国宝のレビュー・感想・評価
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3時間もなんのその、間違いなく観て損なし、至極の作品です。
2025年劇場鑑賞11本目「国宝」、ついに観てきました。歌舞伎という重厚なテーマに、3時間という長さ、なかなか足が向きませんでしたが、間違いなく観て損なし至極の作品です。
任侠の世界に生まれながらも歌舞伎役者の家に引き取られた喜久雄(吉沢亮さん)、歌舞伎の名門の跡取り息子俊介(横浜流星さん)、二人が芸の道に運命を捧げた壮大な歌舞伎抒情詩。
歌舞伎界に現れた二人の若き天才女形歌舞伎役者。それぞれの血と才能がぶつかり合い、歓喜と絶望が行き来する。
時を隔ててお互いに演じた「曽根崎心中」の「お初」。情念のこもった、台詞・演技・所作に思わず身震いするほどです。この演目の幕がおりたとき、ここが映画館という事を忘れ、舞台を観にきた気持ちになって思わず拍手しそうになりました。👏
いやぁー。本当に評価に違わぬ素晴らしい作品でした。今年の映画賞は間違いなく、国宝が全部持っていっちゃいますです。👑
まさかの映画パンフレットまで買いました。笑笑。
久しぶりに歌舞伎役者さんの演技みたくなりました。そうだ、「半沢直樹」と「七つの会議」みよ!
全てが凄まじい
ストーリー展開、時代、舞台、心情描写、映像美など全てが素晴らしいが、何といっても吉沢亮と横浜流星の歌舞伎が凄いし素晴らしい。相当の準備をされたとのことで、余計に感銘を受けた。関西弁を話す彼らの演技は出身の私にとっても違和感無く、興味深く鑑賞出来た。歌舞伎について身近に感じ、実際に上方歌舞伎を鑑賞してみたくなった。骨太な空気感は懐かしく、今、この国で必要なものと思えた。
20年近く前に感動させられたフラガールを撮ったのもこの監督であることを知り、彼女らにも相当の準備を強いられたとのことで、それが作品の質感に現れるのか。彼の他の作品も見てみたい。
全てが半端無く凄まじい。
美術と演者はホントに素晴らしいのに、演出が中途半端で何かもったいない作品
撮影も編集も主演陣の演技も素晴らしい!それは本当にそうなのだが、そう思っていられるのも中盤まで。
登場人物たちがちょっとづつ老けていくだけで、お話しのパターンも絵作りも編集のリズムも何も変わらないまま3時間。どんなにクオリティが高くても、ずっと同じ調子で3時間は苦痛でしかない。
正直言って後半はほとんど拷問。ようやく終わるかと思いきや、実の娘がカメラマンとして登場し、映画全体のまとめの説明セリフを読み上げるのにはマジで勘弁してくれと思った。
演出は何の計画もない演者に寄りかかったもので、この監督のいつもの感じ。それに応えた主演2人は素晴らしい。
女性陣のあつかいが酷すぎる。急に乗り換える高畑充希、あっさり諦める森七菜。彼女たちの視線がまったく撮れていないので、行動がどれも唐突に映る。
あと、ほぼ全員関西弁が下手なので南座が南座になっておらず、毎回どこの劇場やねんとつぶやかなければならなかった。関西弁指導の人、ちゃんと仕事してくださいな。たぶん長崎弁も酷かったのでは。
2時間にまとまっていれば、ちょっと違う感想になったかもしれない。美術と演者はホントに素晴らしいのに、演出が中途半端で何かもったいない作品。
歌舞伎を観に行きたくなる
思ってたより
母親もSNSの人たちもすごく高く評価してたから、歌舞伎という全然知らないテーマだったけど見に行ってみた。
僕にとってはあまり刺さらなかった。理由は、設定が思ってたよりよくありそうな感じで、それは途中から入ってきた主人公が元から居た人を才能で圧倒して仲悪くなる、みたいな設定。それはいいんだけど、それをすごく長い時間をかけて見させられた感じがして退屈に思った。途中で何か衝撃のシーンがある訳でもなく。途中からケツが痛くてキツかった。あと歌舞伎を演じているカットが長く、どうしてもテンポ悪く感じてしまった。
普通にいい映画だとは思ったけどなんか思ってたよりって感じ。
これは自分がまだ高校生だからなのか。時間を空けてもう一度見てみたいと思う作品だった。
圧巻の大作
汚く美しい
歌舞伎あんまりわからなくてもOK,
歌舞伎の魅力
万菊さん一人勝ち
万菊さんを凄さが抜きん出ていてそれだけが印象深く残りました。
監督のコメントに出てきたさらばわが愛覇王別姫のオマージュ?思い起こさせる場面もありました。
全体的に清らかだった。どんなにお互いを嫉妬しても足を引っ張るような事はなくただひたすら芸に真摯であるところが歌舞伎の品格を感じて良かった。
この映画の感想で凄まじい、圧巻、壮絶と見かけると覇王別姫は観てないのだなと思ってしまう。とくに壮絶という言葉はまさに覇王別姫の為にある。比べる必要は無いですが監督がインスピレーションを得たとの事ですのでおすすめします。
ちなみに。国宝に感動して3回も観た方に覇王別姫の話をしたら観たことがあると!しかも途中までで観るのをやめてしまった、なんかピンと来なかったと言われて驚き。どうやらこの2つの映画を観る方々には共通の感性は無いかも知れません。
国宝見ました
歌舞伎をそこまで知らなくてもこの映画は、とても見やすく、キャストも豪華で永瀬正敏さんや渡辺謙さんが出られている所でもこの映画の本気度は伝わります、吉沢亮さん、横浜流星さんというお2人が共に歌舞伎の頂点を目指す様子も今のお二人の芸能の立ち位置も相まって説得力があるようにも見えます、中盤の吉沢亮さんが主役を務める演目曽根崎心中の長回しの緊張感あるシーンは圧巻でした、今後おそらく名シーンとして語り継がれるのではないでしょうか、
終盤も伏線回収などあり、上手くまとめられているところや、エンドロールに流れる曲も凛としていて余韻を心地よく与えてくれていて本当に見に行って良かったと思う作品でした、日本アカデミー賞何部門獲るのか今から楽しみでなりません。
圧巻の演技力だが感情移入できず
周りの評価が良かったため、鑑賞。
結果、歌舞伎の知識がない私にはあまり刺さらずでした。
ただ俳優陣の圧倒的な演技には魅了されたのと、ストーリー自体は3時間あるがそこまで長くは感じなかったです。
歌舞伎の知識がある方や普段から歌舞伎好きには刺さりそうな内容には感じました。
それがない私には、血筋との葛藤や努力、それぞれの人物の心情などには考えさせられるものがあったが、やはり歌舞伎が主軸の物語のため感情移入が深くできずでした。
でも見終わったあと、歌舞伎について調べたいという気持ちにはなりました!
