劇場公開日 2025年6月6日

国宝のレビュー・感想・評価

全723件中、281~300件目を表示

5.0演目「曽根崎心中」は知ってた方が楽しめる

2025年6月15日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

悲しい

幸せ

いくつも演目のシーンがあるが「曽根崎心中」のあらすじを知っているのといないのでは
全然理解度がかわると思います。
公式サイトに短くまとめられているので読だ方がよい。

「ほんまもんの芸」を磨き人生を切り開いていく主人公の決して潔白ではない道のり。
役者の演技に震える場面が何度もあった。
後半の「感謝」という言葉にいろんな想いがのっていて胸にきました。
喜久雄の少年時代の登場シーンも魅力的で説得力があったし、
芸に人生を懸けた役者たちの生き様が美しかった。

あと、直前に吉沢亮主演のラブコメディ「ババンババンバンバンパイア」の予告が流れて
今回とのあまりのギャップにびっくり(笑)
ある意味いいスパイスになりました。。

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miromio

5.0作り手たちの熱量に圧倒される作品

2025年6月15日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

ドキドキ

映像の美しさ、胸を打たれるストーリー、そして作り手たちの熱量に圧倒される作品。もし喜久雄が身近にいたら、彼に人生をめちゃくちゃにされる人は多いだろう。芸を突き詰めることが人生の第一優先事項で、人に対する情が薄いように見える。だから彼のそばにいることに疲れたり、諦めたりして、離れていく人(女性)は多いけれども、そのことに対しても喜久雄は激しい感情を表したりはしない。
でも、何も感じていないサイコパスのような人という印象は不思議とない。
それは彼の生い立ちや成長過程が丁寧に描かれ、様々な困難や理不尽に苦しんだり失望したりしながら「芸の他には何もいらない」と心に決めた姿、実父や師匠の生き様を目に焼きつけた姿を見ているから、喜久雄はそういう覚悟を持って生きている人なのだろう、と感じさせるのだと思う。
それでも身近な人にとっては、彼は紛れもなく身勝手であるはずだ。けれども、そうまでして彼が追い求めるものが「歌舞伎」の芸であることが、殊更私たち日本人にとっては、その重みを共通の理解としているからこそ、その身勝手さを受け入れてしまう。芸の肥やしなどという言葉が受け入れられない昨今であっても、この作品を見て喜久雄に悪感情を抱く人は少ないのではないだろうか。
ほとんど誰も、彼のようには生きられない。歌舞伎界の御曹司である俊介でさえも。だからこそ喜久雄は国宝になりえたのだ、ということが、説得力をもつ。
そこに真実味を与える脚本や美術なども素晴らしいのだけれど、やっぱり主演の吉沢亮、ライバル役であり盟友役である横浜流星をはじめ、役者陣が本当に素晴らしい。歌舞伎の稽古の中で「その役を生きていないから、そんな表現になるんだ」という趣旨の台詞が何度か出てくるのだけれども、まさにこの映画の俳優陣は、この役を生きたのだと思う。

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rie

5.0伝統芸に挑む若手俳優の演技が国宝級

2025年6月15日
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鑑賞方法:映画館

「悪人」「怒り」に続いて吉田修一の小説の映画化作品である。原作は未読であり、歌舞伎も見たことがない。17 世紀初頭に出雲阿国が始めた踊りが歌舞伎の発祥とされ、江戸時代に発展して隆盛を極めた。先日、出雲大社に参詣した際に、すぐ近くに出雲阿国の墓があったが、京都の大徳寺にもあるらしい。

初期の歌舞伎は、上演終了後に役者が客を相手に買春行為をしていたため、風紀の乱れを幕府に咎められて、女優は舞台に上がれなくなった。これによって、女形という日本独特の芸風が誕生し、演目も増えて歌舞伎の型といった文化が形成された。男の役者が買春行為を続けていたが、幕府はそれには文句を言わなかった。

歌舞伎役者は、当初河川敷に演劇小屋を張って興行していたせいで、「河原者」や「河原乞食」という蔑称で呼ばれて、カタギの人間との婚姻が極めて難しかったため、自分らの身内で結婚して子供を作るしかなく、これが世襲制の本来の理由である。現在では自分らの世界を「梨園」などと呼称して、むしろ一般人より優越な立場にあるかのように振舞っているが、そもそもは逆の立場だったのである。数は少ないものの、世襲でない役者もいて、片岡愛之助などはその一例である。

