国宝のレビュー・感想・評価
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3時間が一瞬になる“大傑作”
この作品に出逢えて良かった
何回観たか数え切れないくらい観に行きました
吉沢亮、横浜流星の演技(歌舞伎も含めて)は言うまでもないですが青年時代の黒川想矢もまた素晴らしく、メインキャスト以外のキャストの力も本当に素晴らしい作品でした
日本の古き良き、そして古き悪き部分がテンポよく展開されてそれぞれの登場人物に感情移入しながらもそれぞれの弱さや狡さにいらいらしながらこの先の自分の生き方も考えるくらいにはたくさんの感情を与えてくれた本当に大切な作品です
特に歌舞伎部分は配信などより大きなスクリーンで見たいので上映が続く限りあと何度かは観に行きたいです
それこそ子ども時代にこの作品に出逢えていたら自分の年齢や生きるステージで見え方が変わっただろう作品なので学生の間に見られる方々にもぜひ観て頂きたいです
上映時間が長くて疲れた
芸に生きる人生
日本一の歌舞伎役者になれますように、、、そのかわりその他は何もいりまへん
女形と日本、を表現した作品
歌舞伎だけではなく、雅楽、舞台、建物、着物、空気......『日本』が凝縮されていて気持ちの基軸の部分からすでに高揚感があふれました。
町の感じ、お祭りの屋台、神社、、勘亭流フォントの垂れ幕...
数秒数分と画面が進むごとに豪華に漂う『和』を味わいました。
歌舞伎を題材にしていますが、歌舞伎というよりは「女形」の物語のように感じました。
男性が一生かかっても到達出来ない女性の心。
それははかなげで可憐で美しく可愛らしく、情念が深く執着が半端なく邪悪でもある。
女性には男性とは違う良い部分も悪い部分もあります。
喜久雄も俊介も、女性的な情念と執着、そして女性特有の卑怯さズルさを持っています。
役者としての魂を持つから情念が深いのか...
それもあるけど、『女形』だからというのもあるように感じます。
だけど、子供も作るし女も抱く。
『男』ではあるのだけれど、、最後に結局、本来一生分かることの出来ない景色(女性の心)を見ることが出来た。
という感じに収束したように感じました。
これは私個人の感想なので、実際は全然そんなことは何も意図していないのかもしれないですが、なるべくしてそういう風な空気が自然と織られたようにも少し思います。
国宝というのは、ある特別な景色を見ることが出来た者がなるものなのでしょう。
女形の場合は、女心に浸り男では味わえない景色を見る者が...なのでしょうか。
これを映画館で観ることが出来て本当に良かった。
日頃の行いが良いのかな。
これは、田中泯さんの映画。
俳優の方々、みなさん素晴らしかったです。
主役の二人も。渡辺さんも。
しかしながら私は、最初に万菊役の田中泯さんが出てきた時に
その圧倒的存在感、魂の入った演技に心が震えました。
この方がこの役でいなかったら、この映画の魅力は半減していたでしょう。
最後の床に伏してるシーンまで、圧巻でした。
ぜひ世界に出て活躍してほしい役者さんです!
ゴッドファーザーで言えば、マーロンブランド的存在ですね。
これからも田中さんに注目していきたいです。
映画自体もとても素晴らしく、飽きずに3時間鑑賞しました。
私的には、男二人の友情物語という側面が良かったです。
アメリカでも話題になりつつあるとのことで、
ぜひアカデミー賞取ってほしいです。
嫁が…
『邦画の興業収入歴代1位だって。 観た方が良いのかな?』
と言うので、個人的に興味はそれほど無かったが鑑賞。
結論的に言えば、まぁ良かった。
が、それほどヒットする作品なのか?
万人受けする踊る大捜査線が1位だったのは納得出来る。
しかし、この作品は観る人を選ぶ映画だと思う。
マスコミが持ち上げまくりで、伸びてるのかなぁ。
別にダメな作品では無いんですよ。
むしろ良い映画だとは思う。
おそらく稽古もそうとうな時間をかけてやったのでしょう。
この映画に出演している人達は評価されるべきだと思うし。
でも人にはオススメはしないかな。
ちょっと重めの話でスッキリするワケでは無いしね。
高畑充希はなぜ裏切った?
