劇場公開日 2025年6月6日

国宝のレビュー・感想・評価

全1848件中、1001~1020件目を表示

4.0芸道は修羅の道

2025年7月5日
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鑑賞方法:映画館

個人的に目の手術を行い一ヵ月以上劇場で映画を見れなかったのですが、その間ずっと見たかった作品がこれです。
しかし公開されてかなり日が経つし、平日にも関わらずそれなりの満員なのに驚きました。
更にはネットの映画友だちも普段感想を書かない人達まで本作を見て珍しく感想をUPしているのにも驚きました。
それも早く読みたいというのも手伝って早く見たかったのですが、もう既に書き尽くされていて出がらしの様な感想になってしまうと思います。

なので、思いついたことの箇条書きの様な感想になりそうですが、まずは鑑賞後の印象ですが「これは日本を代表するような作品だったなぁ~」ってのがまず思った事です。
“日本を代表する映画”って、勿論ジブリのアニメもそうだし「鬼滅の刃」でも「ゴジラ-1,0」も間違いなくそうなんですが、私の本作でそう思ったのは何十年に一本位出るか出ないかの特別な作品の意味合いであり、映画の出来だけの話でもなく“日本”を象徴するような意味合いでの印象です。
例えばアメリカ映画で言えば「風と共に去りぬ」とか「ゴッドファーザー」の様な作品ですかね。

そして、レビュータイトルの「芸道は修羅の道」は、前のレビューで書いた『ミッション:インポッシブル/ファイナル・レコニング』の「娯楽映画は修羅の道」のモジったものです。
上記で日本を代表する作品と言った事と相反する感じですが、本作については日本だけではなく世界でもエンタメ・芸道等を目指したり職業の人達に共通するテーマも多く含んでいたので、世界中の(特に)そういう職業の人々にも共感を得られる作品に仕上がっていましたし、恐らくトム・クルーズが見ても大いに感じる事がある作品だと思いますよ(笑)

更に監督は在日韓国人、撮影は西洋人、主役二人は映画俳優、国宝役は前衛ダンサーと歌舞伎とは別の世界の人達が歌舞伎という特殊な伝統文化を描いているのには恐らく明確な理由があったのだと思います。

何時ものように原作は未読ですが、長編小説の映画化という事はすぐ理解出来て、かなりの部分省略しているのも分かるし様々なテーマが内包しているのも分かり、そのどの部分に観客が興味を持つのかも人それぞれという感じではありますが、お喋り好きなオバサマ達や落ち着きのないシニア層が大半だった客席が、冒頭から固唾を呑んで見守っていたのは肌で感じられ、それだけでもお見事って拍手を送りたくなりました。

そして私が一番興味を惹かれたテーマは「悪魔との取り引き」の部分ですかね。
これはゲーテの『ファウスト』ですよね。手塚治虫という天才もこのテーマで何作も漫画を描いていますが、己の魂と引き換えに一つだけ欲しいものを手に入れるというテーマと、所謂「ギフテッド」を授けられた者は、その才能を神に為に捧げなければならないという概念とが組み合わさり、利己的と利他的とのせめぎ合いと諦観というのが、創作や特殊技能に携わる人達の共通した絶対的な関心事であり、生きる事の意義そのものという世界観。
それは、日本の特殊文化の“歌舞伎”であっても、世界中の同じ種類の人達には十分過ぎるほどに共感できる普遍的テーマであるし、本作はそれを見事に伝えていた作品であった様に思えました。

だから「俺たち凡人が見ても…」ではなく、その芸や作品に羨望・喝采・陶酔し狂うのも凡人、妬み嫉み嫉妬し狂うのも凡人、その世界を支えているのも実は凡人(大衆・観客・普通人)達であり、彼らがその能力全てを捧げているのは、己や芸(作品)の為のようであって実は我々凡人達の為にであることを忘れてはならないというお話だったのだと思います。
それは、主人公が見たいが見えない場所であり、そこは結局“大向こう”であり、そこは凡人(普通人)の世界なんだと私は解釈しました。

追記.
この作品の子役達も良くて、なんか見覚えがあると思って調べたら「怪物」に出ていた子と「ぼくのお日さま」に出ていた子だった。この子たちも吉沢亮や横浜流星の様な役者になるのでしょうね。今の役者ってホント(上手いではなく)凄いよなぁ~、っていうか本能(感覚?)的に役を掴む能力に長けているのかな?これも“ギフテッド”?

