国宝のレビュー・感想・評価
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ガブガブ飲みたいんや
以前王様のブランチで紹介してたのと評判がいいので遅ればせながら9:30より観ました。いやぁ~良かった。余韻を感じられる素晴らしい作品でした。任侠に生まれ、芸の道に人生を捧げる喜久雄の50年の物語。国宝までたどり着くまで幸福に見えたのは少年時代、ライバルであり親友の俊介と芸に勤しんでいるとき、共に舞台に上がっている時、春江と過ごす時間。誰かといる幸せや、心休まることを全て犠牲にして、芸に向き合う。ラストシーンで人生の全てを芸にかけたからこそ見れる景色。本当に何かを成し得ようとするならば、全てを投げうる覚悟が必要。吉沢亮、横浜流星、渡辺謙、みなさん素晴らしい演技。吉沢亮と横浜流星は、複雑な関係性を見事に表現した。本音と建前と思いやりや葛藤する思いがすごく伝わった。「曽根崎心中」を演じる吉沢と横浜の演技にはグッときた。観て損しない作品です。日本中の方にお勧めする映画です。糖尿病は怖い。みなさん健診で血糖値を測り気をつけましょう。
素晴らしい映画を観ました
あっと言う間の3時間。
主役、喜久雄さんが歌舞伎役者として人間国宝と成るまでの人間模様。紆余曲折の物語。
歌舞伎のシーンは迫力あったし綺麗。
役者さんの苦労を感じました。
映画館で是非観て欲しい大作。
吉沢亮さんの代表作の1つに成ると思われる作品。
作品そのものが現代大歌舞伎
梨園の人間交差点、魂の交錯、芝居の中の見事な歌舞伎芝居
血筋か才能か、そんな単純な話だけでは終わらない
東一郎の曽根崎心中で前半のピーク、多少の中弛みは感じたが、半弥の曽根崎心中で熱量増幅
圧巻のラストの鷺娘
座ったままもう一度最初からそれぞれの人生を振り返りたいと思った
*撮影も個性的と思ったらチェニジア出身
*おかみさん(寺島しのぶ)の愛憎こもった演技も印象的
*少年時代の喜久雄の積恋雪関扉という演目も素晴らしく、此処で一気に心を掴まれる
*国宝授与の取材時、カメラの女性がさりげなくジャケットの衿を直す、そりげなさが逆にえ?引っかかる、そーか、なるほど
ちょっとした動きますまで拘ったこの作品そのものが現代大歌舞伎のように感じた
作品にはまり込んでしまう3時間!!あっという間でした。
極めることの凄まじさ、孤高さ、尊さ
遅ればせながら鑑賞。
6月初旬公開にも関わらず、どでかいシアターを今なお満席にする異常な事態が続いています‼︎
それもそのはず、余韻を感じられる素晴らしい作品でした。
任侠の一門に生まれ、芸の道に人生を捧げる喜久雄の50年の物語。
あらすじを見ただけでは想像できない人生を歩み、"国宝"まで辿り着きます。
国宝までたどり着くまでの人生の中で、幸福に見えたのは少年時代、ライバルであり親友の俊介と芸に勤しんでいるとき、共に舞台に上がっている時、春江と過ごす時間。
長い人生の中では束の間の時間だったと思う。
私は、自分の人生に置き換えた時に、「ここまでやれない」と思ってしまった。
誰かといる幸せや、心休まることを全て犠牲にして、芸に向き合う。
芸術としては素晴らしいものを産み出しているけれど、これは幸せな生き方なのか。
だけど、ラストシーンでそれは払拭されます。人生の全てを芸にかけたからこそ見れる景色がある。
同じ、国宝であった万菊さんの言葉。
「でもそれでいいの。それでもやるの。」
どんなに苦しくても辛くても憎くても。
歌舞伎に向き合った。
だからこそ、誰もが見られない景色が見れた。
本当に何かを成し得ようとするならば、全てを投げうる覚悟が必要。
