劇場公開日 2025年6月6日

国宝のレビュー・感想・評価

全742件中、541~560件目を表示

3.0影の主役は糖尿病

2025年6月9日
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歌舞伎については海老蔵ぐらいしか知識がない歌舞伎初心者だが、この映画の歌舞伎シーンの完成度には驚いた。
本物と見紛うばかりの迫力で、特に吉沢亮と横浜流星の歌舞伎の演技は圧巻の一言。
まるで『ミッション:インポッシブル』シリーズでトム・クルーズのアクションを目当てに観るように、この映画は二人の歌舞伎シーンを堪能するためにあると言っても過言ではない。
吉沢亮ファン、横浜流星ファン、歌舞伎ファンなら大絶賛間違いなし。
個人的には、渡辺謙の老いた演技も非常に印象的だった。

一方で、歌舞伎シーン以外のドラマ部分には物足りなさを感じた。
物語をドラマチックになるように繋げているだけ。
話に深みがなく、やや陳腐に映った。

ドラマが収拾しそうになると糖尿病が暗躍し始め、物語が大きく動き始めるという構造。
糖尿病の恐ろしさは十分伝わった。

吉沢亮演じる喜久雄が「歌舞伎が上手くなるなら他は何もいらない」と語る場面があったが、恋人からのプロポーズを断ったのならまだしも、実際は逆で、さらに別の女性と子供をもうけていて、彼の言葉に説得力を感じられなかった。

才能があっても成功しない歌舞伎の世界って酷いと感じたが、夢が思い通りにならないことの方が普通なわけで、例え地味な活動になったとしても、献身的に支えてくれる女性がいるだけで十分幸せなのではないか、と感じてしまった。

波瀾万丈な物語の末にたどり着いた状況を見た時、「最初からそうすれば良かったのでは?」という思いが頭をよぎった。

クライマックスの歌舞伎シーンは、『侍タイムスリッパー』を彷彿。
この場面は序盤の「ドスで親の敵討ち」の場面との関連性を示唆しているようにも思えたが、「だから何?」と感じてしまった。

李相日監督の作品には毎回濡れ場が登場する印象があるが、本作の濡れ場には必然性を感じられなかった。
まるで女優のエロいシーンを撮りたいだけのように見えてしまい、残念だった。

ラストで滝内公美が「国宝」についてディスり始めた時は、「国宝が題材の映画でこれは斬新」と驚いたが、家族を捨てた人物をあっさりと許してしまう展開には、思わず「はあ?」となってしまった。
「天才は何をしても許される」という考えが嫌いなので。

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おきらく

4.53時間あっという間

2025年6月9日
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泣ける

三時間あっという間に終わった。本当に良かった。吉沢亮、横浜流星、歌舞伎全てが綺麗だった。

強いて言えば、原作よりちょっと端折りすぎかなとは思った。

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めぐみん

3.0さすが李監督

2025年6月9日
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あと役者さんの、吉沢亮さんの演技が凄まじい
あの方なんであんな演技ができるの?本物の歌舞伎役者だよ 歌舞伎のシーンは本当に圧巻
ただ子役パートが良すぎて、後半は少し疲れてしまった 森七菜ちゃんや芸妓さんの役どころをもっと深く掘り下げてもいいな

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kou

5.0人間と業

2025年6月9日
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最初から最後まで、「人間」を描いています。
ぶつかり合ったり、分かり合ったり、
「業」とは、情熱の辿り着く先なのかもしれない。

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デイジー

4.0邦画だから配信待ち、は損。

2025年6月9日
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邦画は時代劇と一部例外を除いては
テレビドラマの延長のような作品が多いので
劇場スルーが多いのですが
今作は予告やテレビでの役者のインタビューに惹かれ、
このサイトでの異常な評価の高さから、早速観賞してきました。
役者の演技、存在感、ビジュアル
どれも劇場観賞にふさわしく、配信待ちでは
本作の魅力は確実に1/3くらいになると思われます。
大スクリーンで上映している早めの観賞を。
歌舞伎の演技については詳しくないので感想を述べられませんが
中村鴈治郎さんが監修し、原作にも関わっているそうなので
かなりレベルの高いものでしょう。
日本が誇れる文化を、
ベストなスタッフとキャストが揃った今のタイミングで
映像化できたのは奇跡の賜物ですね。
長い上映時間なので
コーヒーとミントガムを用意して眠気対策をしましたが
杞憂でした。