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シューテツ

5.0人生の映画

2025年7月4日
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鑑賞方法:映画館

何の情報も持たずに観ましたが、映画館で予告見て気になりつつ、観る予定はなかった。が、しかしあまりにも良い評判を聞き期待し過ぎず観ました。いやいや歌舞伎を元に生き方の映画でした。ただただ素晴らしい。観て良かった。

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きんた

5.0完璧

2025年7月4日
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鑑賞方法:映画館

エンタメでもない
感情移入でもない
感動でもない

でも見た後の感覚は最高

美しすぎて完璧な映画

常に俳優を中心に映すのも見せ方?

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トント

5.0舞踊は難しい

2025年7月4日
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鑑賞方法:映画館

楽しい

バレエでも何でも身体や骨を上手く使わないと表現が単調になるらしい。歌舞伎は見に行く前に予習しておかないと、何の物語のどこの部分かわからずでは堪能できない。文化圏の違う外国人はもちろん、時代劇も見なくなった日本人はその時代の気持ちをどこまでわかるのだろうか。確実に伝承していくにはやはり血は大事なものだろう。それを部屋子とライバル関係にあり切磋琢磨するのはキツイだろうなぁ。俳優さんお二人ともアップで映る辺りも、緊迫感があり引き込まれた。しかし、なによりも引き込まれた俳優さんは田中珉さんであった。齢80歳、映画のなかとおなじように、恐ろしい。すばらしすぎて。

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スクリュ

5.0「演技に感動しました」

2025年7月4日
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映画は好きでよく観るのですが、こういうのは観たことがなかったです。好きな俳優、評価が良いという単純な理由で見たのですが、初めて主役2人の演技に感動して泣きました。俳優さんの演技に感動して泣いたのは初めてです。3時間は苦ではなかった。ぜひ見てください。

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ぽーりん

5.0吉沢亮さんが国宝級

2025年7月4日
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鑑賞方法:映画館

だと思いました。
すごい。吉沢亮さんがすごい。
重みのある映画でした。

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もふにゃんこ!

5.0本当に、全人類に観てほしい映画

2025年7月4日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

多分これからあと半世紀以上生きるけど、それでもずっと自分の中の映画ベスト5に入り続けるくらいよかった。観てよかった。本当に素晴らしすぎてどう感想を書けばいいかわからないくらい。

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茶器

3.5悪魔との契約(加筆修正済)

2025年7月4日
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鑑賞方法:映画館

単純

カワイイ

芸のためなら何でも捨てるという契約を悪魔と交わした主人公が、艱難辛苦遂に人間国宝になるという、50年間にわたる一代記である。ちゃんと伏線回収があるんだよね。

梨園の名門の御曹司(横浜流星)とヤクザの家に生まれた主人公(吉沢亮)が、ライバルとして鎬を削る。

スポーツ界では、エリートと叩き上げのライバル話は、よくある。古くは英国の陸上選手セバスチャン・コーとスティーブ・オベット、米国のフィギュアスケートのナンシー・ケリガンとトーニャ・ハーディング、大相撲の大の里と豊昇龍もそうかな。

