国宝のレビュー・感想・評価
全1625件中、821~840件目を表示
ドキュメント映画
これ米アカデミー賞の外国作品部門いけるのでは?
お父ちゃん
持ってるバックボーンで見方が変わるかも
芸の世界でしか生きれない喜久雄の生き様をしかと見届けてやった!
大河映画みたい。
少年期から老年期まで、血筋に翻弄されながら、
芸の世界でしか生きれない喜久雄の生き様をしかと見届けてやった!
という、何とも言えない満足感と、
その3時間の中で喜怒哀楽すべてを感じた作品でした。
舞台が昭和というのが、やっぱり良いのかもな⋯。
そして、なんとも美しいシーンの多いこと。
カメラワークも、静と動のバランスが良く、こちらの感情を揺さぶる効果がすごい。
そして、横浜流星さんも、もちろん良かったのですが、
やはり、吉沢亮さんの素晴らしさに震えました。
本当に画面映えするお顔で、終始見惚れてしまいました。
まるまる一本、歌舞伎の演目を観たいぐらいです。
お二人とも、どれだけ練習されたことか⋯。
また、裏側の早着替えや黒衣の動きも興味深く拝見しました。
歌舞伎という日本の伝統芸能と人間ドラマ、あと1時間長くても観ていられたと思います。
補足
田中泯さんは別格。
人の情念が、シューシューと、身体から出てそうで、それこそ瞬きも忘れるぐらい見入ってしまいました。
三浦貴大さんもバイプレイヤーとして今回も好演!
リアリティに欠ける
高評価並ぶがまず疑問に思ったのが何故歌舞伎を運営する松竹制作でなく
東宝だったのかという事。
松竹は断ったらしい、その理由は週刊誌などに少しあった。
映画を見てこの内容では歌舞伎界は深く関わりたく無かったろう。
まあドラマだからリアリティに欠けるところはあってもいいが、例えば
映画のコアである襲名披露時の主役の喀血などある筈ない。
又仮にも名代の歌舞伎役者が料亭、クラブの余興などやる筈ない。
家元が絶対許さないだろう。せいぜい地方公演回りくらい。
この様な無理筋満載の映画。
ただ、ドラマとしては本当に面白かった。
理屈抜きで楽しめる。
ただ海外映画祭参加はいいが「歌舞伎を題材にしたドラマ」という
ポジションで。日本伝統文化の具現化など一切言わずに。
歌舞伎版のガラスの仮面
喜久雄をマヤ
俊介をアユミさんにすると
月影先生を半二郎にするか
万菊さんか迷うところ
女形の人間国宝 万菊役の田中泯さんの演技
ヤバいわ〜 本物?
月影先生並みに手一つで
存在感とキャラを語るんだわ必見
ちなみに速水真澄は出てきません!
歌舞伎のシーンは評価が難しい
化粧でも消えない地の顔が出てきてしまうのは
感情が伝わるようにと言う演出なのかもだし
歌舞伎に賭ける役者の心情を汲み取れれば充分だし
映画として見せるところは歌舞伎ではないのだろうし
化粧してても溢れ出る吉沢亮や流星をいいと思うかは
人によるかもな〜
ただ後の方の曽根崎心中を演じるとこは
ストーリーと相まって感動的
あっという間の3時間だった
トイレは先に行け!
なんならオムツ履いてけ!
芸にいきた人間の一生を追いつつ、誰しもが通る道を描いた作品
監督、原作の時点で間違いはないだろうなと
悪人を見た時にこの作品の評価がこんなものなのかとずっと不思議に思っていた
音の使い方とカメラワークで
その場の緊張感を作り出す技術は秀逸変わらない
これは歌舞伎を描いているけど
実際に画面に映っているのは歌舞伎ではない
歌舞伎の一部を映画的表現で脚色して画面に表現しているに過ぎないだからズームアップもするし全体俯瞰ショットも入るしなんなら劇伴もはいる
あくまで穴を開けた障子を覗いて見えるものを拡大して演出してるに過ぎない
舞台で見る歌舞伎は一部をクローズアップして観ることはない
全てを含んだ形で見えるものが完璧な世界なのだ
しかし、クローズアップして観てもこんなにも成立してしまうという事を突きつけられると歌舞伎という芸術が恐ろしいものにすら見えてくる
吉沢亮と横浜流星という役者の素晴らしさはいうまでもないが
曽根崎心中で重要な足に目を向けさせといて
その足が現実を抉り出してくるストーリーの容赦無さ
やはりすごいもんみたと素直に認めた方がいい
蛇足
落ち着いたので他レビューもみました
低評価をみるとこの人は映画というもの誤解しとるというような意見が多く首肯
万人が納得するわけもなく否定の割合のほど良さも佳作の証明
エクスタシーを見るための超絶しんどい映画
吉沢亮って凄い役者だったんだな。あんな風に今にも死んでしまいそうな悲しい舞、今にも人生を投げ出してしまいそうな絶望的な笑い方が出来る役者さんだったんだ。希望と絶望の連続で疲れ果て、孤独でも辛くてもまた同じ場所に戻り、求めるものを探し続ける姿を見ているのは本当にしんどかった。やめられないんだよ、わかる、辛い世界なのに戻るチャンスがあったら戻るの、麻薬と同じ。パフォーマー、芸術家、表現者みんなそう。続けていくのは本当に辛いのに、舞台の上に立って100%以上のパフォーマンスが出来た時のエクスタシーを知っているから。これはそのエクスタシーを見るための映画。吉沢亮と横浜流星によって何度も畳みかけてくるそれに心の底から拍手を送りたい。実際一度、映画の中の観客と一緒になって拍手をしそうになってしまった。