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すかちん

5.0100年に一本のコピーに偽りなし

2025年6月9日
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泣ける

興奮

驚く

大傑作と思う。

原作を読んでいたので、この作品の映画化はハードルは高いと心配していた。
主演の吉沢亮のプレッシャーも相当のものだったに違いない。

その心配を吹き飛ばすような出来栄えだったと思う。
上下二巻の長編小説を3時間にまとめるのだから、半分ぐらい端折った部分があったように思うけど、小説では表現しきれない、映像だからこそできる演出が随所に用意されていて大満足。

まさか、大首の浮世絵を実写で見ることができるとは思わなかった。写楽の浮世絵に江戸庶民が熱狂した訳がわかったような気がした。

森七菜ちゃんの登場が、小説ではちょうど折り返し下巻(花道編)の冒頭附近になるのだけど、欲を言えば、そこから後が少々走りすぎた感じがしたことだろうか。でも5時間越えの作品になっちゃうね。

是非映画館で見て欲しい作品です。

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うさぎさん

4.0役者とは

Nさん
2025年6月8日
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歌舞伎役者はすごい。生まれながらに役者。すごい世界。そして、それを演じる役者。吉沢亮はこの役をやるのにどれだけのことをしたんだろうと思わされる凄み。美しかった。他の方々も演技素晴らしかった。

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N

4.0舞台としては満点

2025年6月8日
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でも個々の人間関係にあまり愛を感じなかった
吉沢亮さんやはり正しい人に見えて泥水を飲んだとは思えない まぁちょっとした事件さえも光で隠せたような⁈

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たん

4.5大作ですね

2025年6月8日
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興奮

映像も美しく贅沢に時間も使った大作ですね。シーンも造り込まれており、よく見かける無理やり作ったような映画ではありません。

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ショカタロウ

4.0期待度○鑑賞後の満足度◎ 良く出来た小説の映画化は本当に難しいと改めて思う。だが映画という媒体の力を駆使して“「映画」の中で見事に歌舞伎の世界が構築されている”と思う。

2025年6月8日
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鑑賞方法:映画館

《原作既読》
①映画を観る前に原作を読んで、喜久雄と俊介の役はいっそ若手歌舞伎役者にやらせれば良いのに、と思った。
たとえ映画(TV)俳優が撮影前の練習でどれだけ頑張ったとしても、長い修行・稽古を積んできた役者には叶いっこないと思ったから。
でも其れは映画好きにも関わらず映画の力を信じていなかった己の不明を知らされることになった。

②吉沢亮も横浜流星もよくやっていると思う(横浜流星は正直どこが良いのかと思っていたが『べらぼう』を観て少し私の中で評価が上がってます)。
決して歌舞伎通ではないけれども、歌舞伎通の目から見れば、二人の芸自体は 本物に比べたら真似事にしか見えないかもしれない。
しかし、その足りない部分をカメラの動き・画面の構図/構成・編集という映画のマジックで見事に「映画という虚構の世界の中で存在する"歌舞伎"」になっていると思うがどうだろうか。

③大河小説と言っても良いくらいの原作の質量とものボリューム。
特に後半の中年以降の芸の道を極めていく辺りを若い俳優が演じきれるのか、との不安も有った。
そこを映画は「花道編」の部分をかなり刈り込んで「青春編」に比重を置いている。原作で印象的だったキャラクターも外されていたり、外されていなくても一場面のみの登場になっていたりする。
でも其れは仕方ないと思うし、其れで良いと思う。
勿論、芸の道を極めていく中年以降の喜久雄を映像で観たかったという気持ちもあるが、原作の芯のようなものは十分残っていたように感じる。

小説の世界では、読者自身の想像力の及ぶ限りの範囲で好きな様にイメージを脹らませ想像しながら読んでいける。
一方映画は写実に具体的に映像として観客に提示しなければならない。
然しながら今回は実写版として観ても殆んど違和感は無かった。
既に観たことのある演目はともかく、観たことのない演目については「実際はこんな舞台なんだ」とわかって有り難かった。

