とまぁ、細かい不満はあるものの、
圧倒的な映像の豪華さと、濃密な半生の追体験のような映画だったので、
集中できる環境かつ、良い音響での視聴を強くお勧めしたい。

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kou-suke

5.0長さを感じない

2025年6月22日
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泣ける

笑える

知的

歌舞伎の話しという程度で予備知識全くなしで見に行きました。原作が小説とあとで知ってちょっとホッとした。これがもしノンフィクションだったら、こんなことってあるの?っていうような話。
でも物語としてはとても面白かったし、3時間という長編、絶対途中眠くなるとか思ってたけど、全くならずずーっと真剣に見ていられた。
これだけの歌舞伎の芝居を自分のものにするのって並大抵の努力じゃない。渡辺謙も横浜流星もそして吉沢亮もすごいなー!
中でもやっぱり吉沢亮ってそんなに演技の振り幅を感じられるような作品をこれまで見たことがなかったので、かなりの発見でした。これは日本アカデミー賞ものだな!

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ホアリー

3.5女形の演技渾身

2025年6月22日
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知的

難しい

吉沢亮さん、横浜流星さんの歌舞伎の演技すごかったよ。
有名所の演目ばかりだったし。
美しくて厳しい世界。
足のシーンも、舞台であの足つきつけられて、残酷な稼業だ。
人気商売だから家庭も持たず?
娘にあんなこといわれる芸の道よ。
しかし、わたしは悲しくもうれしくも面白くもなかった。
美しかった。ただそれだけかな。
2度観たいと思うのは演者のファンだけ。
原作読んでないけどストーリー端折りすぎなんでは?
せっかく脇の女優さん、入れ墨と芸者の演技も、ベテランの渡辺謙も寺島しのぶもいいのに。
人間国宝になるあたりが飛びすぎてて。
メイクも衣装も美術もよかったよ。
海外の人にはこの作品みてほしい。
劇中劇に力入れすぎててバランスが悪いので作品としては星3。吉沢亮さんたちの演技よすぎで+0.5

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ねここっこ

4.5凄い作品観させてもらいました。 歌舞伎の事は全くの素人ですがこの作...

2025年6月22日
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凄い作品観させてもらいました。
歌舞伎の事は全くの素人ですがこの作品のおかげで実際の歌舞伎を観に行きたくなる衝動に駆られます!歌舞伎の魅力とその裏の厳しい稽古、作品の完成度が高すぎて放心状態になりました。
主演の2人もどれだけ努力したか、泣きそうになりました。それ以外の男性軍も皆さん素晴らしい演技でしたが女性軍はうーん、役柄のせいもあるのかイマイチ。寺島しのぶは良かったです。

李監督やっぱり好きだなぁ。3時間近い作品を飽きる事なく夢中にさせる強弱の上手さ、息を呑む映像美、見事でした。

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コチョ

4.5俳優、美術、音楽…全てが完璧にはまっていた。

2025年6月21日
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悲しい

怖い

ドキドキ

吉沢亮は名前は知っていたけど、こんなに凄い俳優だったんだと思わされた。台詞ではなく目だけで主人公の想いが伝わってきた。
最初から最後まで美しさと儚さが同居していて、長時間上映だったが、最後まで緊張感をもって観れた。
エンディング主題歌の井口理さんの歌も完璧に物語とシンクロしていた。

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ron

4.5喜久雄と俊介に的を絞った脚本が成功

2025年6月21日
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泣ける

興奮

原作は新聞連載小説。
連載当時から、「映画化してほしいけれど、この役を演じられる人はいるだろうか」と思ってきました。

鑑賞してみて、お二人の見事な歌舞伎役者っぷりに脱帽しました。

映画に不満はないのですが、「今度は、是非大河ドラマみたいに1年かけて、小説に出てきた全ての登場人物に光を当ててほしい」という願いを込めて、評価を4.5としました。

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ぴのこねこ

4.0人間模様

2025年6月21日
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歌舞伎についてはど素人だが、1年半もの稽古は大変なことだっただろうと推測した。所作や舞踏は勿論、衣装や舞台の素晴らしさを堪能。また、舞台裏の様子や舞台上での役者以外の方たちの仕事ぶりをじっくりみることができた。

そして、そこに至るまでの人間模様に深く感動した。血と才能を巡る葛藤に終始胸が締め付けられた。吉沢亮と横浜流星の演技に魅入った3時間だった。

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しじみ

4.5それでも舞い続ける。

2025年6月21日
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泣ける

興奮

ヤクザのもとで育った子供が、なんやかんやあって歌舞伎界の重鎮に育てられ、歌舞伎の道を進むようになる話。

台詞の中で「本当の化け物のようだ」というところが印象に残った。
人間の喜怒哀楽、善悪を全てをごった煮して、ひたすらに舞い続ける。
宝が宝とせしめているのは、表面的な美しさだけでなく芯から出る畏れなのだと思う。

なにごとも貫き通すことで超える何かがあるのだろう。
凡人には理解できない本人にしか分からない領域。
最後のシーンはそういうことなんだろうなと勝手に解釈した。
圧巻の3時間でした。邦画としてこの映画を観れて良かったです。

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パンダマン

5.0日本映画の国宝

2025年6月21日
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日本映画の国宝といっても過言でない。この映画を見た人のどのくらいの人が歌舞伎を見に行ったことがあるでしょうか?歌舞伎ブームの火付け映画、えっ?ブームはもう始まってる?日本の伝統芸能を今こそ謳歌しましょう?

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YUKI

5.0今村以来、いや黒澤以来?

2025年6月21日
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すさまじく良かった。この胸えぐる感覚は今村昌平以来? いや小市民的幸せをなし崩しにして心えぐる今村作品より、社会性とエンタメ性を両立させた黒澤作品以来か?
少なくとも、映画鑑賞歴70年になろうとする自分にとって、黒澤以来の映画体験をできようとは。奥寺脚本と李演出に感謝しかありません。ありがとうございます。
吉沢くんの美しさ、流星くんの切なさ。
渡辺謙の存在感、田中泯の悪魔的な美しさ。
寺島しのぶの母性。
何もかも素晴らしかった。
人生の終焉近く、このような多幸感溢れる映画に出会えたことを感謝します。

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E.T.
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