伝統的な型によってがんじがらめにされている現代の歌舞伎は、音楽で言えばクラシックのようなもので、同じ演目を何度も見て来ている客は目も耳も肥えてていて、少しでも役者が型からはみ出ると未熟者と蔑まれるらしい。歌舞伎界からは人間国宝が6人輩出しているが、あくまで芸に対する評価であって、役者本人の人間性は二の次のような印象を受ける。特に女性関係にだらしのない役者が散見されるが、よほどのスキャンダルを起こさない限り、年数が経てば人間国宝の声が掛かるらしい。

この映画は、歌舞伎の名優の子として生まれた者と、血縁はないものの、師匠に芸を見込まれた者の互いの葛藤を中心にした話が展開される。いずれも過去を引きずりながら生きていて、背負ったものの重さと質が大きく異なっているが、二人は基本的に仲良しである。それが成長と共に、互いの関係性も複雑化して行く。

全編約3時間を要する大作であるが、弛緩した部分はひとつもなく、見せ場が連続する。主役の二人を歌舞伎役者が演じたら面白くも何ともない作品になってしまっただろうが、吉沢亮と横浜流星という歌舞伎とは縁もゆかりもない二人が演じたことで、緊張感が半端ない作品に仕上がっている。大御所役の渡辺謙や田中泯も歌舞伎の演目を演じるシーンがあり、それが素人丸出しでは映画の出来を大きく損なってしまうに決まっている訳だが、見事に演じているように見えた。1年半ほどの稽古であそこまで見せるというのは物凄いことだと思った。

ロケ先も由緒正しいところばかりで、歌舞伎座は言うまでもなく、冒頭の長崎の宴会場は、坂本龍馬もよく訪れた「花月」のように見えた。シーンの背景の隅々まで、尋常でない注意が払われているように思えた。ただ、原作をかなり削ぎ落としているようで、もっと見せるべきシーンがあったはずだと思った。例えば、敵討ちに向かうシーンは、その後の展開が台詞のみで語られるだけであったが、あれは他の尺を削ってでも見せるべきだったと思う。

横浜流星は、昨年度のアカデミー主演男優賞を同じ監督の「悪人」で受賞しているが、今作の吉沢亮はそれを上回っているように思えた。吉沢の飲酒トラブルで公開が危ぶまれたが、無事に公開されたのは良かったと思う。これがお蔵入りになっていたら日本映画の大損失になるところだった。関係者も胸を撫で下ろしていることだろう。

音楽の原摩利彦は見かけない名前だったが、若手の作曲家で舞台音楽等も手掛けている人らしい。歌舞伎の音曲とオーバーラップしても音響を損なわない曲想を聴かせていて見事だった。映画館で見るべき映画である。
(映像5+脚本4+役者5+音楽5+演出5)×4= 96 点。

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アラ古希

5.0原作が読みたくなった

2025年6月15日
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鑑賞方法:映画館

 歌舞伎は観たことがなかったが、吉沢亮と横浜流星の演技に圧倒された。任侠の家に生まれた男と、歌舞伎の名門の跡取り。対照的な二人の人生が激しく交差していく。
 テーマは「血か芸か」。どれほど優れた芸も、伝統の看板がなければ「偽物」とされてしまう。スキャンダルに振り回され、すぐに忘れてしまう世間の姿もリアルだった。
 3時間近い長さを感じさせないほど引き込まれた。吉田修一の原作が読みたくなった。

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オーさん

5.0珠玉のエンタメを満喫しました

2025年6月15日
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鑑賞方法:映画館

踊り、歌、衣装、役者さんのカッコ良さ、全てが美しく最高で、丁寧におもてなしをされた気分でした。

人間の業の強さから目をそむけず、悪いところも良いところも、納得感のある形で描かれ演じられているところが印象的でした。

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Tom

5.0名作と呼ばれる作品が誕生しました。

2025年6月15日
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幸せ

驚く

斬新

おそらく今後
この映画は長く語られる名作として残るでしょう。

歌舞伎の事はよく分かりませんが

役者魂を存分に感じました。

おそらく
映画館に来ていた
沢山の
横浜流星ファンの人達にも
しっかりと届いたと思います。

世界に通用する作品ですね。

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れいん 【観る前にレビューは見ない派】

4.0美しさのその先

2025年6月15日
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歌舞伎に魅せられた人たちの人生
美しく舞うだけでない その先を目指して