そこが意味ワカラン。
エンドロールがスゲー短いのが良かった。
洋画もこのくらい短いと良いんだけどね。
俳優陣は素晴らしい
自分には刺さらないけど
ずっと楽しみにしてたので公開初日に行きました今さらレビューです
見た時の感想は、そりゃ役者や美術が良すぎるので
よかった!とは思いましたが、ここまで流行ると思いませんでした
だってこの話めちゃくちゃわかりにくいし…話ガンガン飛ぶし…
でもこんな分かりにくい映画をたくさんの人が面白いと言っている、この社会は好きです
海外でディズニー映画の実写化が叩かれる時に
「ほぼCGじゃねーかどこが実写なんだよ!」
という意見があるらしいんですね
そういう意味では、これから実写映画というのは
いかにCGを使わず生身の映像・パフォーマンスを作り上げられるか、というのが大事になるのかなと思います
その文脈で、国宝は海外でもウケるのかなーなんて
とは言え倫理的にどうかと思うところもありますし、世界でどう評価されるのかこれから楽しみです
文化を越えた先に彼が見た景色とは…。
伝統や芸能と聞くと皆さんはどういった事を思い浮かべるだろうか?比較的若年層であれば、「堅苦しいもの」や「難解なもの」という捉え方が多いのではないか。
「歌舞伎」とは4世紀ほどの歴史を経て、庶民演劇としては最古の歴史をもつ日本文化の宝である。かく言う私も歌舞伎にはあまり馴染みのない部分も多いが、純粋に面白いと感じ、3時間弱という最近の映画の中ではそこそこ長い上映時間でも飽きることなく、非常に満足度の高い作品であった。
寧ろ、上下巻の原作をよく3時間ほどであそこまで上手にまとめられたものだなと感心さえした程である。
物語の基本はもちろん、歌舞伎を追い求めた男の行く末とは…的な部分が主軸だが、その中にも役者がその歌舞伎という夢に対してがむしゃらに喰らい付いていく部分の中に、愛憎の縺れ、人間関係の汚さなど、歌舞伎以外の面での面白さもあり、単なるエンターテインメントを超えたドキュメンタリーチックな部分もある。なので、歌舞伎にあまり触れたことのない人にも観て頂きたいのである。
とある場面で三友の社員の「竹野」が「歌舞伎はどうせ世襲だ」と言う場面があるのだが、素人の私も歌舞伎を世襲であり、どうせ血がものを言うものなのだ、と思っていた節があるので、そんな中でも一人必死に喰らい付く、「喜久雄」の様には感涙した。
もう一つ面白い?不思議?と感じたのは、人間は「美」というものに対して、自分が感じられる以上の「美」を目にしたとき、なぜか「怖い」という感情が芽生え、人が出せる限度を越えた「美」というものの恐ろしさを体感し、不思議な感覚に陥った。正に「喜久雄」、「俊介」が言っていた通り、「美しい化け物」であると私も思った。
私は原作→映画と入ったので、もし原作、映画どちらも目にしたいのであれば、順序は映画→原作の方がおすすめだなと個人的には思った。もちろんどちらの順序でもこの作品の面白さは感じられるが、原作の方は「喜久雄」と「俊介」の闇の中での模索を詳細に書かれているので、映画を観賞した後に原作を見ることで更に二人の歌舞伎に対する思いの丈を感じ取れるだろう。
映像綺麗だった。 歌舞伎には誠実でありながら、 歌舞伎以外には不誠...
やっと観た、たしかに凄いといえば凄い映画だけどあまり好きな作品ではない、そして尿意問題と途中休憩について
混んだ映画館は大の苦手なので鑑賞を見合わせていたのだけれど、やっと観ることができた。それでもいまだに混んでいた。この「ブーム」いつまで続くのか?