大抵は、エリートが勝って、叩き上げが涙を飲むことになるのであるが、この映画は、そこがちょいと捻ってある。

様々なエピソードがあって、展開が早いので退屈しないが、「禍福は糾える縄の如し」そのもののストーリーは、陳腐。もっとピカレスクに徹すればいいのに。

寺島しのぶサンがいい味を出しているのは、さすがである。彼女は歌舞伎役者になりたかったんだよね。

舞台の映像は、まことに幻想的である。バックの伝統的な囃子に、現代のシンセサイザー音楽を被せるのは、趣向であるが、なかなかよかった。

しかしながら。

歌舞伎に関する素養がないと(例えば曽根崎心中のストーリーを知っていないと)、クライマックスシーンの意味がわからないだろう。足フェチじゃないんだからね。

その意味で、外国人には、理解し難い映画だと思う。あ、日本人でも、ミーハーには無理か。

結論:吉沢亮くんと横浜流星くんは、本当によく頑張った。田中泯サンの怪演も見ものである。

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黙思亭不語

3.5面白かったけど…

2025年7月4日
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鑑賞方法:映画館

驚く

斬新

もう少しコンパクトにできたんじゃないかな。短くすれば良いというものでもないけど、ちょっと冗長な感じがした。いろいろなエピソードを盛り込み過ぎかな、と。もちろん緊張感のある素晴らしい作品であったことは間違い無いけどね。

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井の頭六郎

3.5美しすぎて

2025年7月4日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

驚く

2回鑑賞です。2回観たいと思う映画はなかなかないから本当に素晴らしかったです。
褒め言葉は山のようにあるからちょっと辛口です。少年時代の喜久雄か絶世の美少年ではなくクセのあるお顔。女形も渡辺謙さん扮する歌舞伎の大御所がひと目でこの子は天才!と思うほどの魅了が感じられず。
モヤモヤ。
初めて喜久雄少年と会った時に駿ぼんは
冷ややかな態度だったのに急に仲良しの親友になるのがすっとばかしでモヤモヤ。
渡辺謙さんお着物の前がいつもはだけてて
品がなくガタイがよすぎて女形は無理。
他の俳優さんがよかった。
背中に彫り物までした喜久雄の幼馴染が
駿ぼんと行方をくらまし帰ってきたら
子供まで産んでて。モヤモヤ。
元々好きでない(ごめんなさい)森七菜が歌舞伎名門のお嬢様に見えず
こちらも俳優さんチェンジでお願いしたい。とモヤモヤはあるけど吉沢亮さんは国宝級のイケメンは間違いなく。横浜流星さん共々お稽古を頑張ってちゃんと歌舞伎役者に見えてて感動しました。
ただ悪魔に魂を売っても芸の道を精進するには吉沢亮さん美しすぎでした。

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福ちゃん

4.0渡辺謙さん…違う

2025年7月4日
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鑑賞方法:映画館

観てから半月経ち、ようやく消化出来てきたような気がする。それほどインパクトのすごい映画だった。感想を言語化するのに半月かかってしまった。
観た直後から、いろんな人のレビューをずっと見続けて、自分の頭を整理してきた。

ホントに素晴らしい映画だったと思う。

田中泯さんは、生前の歌右衛門さんにお会いになったことがある?と思うほど、本当の女方さんだった。

吉沢亮さんも横浜流星さんも踊りのお稽古、歌舞伎のお稽古よく頑張られたと思う。
ここまで頑張れる役者さんはそうそういないんじゃないかな。
欲を言えば、舞台から降りた日常が女方さんになりきれてなかったのがちょっと残念。

で、渡辺謙さん、絶賛する方がほとんどですが、俳優としては素晴らしい方だと思うし、この度も素晴らしい演技でしたが…
だからこそもったいなかった。
どう考えても女方さんには見えなかった。
渡辺謙さんのお初?まるで今は亡き左團次さんがお初を演るかのような…いやいや無いでしょ!となってしまった。

渡辺謙さん

え?お初?
半次郎って女方さんだったの???

ただただもったいなかった。

じゃあ誰に出来る?あの役。
年の頃も同じ。凄味もたおやかさも出せる俳優は?
篠井 英介さん。どうでしょうか。
海外向けには渡辺謙さんを使いたかったんだろうなというところにおとしどころを見つけた。