吉沢亮 横浜流星 が相当稽古したんだろうな
若い時を演じた3人も素晴らしい
田中泯さんのまた新しい一面も。

原作の方がより面白かったけれど、
舞台周りや演じる側からの景色は綺麗だった
とても素敵な作品 でももう一回観るかというと 端折られたところ人物も観たいから、☆は、4で

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meromero

4.0順風満帆

2025年6月15日
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鑑賞方法:映画館

原作未読
歌舞伎は無知
の上でお話し、特に俳優陣の頑張りに感服
吉沢亮は正に転生の女形で美しい
少年役の子たちも素晴らしい

よくは知らないのに喜久雄の曽根崎心中に自然と涙が溢れた
俊介は正直父親と一緒で最後に無理いうから所詮ボンボンかよと
歌舞伎に執着なのか己の立場に執着なのかがよくわからん
春江はもっとよくわからん

喜久雄の唯一の理解者って竹野さんしかいないんでないかい
インタビューの「順風満帆」はその瞬間しか見なければそうみえるのかと少し喜久雄の生き様の皮肉のように思えた

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ぱぴこ

4.0映画として

2025年6月15日
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鑑賞方法:映画館

知的

斬新

まず感じたことは出ている役者さんの役柄へのフォーカス具合の素晴らしさでした。歌舞伎のことは分かりませんが素人目線では随所の歌舞伎演目の演技が何も違和感がなかったです。それだけ出演者各員、この映画のため特異な芸能の修練をしたのでしょう。それが偲ばれる演技でした。2人の主人公のドキュメンタリーを見ているようでした。前述の高評価な内容の割に評点が低めなのは、映画としては描写不足過ぎた点に尽きます。タイトル国宝と聞いて感じるその道程の厳しさ、求道の肝心な部分を描ききれていない、その点への不満です。その為幕引きの余韻がない、色々と惜しい作品でした。

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岩兵衛

5.0役者全員がその人物そのものにしか見えない

2025年6月15日
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泣ける

興奮

驚く

皆が口を揃えて言う3時間の長さが全く苦じゃなくむしろ足りない、もっと観ていたい作品。
これ気になるなぁ、配信で観れば良いかと思ってる人にはとにかく時間を作って映画館で観て欲しい。出来れば大きなスクリーンで。観ればわかる。
歌舞伎シーンはもちろん圧巻の出来、でも舞台以外もめちゃくちゃいい!刺さる!泣ける!
全員素晴らしいけど、吉沢亮くんと横浜流星くんは桁違いだしキャリアハイだと思う。
観終えるとまた観たくなる作品はそんなに多くないからこの国宝は自分にとって凄く貴重。
今後数年はこれ以上の作品に出会えるのか不安なくらいの作品。

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miho

3.0糖尿病を舐めてはいけない

2025年6月15日
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単純

原作を読まずに、雰囲気だけで観に行った結果
ところどころすっ飛んでいく展開に、頭の中はなんでそうなる??の嵐
帰宅後、購入した原作を読んだ
色んなものを再構築しての3時間…うーん…
これだけ削ぎ落すのであれば、もっとバッサリいって2時間…は無理かなあ…

印象的な展開・台詞を3時間の中にどうにかこうにか、もってきた結果
突然どうした??
今更そんなこと言う??
あの人どこ行った??

演者の演技は素晴らしいので、なんというか勿体ない
そして糖尿病で緊急入院するくらいなのに、
病室で呑気にバナナ食ってる…

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ちり

3.52人の生き方

2025年6月15日
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鑑賞方法:映画館

歌舞伎は、とても美しくて、迫力があって、色々な演目を観てみたいと興味を持った。
ただ、主人公の生き方には賛同できなかった。芸のためなら、他人を理不尽に傷つけてもよいとは思わない。
俊介君のように、自分より優れた才能を目の当たりにしても、芸を続けて、克服する姿の方に共感した。
終盤が、もう少し短くても良いのではないかなと思った。