諸々素人でも没入できました
観てきましたよ、話題の国宝。
所詮は芸能の世界。普遍性を求め過ぎてはいけないのだろう。
地方都市のヤクザの親分の息子が縁あって歌舞伎の世界に紛れ込み面倒臭い人間のしがらみに翻弄されながら人間国宝になってしまう。そんな西洋のお伽話のような話。
いずれにしてもハッピーエンドで終わる。しかしながら主人公はそんなに嬉しそうでもない貌を浮かべる。得たものと亡くしたものを天秤に架けて、これはちょいと損してしまったんじゃないかと想いめぐらせているかのように思える表情をする。それがなんとも浅はかなように思えた。歌舞伎の世界を意地悪く暴き立てるでもなく、素晴らしい世界だと賛美する訳でもない。所詮は一般人が日々過ごす理不尽さに満ちあふれた世界と変わりはなく特別な世界なんかじゃないと認識を強いられるだけだった。しかしながら映像は煌めく銀河のように輝き見入ってしまうのは歌舞伎の舞台を映画にしてしまったからなのだろう。
正直言えば歌舞伎という芸能があまり好きではない。幾度か付き合いで東銀座の歌舞伎座に足を運んだことがある。オペラは初めて観劇した瞬間に惚れてしまうかどうかが決まってしまうと誰かがそう言っていた。それとよく似た感覚。
あの大仰な台詞回しと豪華絢爛たる衣装が・・・あまりにも現実離れしているから、どうにもこうにもこれは嘘だな!と思ってしまう。これがいけないんだろう。谷崎潤一郎が陰影礼賛で書いていたように歌舞伎は陰影の芸能なのだ。
そんな歌舞伎の世界を舞台にくりひげられたこの映画は歌舞伎座来場者増幅させるには最高の映画である。しかしながら安心を売り物にする山田洋次じゃあるまいし危険を売っても無良かったんじゃないかと思ったりする。
寺島しのぶ演じる花井の女房にとことん憎しみを抱かれたまま人間国宝を辞退して旅回りの女形役者として旅たち、美意識から解放されてもなを美しく舞う姿で終わるのも良いのではないかと思う。
期待しすぎた
芸の血と病の血、血統(血糖)
あまりにも話題になり過ぎてて観る気になれなかったけど、毎年夏休みにベタなもの観る恒例のやつってことで…
結果あたしとしてはそこまでじゃなかった、話のスジはめっちゃ面白かったけどね
いかんせんあたし
小さい頃から花柳流日舞、大人になってから東流日舞
3歳から30年以上三曲で箏三味線・地唄をやってたから
慣れ親しんでいる目には踊りがさ、やはり年月かけてないのが分かっちゃうんだよね
でもあそこまでやるのは相当なことだと思う
吉沢・横浜両氏に拍手!
あと子役ふたりにも拍手!
藤娘や道成寺のふたり踊りは素敵ね、なかなか見られない
古典をある程度習熟している上に、前衛にも通じてるあたし、田中泯の舞踏も20年以上前から生で見てる
国宝万菊の役として踊っているのに映像の中では
前衛舞踏の田中泯の身体が着物の下に透けていて
ちょっと笑っちゃった、隠せないもんだなと…
とはいえ全編集中して観た、特に曾根崎心中
代役に立った東一郎キクちゃんの舞台と
のちの義足になってしまった半弥が演じる舞台
どちらもすごかったね〜役者だね〜
今回長丁場の映画、何も飲まず食べず鑑賞したけど
隣の女性はすごく気を遣ってポップコーンを音を立てずしゃぶっていたが気配はずっとあって笑
よりによって
隠し子の女性カメラマンが対峙するシーン
「覚えてるよ」と言ったところで
ぼりぼりぼり〜っとポップコーン食べた笑
映画ではありますけど
久々に地方(じかた)の演奏を聴かせて頂き
*たぶん杵屋さんだと思うけど
地唄、地唄三味線の風情を楽しみました…
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