国宝のレビュー・感想・評価
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男2人、女2人、区別がつかない。。。
幼少期はほくろの位置でどっちがどっちかわかったが、青年期になったら、どっちが血の方で、どっちが才能のヤクザだっけ??って感じで、ヒロインも雰囲気が似ていて、どっちの女がどっちの彼女だっけ?ってなって、あれ??入れ替わってる??みたいな。
見分けるのに必死で、、、全然内容が頭に入ってこない。
せめて背格好とか髪型とか違う風にしてほしかった。
ミミズクの入れ墨のあるシーンだけでしか見分けがつかなかった。
あと、、、歌舞伎の教養が無いので、良さが全くわからない。歌舞伎のシーンも長過ぎる。
知識が無いので、ただ変な枝持ってチャンチャンチャンってやってる風にしか見えない。
2人で踊るやつも、2人ともバラバラだし、近代のダンスみたいに、2人動きがピッタリ揃ってる方が好き。
人気あるみたいだけど、男2人のセクシーシーンみたいのが多いから、それのファンが何度も通ってるのかなぁという。映画館も女性客が多い感じだった。
とは言え、ストーリーと言うか内容は良いもので、映画としては完成度が高いのだろう。
3時間が一瞬になる“大傑作”
この作品に出逢えて良かった
何回観たか数え切れないくらい観に行きました
吉沢亮、横浜流星の演技(歌舞伎も含めて)は言うまでもないですが青年時代の黒川想矢もまた素晴らしく、メインキャスト以外のキャストの力も本当に素晴らしい作品でした
日本の古き良き、そして古き悪き部分がテンポよく展開されてそれぞれの登場人物に感情移入しながらもそれぞれの弱さや狡さにいらいらしながらこの先の自分の生き方も考えるくらいにはたくさんの感情を与えてくれた本当に大切な作品です
特に歌舞伎部分は配信などより大きなスクリーンで見たいので上映が続く限りあと何度かは観に行きたいです
それこそ子ども時代にこの作品に出逢えていたら自分の年齢や生きるステージで見え方が変わっただろう作品なので学生の間に見られる方々にもぜひ観て頂きたいです
上映時間が長くて疲れた
芸に生きる人生
日本一の歌舞伎役者になれますように、、、そのかわりその他は何もいりまへん
女形と日本、を表現した作品
歌舞伎だけではなく、雅楽、舞台、建物、着物、空気......『日本』が凝縮されていて気持ちの基軸の部分からすでに高揚感があふれました。
町の感じ、お祭りの屋台、神社、、勘亭流フォントの垂れ幕...
数秒数分と画面が進むごとに豪華に漂う『和』を味わいました。
歌舞伎を題材にしていますが、歌舞伎というよりは「女形」の物語のように感じました。
男性が一生かかっても到達出来ない女性の心。
それははかなげで可憐で美しく可愛らしく、情念が深く執着が半端なく邪悪でもある。
女性には男性とは違う良い部分も悪い部分もあります。
喜久雄も俊介も、女性的な情念と執着、そして女性特有の卑怯さズルさを持っています。
役者としての魂を持つから情念が深いのか...
それもあるけど、『女形』だからというのもあるように感じます。
だけど、子供も作るし女も抱く。
『男』ではあるのだけれど、、最後に結局、本来一生分かることの出来ない景色(女性の心)を見ることが出来た。
という感じに収束したように感じました。
これは私個人の感想なので、実際は全然そんなことは何も意図していないのかもしれないですが、なるべくしてそういう風な空気が自然と織られたようにも少し思います。
国宝というのは、ある特別な景色を見ることが出来た者がなるものなのでしょう。
女形の場合は、女心に浸り男では味わえない景色を見る者が...なのでしょうか。
これを映画館で観ることが出来て本当に良かった。
日頃の行いが良いのかな。
これは、田中泯さんの映画。
俳優の方々、みなさん素晴らしかったです。
主役の二人も。渡辺さんも。
しかしながら私は、最初に万菊役の田中泯さんが出てきた時に
その圧倒的存在感、魂の入った演技に心が震えました。
この方がこの役でいなかったら、この映画の魅力は半減していたでしょう。
最後の床に伏してるシーンまで、圧巻でした。
ぜひ世界に出て活躍してほしい役者さんです!