吉沢亮さん、横浜流星さん、渡辺謙さん、田中たみさん、みなさん素晴らしい演技です。
吉沢亮さんと横浜流星さんは、複雑な関係性を見事に表現されました。
本音と建前と思いやり。
ぐちゃぐちゃになって、葛藤する思いがすごす伝わりました。
半二郎さんの代役で「曽根崎心中」を演じる前の2人の極限のシーン。
色んな感情の中で、喜久雄を鼓舞するあのシーンはグッときました。
俊介も素晴らしい歌舞伎役者だった。
では、何が結果を変えたのか。
それは、"なりたい"ではなく、
"なにを失っても必ず成し得る"という、
あくまと取引きできる覚悟だったんじゃないかと思う。
観た人が、思い思いの感情を持てる素晴らしい映画だと思います。
歌舞伎に取り憑かれた男
非常に評価の難しい作品だった。各方面で称賛の声を聞くように、役者陣の演技については3時間通して圧巻で文句のつけようがなかった。しかし、脚本や題材選定では、やはり万人受けしづらい部分多く、ここまで世間で評価を得ているのも少し驚いてしまう。
まず役者陣の演技だが、誰一人としてこの世界観を壊している人がおらず、端から端まで本当に文句がなかった。その中でもやはり語らなければいけないのは主演の吉沢亮と横浜流星の演技力だろう。私は歌舞伎については疎いが、それでも彼らの芸には息を呑むような迫力と凄みがあった。昨年その演技力を持ってして「正体」をヒットさせた横浜流星を横目に、巷で話題の吉沢亮が演技力で捩じ伏せに来る。これほどまでにレベルの高い演技の殴り合いはなかなか見れないと思う、近年稀に見る良作だった。
しかし冒頭にも書いたような脚本や題材選定の取っつきにくさはどうしても残る。そもそも今時馴染みの少ない歌舞伎という題材に加え、二転三転以上にしつこくひっくり返りまくる展開、さらには作中通してほとんど希望を持てるような描写の無さ。これが現代の、特に映画をたまにしか見ない層には非常に刺さりづらそうだなと思った。やはり演技力で殴られ続けた結果、その辺が気にならなくなるのだろうか。
とはいえ、自分の存在意義を歌舞伎にしか見出せない人間が、悪魔と取引をし、歌舞伎以外を全て捨て、歌舞伎に取り憑かれていくという筋書き自体は、どこか切なくとも胸を打つ構成だと思う。
原作未読のため、原作で内容をチェックしたいと思える一作だった。
一見さんお断りの映画なのか....?
評判がいいと聞いたので見に行きました。
見終わった後の率直な感想書き連ねます。
・なんかすごいのはわかるけどなんだったんだ?
・なにを見るのが目的であり、ゴールなのか???みたいな類のモヤつきが付きまとう(邦画特有の苦手意識かも?)
・小説あったのを映画のクレジットで知って、小説読んでから来るべきだったな....と後悔
・結局「俳優」が「歌舞伎役者」やってすごいね、で感想が止まる
・演技は本当にみなさん、凄すぎる。凄すぎるんだけど、行間がわからない
・行間とその時の行動の動機がわからない
・深読みできるほど、映画がゆっくりじゃなく、無視できるほど小さい事象ではない
・割と先の出来事に影響するため、その行動に対しての理解を深めるためには行間を読む能力を求められてて、読めなかった部分は表面的にしか受け取ることしかできず薄っぺらい3時間になってしまった。
・受け取り手の技量に左右される作品なのか...とちょっとがっかりした(高評価を多く聞いていたから、万人受けする作品だと期待して見てしまった部分もある)
【追記】※私にとって、の感想です。悪しからず。
・ストーリーから感じるものが少なかったので、結果この映画から得たものが、悲しいかな「俳優陣がいい仕事をしたな」という薄っぺらい感想のみ...