国立劇場の楽屋口、小劇場の楽屋や廊下、最盛期の舞台裏の様子が見事に描かれていた。知る人ぞ知る場面は、見る人が見たら懐かしさでいっぱいになったと思う。

なんだかんだ言っても、よくぞこの映画を作ってくれた!大感謝!という気持ちでいっぱいである。

若い俳優さん、これからは、日本舞踊のお稽古をしておくといいかもですね。

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むぅ

5.0志を繋ぐ物語

2025年7月4日
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映画『国宝』は、伝統を守りながらも時代に適応していくことの難しさと尊さを描いた作品だ。経営者としてこの映画を観たとき、「継承」と「変革」という2つのキーワードが心に残った。主人公は国宝級の技術を持つ職人でありながら、その技を次世代にどう引き継ぐか、苦悩と向き合う姿勢が印象的だった。私たち経営者も、会社や組織の理念・文化を守りながら、時代に合った戦略をとらねばならない。この映画では、技術の価値はただ形として残すだけではなく、「なぜ残すのか」「どう活かすのか」という問いを突きつけてくる。特に心を打たれたのは、「伝統は止まった時点で死ぬ。生きている限り、変わり続ける」という台詞。経営もまた同じだ。守りたい本質があるからこそ、変える覚悟が必要。映画を観終えた後、「自分が未来に残せるものは何か」と深く考えさせられた。経営に携わる人間にとって、ただの伝統美ではなく、志を繋ぐ物語として非常に学びのある一本だった。

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林文臣

5.0「言うは易く行うは難し」

2025年7月4日
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鑑賞方法:映画館

興奮

驚く

ドキドキ

私はこの映画を観た直後は、その圧倒的な美と熱量に言葉を失った。一俳優が女形を踊り切った二人の踊りは見事だったし、監督からはそこに役の人となりや心情を滲ませる演技を要求されたと言う。歌舞伎役者を父に持つ寺島しのぶも、二人がボロボロになるまで演じ切った様子を絶賛していた。この映画は一流の俳優陣と、一流のスタッフがそれぞれの域をもの凄い熱量で作り上げた、奇跡のような映画だと思う。また、喜久雄の子供時代を演じた黒川想矢の女形も素晴らしく、また演じることに傾倒していく演技も目を惹かれるものがあった。この先、どんな俳優になってゆくのか楽しみな一つになった。

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もりりんmt

3.0粗削り

2025年7月4日
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テンポよく話が進み、3時間を感じないスピード感で進む。
ただ、王道の展開で先が見えてしまったし、重要な心理描写を描かないまま進むので、正直粗削りに感じてしまった。

3時間もあったのならもっと描ける部分があったのではないか。
もっと削れる部分があったのではないか
と思ってしまう。

自分の人生では到底味わうことのできない歌舞伎の世界をリアルに醜くも美しく描いた描写はとても引き込まれるものがあった。
世界観を味わうだけでも観る価値は大いにある。

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kain

4.5役者として最高の景色を見るために

2025年7月4日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

興奮

人生の終盤にいる僕がこのような人生絵巻を見ると自分の人生と重ね合わせて観てしまう。歌舞伎という超伝統社会の中で、後ろ楯なしのアウトサイダーとして生き抜いた男の人生は感動的である。その激動の人生はヤクザの抗争で大親分である父親を殺されることから始まる。激しい浮き沈み、犠牲にされる女性、というと上昇志向の塊のような灰汁の強い男を想像するが、彼は彼の歌舞伎同様しなやかな男だと僕は思った。
彼の目指したものは富でも名誉でもない。歌舞伎役者として、最高の景色を見たいという一心で生き抜いたのである。
そして節々で彼の人生を導いた田中泯演じる人間国宝小野川万菊、そして歌舞伎という伝統的な社会の在り方にどこか懐疑的で喜久雄を陰から見守り続けた雑誌記者竹野の存在は忘れられない。この記者は在日として日本社会のアウトサイダーとして生きる李相日監督自身なのではないだろうか。
訂正/三浦貴大が演じた竹野は興行会社の社員ですね。

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ゆみあり

3.0元ネタの「覇王別姫」と比べたら過大評価が過ぎる

2025年7月4日
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鑑賞方法:映画館

決して悪い映画ではないです。
美術や俳優陣の演技に関しては文句なしだと思います。演技派という印象はありませんでしたが、お二人とも素晴らしかったです。

ただね、皆さん大絶賛されてますけど、元ネタの覇王別姫と比べれば過大評価が過ぎるなぁと。あっちは映画史に残る傑作映画ですが、こっちは邦画界で1年に何作かお目にかかるクラスです。

皆さん元ネタの映画観てきてください。まじで。

特に気になったのは登場人物の心情を説明しすぎなところ。特に竹野という登場人物の演技の臭さが目立ちました。
とある登場人物の死の場面にて、彼がポロリと漏らした一言。正直言わんでええやろと思いました。そんなん言わなくても映像で十分伝わります。

かと思えば、女性陣の描写があまりにも簡素だったりして。

余白を大切にしたいのか???観る人みんなが楽しめる分かりやすい映画にしたいのか???