ゴッドファーザーで言えば、マーロンブランド的存在ですね。
これからも田中さんに注目していきたいです。
映画自体もとても素晴らしく、飽きずに3時間鑑賞しました。
私的には、男二人の友情物語という側面が良かったです。
アメリカでも話題になりつつあるとのことで、
ぜひアカデミー賞取ってほしいです。
嫁が…
『邦画の興業収入歴代1位だって。 観た方が良いのかな?』
と言うので、個人的に興味はそれほど無かったが鑑賞。
結論的に言えば、まぁ良かった。
が、それほどヒットする作品なのか?
万人受けする踊る大捜査線が1位だったのは納得出来る。
しかし、この作品は観る人を選ぶ映画だと思う。
マスコミが持ち上げまくりで、伸びてるのかなぁ。
別にダメな作品では無いんですよ。
むしろ良い映画だとは思う。
おそらく稽古もそうとうな時間をかけてやったのでしょう。
この映画に出演している人達は評価されるべきだと思うし。
でも人にはオススメはしないかな。
ちょっと重めの話でスッキリするワケでは無いしね。
高畑充希はなぜ裏切った?
そこが意味ワカラン。
エンドロールがスゲー短いのが良かった。
洋画もこのくらい短いと良いんだけどね。
俳優陣は素晴らしい
自分には刺さらないけど
ずっと楽しみにしてたので公開初日に行きました今さらレビューです
見た時の感想は、そりゃ役者や美術が良すぎるので
よかった!とは思いましたが、ここまで流行ると思いませんでした
だってこの話めちゃくちゃわかりにくいし…話ガンガン飛ぶし…
でもこんな分かりにくい映画をたくさんの人が面白いと言っている、この社会は好きです
海外でディズニー映画の実写化が叩かれる時に
「ほぼCGじゃねーかどこが実写なんだよ!」
という意見があるらしいんですね
そういう意味では、これから実写映画というのは
いかにCGを使わず生身の映像・パフォーマンスを作り上げられるか、というのが大事になるのかなと思います
その文脈で、国宝は海外でもウケるのかなーなんて
とは言え倫理的にどうかと思うところもありますし、世界でどう評価されるのかこれから楽しみです
文化を越えた先に彼が見た景色とは…。
伝統や芸能と聞くと皆さんはどういった事を思い浮かべるだろうか?比較的若年層であれば、「堅苦しいもの」や「難解なもの」という捉え方が多いのではないか。
「歌舞伎」とは4世紀ほどの歴史を経て、庶民演劇としては最古の歴史をもつ日本文化の宝である。かく言う私も歌舞伎にはあまり馴染みのない部分も多いが、純粋に面白いと感じ、3時間弱という最近の映画の中ではそこそこ長い上映時間でも飽きることなく、非常に満足度の高い作品であった。
寧ろ、上下巻の原作をよく3時間ほどであそこまで上手にまとめられたものだなと感心さえした程である。
物語の基本はもちろん、歌舞伎を追い求めた男の行く末とは…的な部分が主軸だが、その中にも役者がその歌舞伎という夢に対してがむしゃらに喰らい付いていく部分の中に、愛憎の縺れ、人間関係の汚さなど、歌舞伎以外の面での面白さもあり、単なるエンターテインメントを超えたドキュメンタリーチックな部分もある。なので、歌舞伎にあまり触れたことのない人にも観て頂きたいのである。
とある場面で三友の社員の「竹野」が「歌舞伎はどうせ世襲だ」と言う場面があるのだが、素人の私も歌舞伎を世襲であり、どうせ血がものを言うものなのだ、と思っていた節があるので、そんな中でも一人必死に喰らい付く、「喜久雄」の様には感涙した。
もう一つ面白い?不思議?と感じたのは、人間は「美」というものに対して、自分が感じられる以上の「美」を目にしたとき、なぜか「怖い」という感情が芽生え、人が出せる限度を越えた「美」というものの恐ろしさを体感し、不思議な感覚に陥った。正に「喜久雄」、「俊介」が言っていた通り、「美しい化け物」であると私も思った。
私は原作→映画と入ったので、もし原作、映画どちらも目にしたいのであれば、順序は映画→原作の方がおすすめだなと個人的には思った。もちろんどちらの順序でもこの作品の面白さは感じられるが、原作の方は「喜久雄」と「俊介」の闇の中での模索を詳細に書かれているので、映画を観賞した後に原作を見ることで更に二人の歌舞伎に対する思いの丈を感じ取れるだろう。
映像綺麗だった。 歌舞伎には誠実でありながら、 歌舞伎以外には不誠...
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