平日のレイトショーで若い観客が多かった気がするけど、エンドロールが始まっても一人も立つ人はおらず、終わってもすぐに立ち上がる人は少なかった。そのくらい会場中がエネルギーを消費しながら世界観にしっかりと浸ることが出来たんだと思った。エンドに流れてきた曲が喜久雄の叫びのように聞こえた。
歌舞伎の映像、世界観に引き込まれました
いろいろスベった凡作。
まず良いところ。女優陣はみんな立派ですね。少年喜久雄役の子役もすごい。あと異様な存在感を発散する田中泯そして渡辺謙。中村鴈治郎のイヤーな大物役者っぷりもさすが。この人はそれこそ血筋のせいで徳兵衛しかやらせてもらえないけど、九平次をやってもハマると思う。
が、カメラと編集と照明がとことん凡庸なのです。それは要するに監督の感覚が俗で凡だってことで、『流浪の月』で観客を感嘆させたあの見事なショットは要するに監督の手腕ではなくカメラマンの力量だったことを本作は証明してしまいました。
まず冒頭の料亭へのカチコミシーン、永瀬正敏はざらりとした印象を残して見事だったけど、画角のセンスと編集のスピード感が鈍くて緊張感も緊迫感も欠いている。寄りが甘いし引きがぬるい。以後、万事がこの調子で、いちいち隔靴掻痒感がのこります。
舞台上での歌舞伎役者の所作などを俳優ががんばって稽古したところでサマにならないのは、まあ仕方がない(田中泯の鷺娘ですら微妙にハズしているのに、現代の若手俳優にできるはずがない)。それでも、曽根崎心中の口説きを吉沢亮がはじめて見せるシーンは、なかなか迫力のあるショットになりかかっている…のに、そこにキセルのUPやら鈍いクロスカッティングやらを混ぜてスポイルしてしまっている。
男優二人は、おそらく才能ゆたかで意欲十分なのですね。だから稽古場での所作は、おおっと思うようなショットがいくつもあります。それを活かせていないのは監督と脚本の責任。
脚本は、とくに中盤以降が御都合主義なバタバタ展開で、中途半端なショットがそれをさらに助長していて、白々と見ていました。その頂点として現れる「人間国宝」であるはずの女形による鷺娘シーン。これを呆れずに見ていられる(それどころか賞賛する)映画評論家は、歌舞伎も文楽も能もちゃんと見てこなかっただけです。
そんなわけで、別に失敗作ではなくがんばって撮っているし俳優もそれなりに演じているのですが、監督の凡庸すぎる力量のせいで、締めるべきネジをことごとく締め損なった凡作、という結果に終わりました。
吉沢亮と横浜流星
国宝
凄い映画だった。吉沢亮、横浜流星の二人の役者としての技量を感じた。歌舞伎の演目、道成寺、鷺娘、曽根崎心中など、それぞれ演ずるのも大変だったろうし、女形としての素振り、声色など、よくぞここまで極めたものだと感動した。クライマックスに近いところで、曽根崎心中のお初を演ずる横浜流星の声に体が震えるような感覚に陥った。吉沢亮演ずる喜久雄が娘と再会し「悪魔との約束」の台詞が活かされるあたりも考えたストーリーだった。渡辺謙、寺島しのぶ、田中泯、永瀬正敏、高畑充希など錚々たるキャスト、それぞれが素晴らしい味を出していたと感じた。もう少し盛り上がった場面でおさめることもできたのかな、やや長いなと感じたが、二人の俳優の飛躍を予感させる映画だった。
鼓の音と共に映画の世界に引き込まれました
メディアで絶賛される映画なので、半分疑って見に行ったのですが、良かったです!
映画によっては時々寝ることがあり、この映画も3時間なので、寝るかも?と思って行ったのですが、3時間とは思えない展開に、圧倒されました!
これぞ映画!という展開で、重厚感があり、展開が面白く、勿論 役者たちが素晴らしく、日本の歌舞伎の世界が良く描かれていて、鼓の音と共に映画の世界に引き込まれました
畑は違いますが能楽の宝生流の藤井雅之氏から、「謡を謡える人はそうはいない」と聞いたことがあるのに、吉沢亮・横浜流星氏共に、上手な謡で感心しました
一門でもない外部者が歌舞伎の世界に入る物語ですが、大学時代に新たに能楽の世界に入った藤井雅之氏の事も、参考になっているのかなとも思ったのですが、そうでもなかったです
しかし監督の、李相日氏恐るべし!でした 今後の活躍を期待できる監督でした!
だから?
お二人の研鑽の跡は大変よく分かるんですが、それって見えてしまったら駄目なのでは?
お稽古に1年半かけた、ということらしいですが、でもそこまで。歌舞伎役者をなめてはいけません。
きっと歌舞伎の裏側の景色や歌舞伎役者の壮絶な営みを描きたかったのでしょうが、それって本物の歌舞伎をNHKがドキュメンタリーで撮影したほうがリアルで良かったのでは?と。
それを誇張して表現しているだけの映像で、薄っぺらい。
ストーリーは。。。凡庸です。次の展開が手に取るようにわかってしまい嬉しいような悲しいような。
途中で(暗い中で)腕時計をみて「あぁあと一時間もあるのか」と思いました。
正直3時間が長かったです。
絶賛されてる方、とぅいまてん。
全1625件中、821~840件目を表示
映画チケットがいつでも1,500円!
詳細は遷移先をご確認ください。