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由由

4.5才能と血族の相剋、重層的な象徴構造

2025年6月15日
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鑑賞方法:映画館

悲しい

知的

 伝統芸能を極める過程での、才能と血族の相剋が半世紀のタイムスパンで美しく描かれた大作。歌舞伎という閉じられた世界の内側や舞台裏を覗かせてくれますが、それがとても真摯な視点からなのが素晴らしい。華やかな異界を現出させるために、多くの裏方さんや下積み役者さん、家族がいて、それらが歴史に裏打ちされた所作や作法・礼法により裏側でも整然と進行していく美しさ。そして勿論、看板役者になるための厳しい鍛錬と更なる高みに登るための非凡なる生き様が、切磋琢磨し合う二人と血族を絡めて描かれています。至芸を成立させるために多くの人々の死屍累々の犠牲があると見るか、唯々自己の修練と精進こそが最後の要なのかは見る人の立場により捉え方が違うかもしれません。この手の物語にありがちな、あからさまな悪事や意地悪をして主役を蹴落とそうという人が出てこないのが清々しかったです。誰もが各々の立場で必死に生きながらお互いに関わり合っていました。

 歌舞伎、能狂言、華道、茶道など、芸事の中でこれほど強力な血族のしがらみがあるのは世界の中でも日本だけなのではないでしょうか? それがコンプラ全盛の現代で最後の聖域というか、功罪半ばであることは確かですが、それによって生み出され継承発展されている芸があることも事実です。でも本作の結論は才能は血族を超克できるということと感じました。おそらくはその方向性は海外へ発信する際には必要不可欠でしょう。本作では血族により守られ、引き継がれるもの(芸も、肉体的欠陥も)と共に、排除されるものと、それを乗り越えるものが生々しく描かれていました。

 そして行き着く先の至芸の世界、孤独な境地の象徴として、田中泯が演じる万菊の圧倒的な存在感が重しになっていました。彼の「メゾン ド ヒミコ」でのあるコトバで肩を震わせて嗚咽したことがあるのですが、本作でも短いコトバの一つ一つがストーリーの重要な鍵になっていました。終盤、何故場末の木賃宿にいたのかは原作を読めばわかるのでしょうか? 至芸を見極める目力の凄みとの対比が強烈でした。枕元の人形は孤高の象徴でしょうか?

 「2人の女方が向き合っている」プロモーション写真は、直ぐに「覇王別姫」を想起させましたが、あちらは壮大な歴史と政治のうねりに翻弄される伝統芸能、こちらは至芸の境地に至るまでの才能と血族の相剋で、全く内容が異なりました。求められる演技レベルは本作は人間国宝ですから自ずと高くなりますが、万菊、喜久雄共にシネマティックな感興を見事に達成していたと思います。

 最新映画館のハイレベルな音と映像が、リアルな劇場体験を彷彿とさせ、色々な視点からの撮影が、歌舞伎の魅力を見事に表出しています。出だし長崎の料亭での縁側を花道として使う演出もその後の展開を象徴していたり、橋、河原、舞台袖、稽古場、同演目等、複数回登場するシーンが、時代により違う意味を持つ重層的な象徴構造になっているのも面白かったです。本物の歌舞伎の情報量は桁違いですので、これを機に是非歌舞伎座や劇場に足を運ばれる良いきっかけになればと感じました。

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marcomK

4.5あまりの出来事に何が起こったのか……

2025年6月15日
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鑑賞方法:映画館

最近、映画館への足が遠のいていたが、映画館でこの作品を観ることができて本当に良かった。
映画館に行くことを迷われている方は、是非行くべき。

映像美と音楽の爆発力。
歌舞伎シーンでの音楽の効果もやられた。
シーンの中で流れる歌舞伎の伴奏にクラシックを重ねるところ、カッコよかった。

歌舞伎の事は分からないから、本物と比べたら何某ということがあるのかも知れないが、私には分からなかった。
歌舞伎シーンも含めて圧巻。

各俳優陣の鬼気迫る迫力の演技を叩きつけられて、半ば放心状態というのが事実。

もっとこの作品を理解したいと思った。
言葉にしてしまうと陳腐になってしまうのは、自分の文章力の無さと思う。

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benzow

5.0圧倒されて泣いたのは初めて

2025年6月15日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

興奮

知的

なんと女形が似合う二人!見てみたい、という軽い気持ちで見に行ったのに。この感動を伝えたくて書いています。
可哀想とか、切ないとかでなく、ただただ圧倒されて涙が溢れるなんて初体験です。たぶんテレビではこうならないと思う。映画館のスクリーンで観ないとこの素晴らしさが伝わらない。
歌舞伎について知識がない人に演目を示して分かりやすくしてくれているのも嬉しい。
菊ちゃんが生涯追い求めたキラキラしたものを、もう一度観返したいと思う映画です。