逆に、俊介の出奔と「曽根崎心中」の舞台とを平行して描いたところなど、上手い、と思ったし映画でなければ出来ない表現・手法だと思う。

④主役の二人も良かったが何よりも圧倒的な存在感・オーラを放つ万菊に扮する田中泯が素晴らしい。
歌舞伎役者ではないけれども、こちらもダンスという“芸”に一生精進・努力を続けてきた人。その佇まいは年輪は演技で出せるものではなく、何より指先の動きから所作、佇まいまでまんま歌舞伎の立女形としか見えない(少なくともこの映画の中では)。
『鷺娘』の舞も、カメラワークもあるのだろうが、本作に数々出てくる躍りの中ではピカ一である。
『それで良いの。それでもやるの。』という印象的な台詞も田中泯だから説得力を持ったと思うし、この映画を芸道映画として成り立たせているのも田中泯がいてこそと思う。
賞などどうでももよいのだが、助演男優賞(それとも女優賞か)ものである。。

⑤渡辺謙も白虎が亡くなる前の老いを露にした演技に凄みを見せる。
瀧内公美もワンシーンの出演ながら脚色でバッサリ切られた原作後半の部分を集約したような台詞を放ち鮮やかな印象を残す。何より正体を告げる前に撮影のために上着をそれとなく整えるところに、置き去りにした父への恨みと愛情をさ無言でさりげなく表現する。

寺島しのぶに関しては、今の日本映画界でこれ程この役に他に似合う人は居ないだろう。却って当たり前すぎるキャスティングなのが痛し痒し。

冒頭シーンのみの登場だが、永瀬正敏もそこに居るだけで役に成りきっている安定感・存在感が半端ない。

⑥原作の、至福感溢れる、然し浮世離れした幻想的な幕切れは小説だから可能であって、映画の場合、最初からファンタジー映画と謳っているなら兎も角、本作のように基本リアリスティックな描写をしている映画では難しい。
どういう幕切れにするか期待と不安と相半ばで観ていたが正直「こうするしかないよなぁ」という感想であった。

⑦惜しむらくは、血筋や才能という前半で強調された要素を超越した、「何はともあれ結局歌舞伎が好きで好きでたまらない」「名声を得ることや注目されることは結局どうでもよいことで、シンプルに舞台に上がること、役者でいることが楽しい」という喜久雄の到達した境地は表現しきれていない。

⑧とは言え、監督:李相日×原作:吉田修一のコンビ作(『悪人』『怒り』『国宝』)では今のところベストだと思う。

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もーさん

2.5少し途中で飽きた

2025年6月8日
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中盤まではこう、イケメン二人が切磋琢磨してて、えづらが華やかでいいな、と見れてたが、中盤以降見るのがだれてしまった。

適当なレビューでごめんね。まあ、メッセージ性のある映画ではなくて、小説、物語、娯楽だった。小説が好きな人にお勧め、僕には3時間は長すぎた。90分ぐらいが良かったかな。

あとは蛇足だけど、歌舞伎の面白さ、凄さを表現するために観客が拍手するシーンが多用されて、それがやだった。直接的に観客に歌舞伎の良さが伝わらないのを制作側知ってるから、間接的な拍手シーンばっかりなのかなって。歌舞伎凄いアピールいらない。女形のシーンとか感動できなかったよ。
普段、歌舞伎見る時も、翻訳ラジオみたいなやつ借りて聞いてるから、何言ってるかわからないので。それぐらい心の距離あるから普通に。