というわけで、おそるべき大ヒット作『国宝』。
結論からいうと、僕はこのお話があまり好きではないです。
「たしかに凄いな、10年に一本の映画かもしれないな」――序盤から中盤までは、そう思って観ていた。ストーリーの設定も面白い。流れるような展開でテンポもよい。緊張感もある。そして、何といっても作品に力がある、凄みがある。あれよあれよという間にスクリーンの中に引き込まれていった。「これだけ評判になる理由もわかるなぁ」。そう思った。
けれども、喜久雄が三代目を襲名するあたりから、なんだかちょっとしんどくなってきた。中だるみした。そしてその後も前半に感じたような高揚感の持続を味わうことはできなかった。その理由は、僕が単純にこのお話が好きではないとわかったからだった。全体を通して最後まで観ると、物語の筋立てがいささか俗っぽく安易であるような気もした。さらにいうと、ストーリーだけでなく、本作のトーンというかムードというか、そういったものも僕はあまり好きになれなかった。それは気持ちが作品に引き込まれていた前半から「違和感」という形でうっすらと感じていたが、後半に至って明確に自覚できた。そして、前半に感じた「なるほど、これだけ評判になる理由もわかるなぁ」という思いは、観終わってみると「果たして、これだけ評判になるほどの作品なのだろうか?」という感想に変わっていた。そんなわけで、強く感動を覚えることはなかったし、もう一度観たいとも思わなかった。たしかに凄いといえば凄い作品だけど、どうなのかなぁ? みんな本当に感動してるのかなぁ? まあ自分とは相性が合わない作品だったのでしょう。
それにしても、このごろ、こういう3時間、あるいはそれ以上の上映時間を要する映画(以下、「長時間作品」とする)が多くなってきて困ります。僕も中年になって、おしっこの心配をすることが増えてきたからです。じつは今回も途中から尿意を催してきて集中力が低下しました。歳とるとロクなことないですね。
ボンタンアメや大福餅が有効かどうかは知らないけど、僕は尿意対策として体が冷えない格好をして映画館に出かけるようにしています。水分を控えていっても、体が冷えると、交感神経が刺激されて尿意を催しやすくなるので。それでも今回のように尿意とのたたかいをしないといけないときがあるから難儀します。
そんなわけで、僕はいいたい、訴えたい! できるだけ長時間作品には10分くらいの途中休憩をつくってほしい、と。制作者サイドからすると、はじめから終わりまでいっぺんに見せたいという思いもあるだろうけど、この高齢化社会、やっぱり長時間作品には休憩があったほうがいいのではないでしょうか(『ベン・ハー』『マイ・フェア・レディ』『ゴッドファーザーPARTⅡ』……この数年のあいだに観た映画だけど、全部インターミッションがあって有り難かった)。
今回の『国宝』鑑賞でも中高年の観客が多かった、というか、観客のほとんどが中高年だったのではないか。おしっこの心配をしながら鑑賞した人も少なくないはずです。
映画のつくり手は、途中休憩によって作品への没入感が途切れるのではないかなどと危惧するかもしれないけれど、長時間、尿意とたたかいながら観ているほうがよほど集中力がそがれて没入できない。そもそも人間の集中力が3時間も続くわけはないのだ。ちょっと気分転換を入れたほうが絶対にいいと思う。リフレッシュして再びスクリーンに臨んだほうがより集中できると思います。是非、映画関係者の皆さんにご検討いただきたい問題です。
――とはいうものの、本作のような超人気作、大勢の観客が入る映画では、インターミッションをつくったとしてもトイレが混んで(とくに女性トイレは混むでしょうね)10分や15分の休憩では済まないかもしれないなぁ。なかなか悩ましい問題だなぁ。
なんか『国宝』の感想より、おしっこ問題についての記述のほうが長くなっちゃいました。ごめんなさい。
追記
途中から尿意のために集中力が低下した状態、つまり作品をじゅうぶんに玩味できていなかったかもしれない状態で鑑賞してネガティブな感想を書くのは何だか良くないような気がしましたが、あまり好きな映画ではないということははっきりしているので、このままレビューを投稿します。
なにを描きたかったのだろう
中盤辺りまでは物語として追えていたが、終盤にさしかかるにつれブツ切りエピソードが並び、非常に退屈。
途中で帰りたくなる映画を観たのは久しぶり。
映像と役者の演技は良いのだけど、それ以外はもう、、、。
この作品がここまで話題になってる理由は、プロモーションによるものだと強く感じる。
全1776件中、21~40件目を表示
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