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伊助

5.0圧倒的役者力

2025年6月15日
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興奮

幸せ

驚く

3時間程ある長い映画ですが、おしりは痛いがまだ観ていたいと思わせる映画でした。上映中何度もゾクゾクする感じがありました。とにかく日本人みんなに観て欲しいですね。これは上映期間中にまた来ると思います

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tak

5.0非常に観ていて疲れた秀作

2025年6月15日
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鑑賞方法:映画館

興奮

驚く

凄い作品でした。
観ていて疲れたというのは、つまらなくて退屈な3時間を過ごしたからとかそういった意味ではなく、出演者の苦労がこちらに伝わってくるという意味です。
歌舞伎役者の半生を3時間に詰め込んでいるわけですが、冒頭からエンディングまで濃密で作品の長さを感じさせません。
吉沢亮・横浜流星両名は恐らく大変な特訓をしたはずで、歌舞伎役者と歌舞伎役者のプライベートという2パターンを演じる上で心身共に相当な苦労があったと推測できます。
彼らの作品は今まで何作か観たことがありますが、こんなに凄い役者だったのかと改めて感じさせられました。
脇を支える渡辺謙と寺島しのぶも素晴らしい演技でした。
全体的な話の流れ、主人公の顛末に関しては少々リアリティに欠ける点もありますが、こと歌舞伎のシーンに至っては歌舞伎に詳しくない自分でも鳥肌が立ちました。
主役以外のキャラクターの心情の変化が説明不足だったのがやや気になりましたが、観終わった後になんだか凄いものを観てしまったという気分になりました。お勧めです。

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LC

5.0観終わった後良い意味で言葉が出ない

2025年6月15日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

興奮

知的

一言で言い表せられない。
「凄かったね〜よかったね〜」の次元じゃない。

歌舞伎を全く知らないわたしでも、
スッと世界に入り込める作品でした。
カンヌに呼ばれるような作品で、海外の人たちにも受け入れられるであろう素晴らしい作品だと感じるとともに、日本人である私たちがまず観るべき映画だと感じます。

そして役者の皆さんの圧巻の演技。
プロフェッショナルを越えるプロフェッショナルを感じて、ガーンと食らった感覚が止まりません。役者さんとはこうも凄いものなのかと思いました。また、それを形作った、映像チームや監督、脚本の方々まで、全員へ尊敬が止まりません。

3時間はあっという間でしたが、ご飯を食べてから見たのに終わった後心地よい疲労とまたお腹がすくような感覚。色々な人の魂を見せられたような感じで、カロリーをめちゃくちゃ消費しました。

歌舞伎のシーンは、思わず胸を押さえながら観ました。美しい映像美の中に、命をかけた演技。
やっぱり言葉で言い表せません。
万菊さんの歌舞伎は本当に美しい怖さでした。

映画館で観るという選択をした自分を褒めたいです。

思わずこの映画を作った方々全員に尊敬をするような、そんな映画は初めてです。

圧巻でした。

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うらうらら

5.0すごいものを観た

2025年6月15日
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興奮

知的

驚く

なかなかこれを超える映画はないかもしれない。久しぶりにザ・映画、大人の映画をみた。俳優たちの演技は少年時代も含め圧巻の一言。特に後半の二人の演舞、最後の一人の舞は歌舞伎への強い想いが画面からあふれていて壮絶。歌舞伎の素人が国宝の舞を披露するのは相当な覚悟と努力があってのこと、歌舞伎界と俳優へのリスペクトを感じる。3時間の大作だが観ていて疲労感がない。なんならもっと観ていたかった。映画評の評価の高さが納得できる、人にぜひお勧めしたくなる傑作だったと思う。吉沢亮さんの件でお蔵入りにならなくて本当に良かった。

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つぶまろ

5.0圧巻

2025年6月15日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

知的

ドキドキ

とにかくすごい
幼少期の2人から、大人になった2人。
演じた4人がとにかく凄まじい演技力で、圧巻でした。
面白い面白くないの次元には無く、その上にある映画だと感じました。
あんなに羨んでいた『血』が、そういう形でしがらみとして表現されるのかと驚きました。
3時間、1秒も見逃してはいけない映画です。
見てよかったです。

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YUI
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