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スティックロール

4.5悪魔との契約後も努力し続けることを止めない『ファウスト博士』

2025年6月8日
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泣ける

興奮

ドキドキ

予告編を見、荒筋を読んだ限りでは、
「氏より育ち」が「梨園の家格」を凌駕するお話か、
真逆の「血は水よりも濃し」の落としどころかと思っていた。

なぜなら歌舞伎の世界での
血筋に重きが置かれることは論を待たず。

先代が廃業し後ろ盾のない『獅童』や
養子である『愛之助』の立場は耳にするところ。

更には「高麗屋」と「成田屋」の
昔からの関係も同じ文脈。

浮世絵に描かれている両家の役者を見れば、
特徴的な鼻の形の区別がつかぬ時さえある。

そんな中で異色は『玉三郎』か。
1950年の生まれで早くして人間国宝に。

梨園の出ではなく、高身長に左利き、
養父も随分と若い頃に亡くしている。

にもかかわらず今の地位。
どれだけの研鑽を積み、いかほどを犠牲にしたのかと、
頭を垂れる思い。

本作の主人公が女形とのこともあり、
『玉三郎』の姿が投影されているようには見える。

もっとも劇中で、血と芸についての言及がないわけではない。

御曹司を守ってくれるのは血筋だし、
部屋子を守ってくれるのは身体に染み付いた稽古の結果だと
いみじくもふれられる。

とは言え、二人の主人公が、堕ちるところまで落ちても、
最後のよすがになるのが芸への執念なのは
もっとも感銘を受けるエピソード。

その線上で『寺島しのぶ』のキャスティングは興味深い。

当初は梨園の慣わしについて素で演じられることが眼目かとも考えたが、
ストーリーが進むに連れ異なる思いも湧き上がる。

『菊五郎』の子供に生まれながらも
女であるばかりに歌舞伎役者にはなれない。
加えて母親は易々とは越えられない高い壁の『藤純子(緋牡丹のお竜)』。

が、身体を張った演技で数々の賞をものにし、
今では一枚看板に。

彼女の生き方もまた本作に重ねて見えてしまう。

歌舞伎の世界でも四肢を失ってなお舞台に上がった役者が
江戸時代には居たよう。

しかしより最近の例としては『エノケン』を思い起こす。

脱疽で右足を大腿部から切断しても
義足で舞台に立った気概には感銘を受ける。

『吉沢亮』と『横浜流星』の努力は認めつつ、
舞踊家『田中泯』の演技と踊りが
二人を凌駕していたのも事実。

とりわけ劇中での〔鷺娘〕は、
短い尺ながら自家薬籠中としている。

できればフル尺で観たいものだが・・・・。

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ジュン一

4.0圧巻の175分

2025年6月8日
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ドキドキ

公開3日目の日曜日、年齢層高めで満席でした。
175分で長いし年齢的にトイレ近かろうに、ほとんど離席することもなく、というか動けなくなってたというのが正しいかも🤣
吉沢亮と横浜流星、さらに喜久雄の子役、歌舞伎演技が凄かったよ。

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だっちょ

4.5綺麗すぎる主演2人

2025年6月8日
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知的

難しい

綺麗な顔立ちの2人が女形をするから…と単純な気持ちで綺麗だろうな〜と鑑賞しました。

…が、話の内容は深く切なくて胸が苦しくなりました。

多様性を尊重する今の時代でも根強く残る偏見や血統の事…
敢えて言葉を選ばず例えると「親ガチャ」って言葉かな〜

キクオの父親も子供に仇を取らせるぐらい慕われてた父親だったと思うのですが…
人は生まれ落ちた時人生7割決まってると何かの本で読んだ事があります。
残り3割を這い上がるか、諦めるか…自分の人生を考えさせられる作品でした。
自分の力だけではどうにもならない3割の状況をどう進むか…諦めないなら物理的にも感情的にもたくさんの犠牲があり並大抵の努力では這い上がっていけないんですよね…結果は分からないけど自分がした努力は色んな意味で裏切らないんだなと実感しました。

主演の2人がまあ美しい!歌舞伎の良し悪しは私は分かりませんが稽古は相当大変だっただろうなとプロの凄さを見せつけられます!

子供の頃のキクオ役の子が演技すごく上手でびっくりしました。
田中民さんの演技もセリフ少ないのに凄みありすぎで…,

いろんな人の苦しい選択のオンパレードで胸が苦しくなる映画でした。
素晴らしい作品だと思います。

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ともち

4.5「役者」を演じる役者たちの凄まじさ

2025年6月8日
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歌舞伎役者の人生を描く本作。
何百年も受け継がれた芸を、自分の命をなげうってでも舞台で表現する。その覚悟への熱量が、これでもかというほど画面から降り注いでくる。
これは間違いなく傑作と言っていいだろう。

これを実現し得たのは、歌舞伎役者に対する演者たちの尊敬の念だろう。
華やかな世界の一方で、みな何か一般的な幸せを諦めてでも、芸の道を追求する。そうせざるを得ない役者たちの生き様。
これを表現しようとする吉沢亮、横浜流星、渡辺謙、田中泯。彼らの演技…というより、演技に対する熱量は、凄まじいものがあった。
感動するとか、泣けるとか、そういうことを超越した人間としての熱量に圧倒される。

もうひとつ特筆すべきは、カメラだろう。
役者たちの凄まじい熱量を、同じほどの覚悟と技を持って撮り切ろうとするカメラマン。
舞台の上での役者たちの演技、ホテルの屋上での悲しき笑い。シーンとして役者たちの演技を撮ることのみならず、その人生をすらカメラに収めていたように思える。
カメラマンは、チュニジア出身のソフィアン・エル・ファニ。アデル、ブルーは熱い色の撮影も担当しているのだとか。どういう経緯で、日本の伝統芸能の映像作品を撮ることになったのか。
とにかく彼の撮影が、この作品を傑作たらしめたことは間違いない。