考えれば考えるほどストーリーのチグハグっぷりが目立ちます。

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kiki

3.5『国宝』というタイトルの強さ

2025年7月3日
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鑑賞方法:映画館

笑える

興奮

ドキドキ

演者も舞台もとても良かったし、熱量も努力もひしひしと伝わってきた。それだけに、タイトルにもなった国宝というものの凄さが、伝わって来なかったのが残念に思う。田中泯さんからは素人目線ながら一端を感じたように思う。

原作が長いようだから、映画の尺に直すのは非常に苦労するだろう。すごく長く感じた。どのシーンも良かったように思うが、物語を再編せずに削れないものを並べたのか、それぞれのシーンの効果がうまく連動してないように感じたのは気のせいか。物語がぶつ切りになっているのを感じた。原作が大作であることの難しさか。

とはいっても、久しぶりに映画館で観た映画は面白かった。興奮して家でたくさん喋ってしまった。一生懸命がすぎる作品は良い。面白かった。

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澄守

5.0圧倒されて、しばらく動けなかった。 演技力でひたすら殴られる感じ。...

2025年7月3日
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鑑賞方法:映画館

怖い

興奮

難しい

圧倒されて、しばらく動けなかった。
演技力でひたすら殴られる感じ。
ただただ素晴らしかった。

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しお

4.0血がものを言う歌舞伎の「特殊な世界」。

2025年7月3日
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鑑賞方法:映画館

伝統芸能である歌舞伎をこんなに臨場感あふれるドラマティックな映像にしたことに称賛を送りたい。中村鴈次郎さんはじめ歌舞伎界の全面的なバックアップがあってこそであろう。出演者の舞台での舞は当然であるが、舞台演出や観客もすべてがそれらしく見える。歌舞伎を「本物」らしく見せることには一切妥協していないと感じられる。歌舞伎の美しさと内容の奥深さを満喫できる映像体験である。
歌舞伎の舞台の再現であるとともに、特殊な歌舞伎界を舞台にした「人間ドラマ」である。部外者からは、何となく世襲制でやっているなというくらいの認識しかない歌舞伎の世界だが、「血」のつながりがある種絶対的であることが良く描かれている。歌舞伎の中の人間だけでなく、応援する人たちも同じ意識である。喜久雄(吉沢亮)と俊介(横浜流星)は、そんな歌舞伎界に翻弄されながらも、芸の道をひたすら究めようとする。名門の家に生まれた「血」の俊介と、部外者ながら圧倒的な「才能」の喜久雄の対比がとても分かりやすくて面白い。俊介にとって喜久雄は、当然自分が占めるべき場所を奪った憎っくき相手であり、喜久雄にとって俊介は、一度逃げ出したくせに戻ってきたら自分を(間接的にではあるが)追い出した恨みの相手である。しかし二人とも歌舞伎が大好きであり、本当はお互いが大好きである。二人で演じた「曾根崎心中」には、そんな心情があふれ出ていて涙せずにはいられない。
そんな二人を見続ける重鎮(半次郎と万菊)の厳しさと優しさが、この物語をより深みのあるものにしている。特に半二郎が喜久雄の身の上を案じて「芸で復讐してやれ」みたいなことを言うのにはグッときた。万菊は喜久雄にも俊介にも的確な指摘をします。さすが人間国宝です。
歌舞伎の世界だから起きた「血」と「才能」をめぐるドラマである。喜久雄が悪魔と取引してまで追い求めたものを果たして得たのかよく分からないが、その一つの結果が「(人間)国宝」であるのは間違いない。上映時間の長さを感じさせない上質のエンターテインメントでした。

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ガバチョ
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