・歌舞伎のシーンについては、やはりさすがの俳優陣だな、とは思いつつも、そもそも歌舞伎に対しては「血筋(もしくはお家)こそが最大の魅力であり、武器である、だからこその伝統芸能」だと個人的に思っているので、作中どんなに役者陣が素晴らしい演技をしても「俳優」の時点で本当の意味で「歌舞伎を味わっている」気持ちになりきれなかった。
・ストーリーに入り込めなかった分、余計に、見てるものが(本物ではないな)という思いが最後まで拭えなかった。(あ、老けメイクだとか思って見てた)
正直この映画を見るくらいなら、安い席でもいいから、本物の歌舞伎を見に行く方が価値があると感じました。
今年を代表する作品の一つ
吉沢亮の演技に圧倒された3時間だった。緊張も悔しさも高揚感も孤独も、喜久雄として見せ喜久雄にしか見えなかった。
また、子役時代の俳優も最初から天才さを放っていた。劇中「真綿が水を吸い込むよう」と表現されていたが、底知れない能力を感じさせてくれた。
田中泯・渡辺謙・横浜流星はしっかり吉沢亮とかみ合い、より作品を濃密にしている。
李相日監督作品で、『フラガール』の時にも感じたが、自分もそこに居る(参加している・観客としている)カメラワークが素晴らしい。
長い期間を描くため、途中何年か飛ばすがもう少し足して欲しいところもあった。
伝統芸能の継承の難しさと、引き継ぐ者達の並々ならぬ努力を感じた作品。賞レースには当然出てくる、今年を代表する作品だった。
あぁ日本人
ぜひ映画館で
とても良かったんだけど
既に高評価の映画で私も心を掴まれ、涙を堪える事がやっとだったので、素直に褒めたいんですが、あの時間内に収める事が前提ならば、脚本、台本はあれ以上を求める事は酷というか、無理ゲーだと思います。
元々の原作がおそらくもっと膨大な情報量だった事は容易に想像がつくほど、映画の脚本はどこを削るか、という作業が大変だったと思います。所々でストーリーの連続性に飛躍があり違和感をいくつか感じました。特に3代目花井半ニ郎が闇堕ちしていく部分は時系列に沿って組み立てた方が自然だし、その後、小野川万菊の計らい?があったからなのか、よくわからんけど再び復帰して半弥と共演することになったとか、すみません、時間を考えると最大限配慮している事がよーくわかるのですが、私は二部作にしてもよかったかな?と思いました。歌舞伎のシーンをふんだんに味わって欲しい、という作り手側の意図はとても伝わったのですが、ストーリーを楽しみたい気持ちがあったので意見を言わしていただきました。
かなり贅沢な悩みなので、映画の出来は素晴らしいので堪能出来ると思います。
「国宝」は素晴らしい。でも女形の演じる歌舞伎役者を見たい
「国宝」を見ました展開が速くあっという間の3時間でした。
歌舞伎界からも絶賛されているのをみると凄い映画なんだと実感します。
テレビで歌舞伎役者中村忠蔵のドラマを見たことあります。
中村勘九郎が演じていて歌舞伎役者を歌舞伎役者が演じていて最高でした。
七之助が演じる女形もそのままに水が染入るように馴染んで素晴らしかったです。
「国宝」では吉沢亮も横浜流星も素晴らしいかったんですが、
映画の中で女形を演じる歌舞伎役者が今いないってことなのでしょうか‼️
華のある人じゃないとスクリーンには耐えられないのでしょうか。
立役なら中村隼人がいるのに
昔々大昔なら長谷川一夫か林与一か
女形出身の役者ってミーハーの私には思い当たらない。
女形は歌舞伎役者だけの専業になっているのですか。
大衆演劇にも女形がいると思いますが
やはり映画はイケメン俳優が演じるから歌舞伎界も褒めてくれるのかなと思いました。
芸を喰ったのか、喰われたのか
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