小手先ではない、作り手たちの熱い思いが伝わってくる、そんな素晴らしい作品です。

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ルイコスタ

4.5この映画こそ「国宝」

2025年6月8日
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原作は読んでいません。しかし、吉沢亮の演技の凄さ(歌舞伎役者にしか見えない)、横浜流星の前半わざと上手じゃない歌舞伎演技、映像美。全てが最高でした。
是非、世界の映画賞をとって欲しい。日本人は劇場で観るべき。

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hanataro2

4.5タイトルなし

2025年6月8日
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小説を読んだ時、こりゃ壮絶な一生の物語だなぁと感動しました。
まさか映画になるとは思ってなかったです。
その上歌舞伎役者ではない俳優が演じられるのかと危惧しましたがしっかり覆してくれました。
私は歌舞伎を観たことはないのですがなんと美しいものかと小説ではわからない感動を味わいました。
本来大河ドラマにでもなるような長い深い物語なので説明不足な部分はありますが、歌舞伎という世界も時代背景も描くのは大変なことであろうと思います。
出演の全ての役者さんにリスペクトを感じる映画でした

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ふがし

3.0映像美5 思考美1で星三つ

2025年6月8日
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血統は天の配分。
天皇は涙も見せられない。
技巧はその個人だけへの才能と本人の努力。
血の神格の下にあらゆる文化や技がある。

国、家は存続、相続がすべて。
血統は何代アホが続いても必ず立て直す突然変異が発生する。

映画では渡辺が血統を曲げたがそんな事例があるのだろうか?

私は天皇に技巧を期待したことはないし、陛下の元に産まれたことに無条件で心から感謝しています。
日本人に血統を問うことは無意味。

この映画黒澤明が監督ならどんな映画なんだろう。
是非みて見たい。

追記、歌舞伎の技は骨の形に憶えさせるのくだりはなるほどと思わせてくれたのは田中さん。

国宝は血統だけが与える資格を有する。
相撲も歌舞伎も漆も芸術や技巧における素晴らしい力と美の功績、そして人間国宝制度は天皇血統の権威づけの生贄として存在する。

日本はまだまだ神話の途中、世界で唯一無二の神の国、上質なアニメの最高峰。

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かな

3.5人生いろいろ♪ ★3.4

2025年6月8日
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約3時間の長尺、私は趣深く面白く楽しめました。とはいえ「心震わす域」にはあらずでした。
歌舞伎の世界を知らなくても楽しめるとの書き込みを多いようですが、私的には少なくともTVのワイドショーを見ていた世代でないと世界観が掴めず楽しめないのではと思いました。更に「人生なんてものは、いい時も悪い時もあるものだと」思える年齢であることも楽しむための条件かもしれません。

映像 ★★★   もっともっと鮮烈な画が欲しかった
音  ★★★   もっともっと美しい「静」の間(ま)が必要だったのでは
物語 ★★★★  ワイドショー見てた世代には楽しめる
役者 ★★★   悪くはないし、どちらかと言えば良いのだが、素晴らしいとは言えない
編集 ★★★★  少年期から老年までの人生の出来事をうまく3時間の尺に納めている
粗さ ★★★   問題なし
総合 3.4     何かが惜しい・・・

画も音も演技も、全体を通して何かがちょっとづつ足りない。もしくは数秒の1シーンでも良いから「心震わす」ものが欲しかった。「国宝」と言う題名の重みに対して、ちょっと仕上がりが軽く感じました。十分楽しめはしたが★4や5の評にはならず。

ただただ吉沢亮と横浜流星を楽しみたいという人には素晴らしい仕上がりかもしれません。

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くりくりぼー

4.5超速の3時間。 観る前は敷居と格式ちょっと高いか?と思ったが 過剰...

2025年6月8日
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興奮

ドキドキ

超速の3時間。
観る前は敷居と格式ちょっと高いか?と思ったが
過剰といえるほど分りやすくスムーズなストーリー構成
何よりこれ、感情バッチバチのやつじゃん!w
意識せず入れるから、めっちゃ楽しく、めっちゃ早く感じた。
あと空間の質と密度!濃い濃い!
これは映画館で観れて良かった!

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とりから
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