劇場公開日 2025年6月6日

国宝のレビュー・感想・評価

全2143件中、1141~1160件目を表示

3.5国宝?

2025年6月30日
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鑑賞方法:映画館

歌舞伎に疎いので、演技の良し悪しが正直分かりません。
ただ、そのカメラワークとアップ感で、壮大な演技に見えるのがすごい。

とてもスキャンダラスな人生を歩んできた中で、最終的には国宝にまでなれるんだ…と思ってしまいました

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あひゆわ

5.0心かきむしられて静寂

2025年6月30日
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鑑賞方法:映画館

事前の予習は必要ないと思う。美しい映像と心かきむしられる展開に自分を委ねて、辿り着く静寂を前にして放心。

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定点カメラ

4.5もはや田中泯こそ国宝!そして「徳ちゃん」が歌うますぎ!

2025年6月30日
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鑑賞方法:映画館

素晴らしくて、書きたいことがあり過ぎる。
鑑賞してからかなり経ってしまった。

まず、原作を読んだ時からこれは是非李監督に映像化してほしい!と思っていた。
ついに李監督により映画になることが発表され、喜久雄と俊介が吉沢亮と横浜流星だと知った時、もうこれほどぴったりのキャスティングは無いと思い、出来上がる映画の素晴らしさを思うと興奮で身震いするほどだった。追加でキャストが発表されるたび、音楽が原摩利彦で主題歌では井口理が歌うと発表された時、期待と興奮は高まるばかりであった。

そして待ちに待った上映。
素晴らしかった。私が原作を読んで思い描いていた世界がそのまま映し出されていた。
「そのまま」というのが本当に驚きで、ある意味「予想以上」より凄いことだと思うのだ。文字だけから私個人が思い描いた世界と、李監督が思い描いた世界が同じであったということ。その吉田修一氏の描写力!そしてそれを具現化する李監督の力量!それに応える俳優陣の熱意!

吉沢亮と横浜流星の素晴らしさについては多くの人が語っているのでもはや私が書くことは無いほどだが、敢えて一つ書くならば、「W主演」としても良かった!それくらい横浜流星の役は重要で出演時間も多い。が、世に出る名前の多さは当然ながら主演の吉沢亮が圧倒的。「これが二番手というものか!」と芸能界の厳しさを知らしめられた気分。

田中泯、もはや彼こそ「国宝」では!?歌舞伎のシーンはもちろん、そうでないシーンも役への入り込み方が尋常ではない。80歳であそこまで魂を込められるとは。普通の80歳は台詞を覚えるのもやっとでは?そもそも彼はダンサーだったはずなのに!ダンサーとしてはもちろん、俳優として表現者として物凄い高みに来てしまった。

また、この作品の実質3分の1ほどを占めている少年期を演じた子たちが本当に素晴らしかった。

黒川想矢、一体あの若さでどれほどの感性が育っているのか。どこまで計算でどこから本能なのか。彼にとっての演技とはなんなのか。余りにも上手く、自然で、しかし熱を秘めている。これからどのように変わっていくのかまったく予想ができない。でも物凄く魅力がある。

越山敬達、黒川想矢と渡り合わねばならないというプレッシャーはいかほどであったろうか。けれども彼に負けず劣らず。地に足のついたしっかりした演技力でしっかり彼と対等に向き合っていた。

そして下川恭平。舞台挨拶にも出ずこの映画の記事で取り上げられることはほとんどないが、原作ではかなり重要な役割でずっと喜久雄に寄り添っている徳次役。映画では少年期の黒川想矢との歌舞伎とその直後、その他2シーン程度なのだが短い出演時間なのにとても存在感があり印象に残る。「いったいどんな子なのだろう」と調べたら、なんと歌手デビューしているではないか!しかも上手い!演じている時とは異なる、澄んでよく響く声。曲も自分で作っており、テクニカルではないがありきたりな退屈さは無く素直に心に入ってくる。なんと吉沢亮主演の「ぼくが生きてる、ふたつの世界」のテーマソングも歌っているとのこと。これは思いがけないダークホースを発見した気分。これからも注目したい。

それにしてもこのレビューの「印象」の顔アイコン、このような映画を表すのにふさわしいのが無くて困る。

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yco

4.5芸養子から国宝へ

2025年6月30日
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泣ける

知的

難しい

吉沢亮、横浜流星の2人キャスト、バッチリな息遣い
しかし任侠世界から歌舞伎世界へと飛び込み世襲がいつか終わりが来ると、芸養子として迎えた喜久雄が息子よりも群を抜く。
そこには養子として生きてゆく覚悟と人の上に立つために
『悪魔』のセリフが出てくるが、芸事には必ず人間模様が
描写されていた。
長編映画で見応えある作品と確信。

幼少期の喜久雄演じた黒川想矢くんの演技は、賜物!
父親の敵を血闘ではなく役者としてゆく生涯もみどころ。

かたや世襲の息子を演じた横浜流星!
世襲らしく『誰かがしてくれる』からの俺様感から老いて
ゆくまでの生涯を演じる泥臭さは彼らしい表現者。

そこに田中泯さん、寺島しのぶさん、渡辺謙さんと
締めてくれる役者。そこに長唄、歌舞伎役者が脇を華やかに混ざり合って色合いも◎でした。

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ねこ

4.5カルマ、カルマ、カルマ!

2025年6月30日
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序盤。雪景色に広がる父の「赤」から始まったこの物語。
終盤。今度は主人公自身が、舞台一面の白に、鮮やかな「紅」を花開かせる。

その対比を見ての、私の解釈。
「ラストで主人公が見た景色は、
 父親が(に)見た景色と同じだったんじゃないか」。

 ◆

つまり、
「やくざ者」(父)と「(人間)国宝」(主人公)。
傍目には、そこには「大きな違い」しかない。

しかし、その両者は、本質的にはほぼ「同じ」。
どちらも、人間のどうしようもない「業」を背負っていて、
周りを傷つけながらも、必死に生きている。
風が吹けば、いとも簡単に吹き飛ばされてしまうような、
「儚い」存在にすぎないのに。

だけど。
そんな人間が、それでも美しい。
いや、それだからこそ愛おしい。

そんな物語として、私は受け止めました。

 ◆  ◆  ◆
原作未読ですが、
この物語を映画にしようとした製作陣の勇気と、
ここまで素晴らしい映像作品にした、
監督・脚本・出演者に、心からの賛辞を贈りたい。
李相日さん、相変わらず、ヒリヒリさせてくれます。
感情だけでなく、人生ごと。

三浦貴大さん、いい味出してたな。
黒川想矢さんも、どうか「芸」につぶされず、
役者として、人間として、生き抜いてほしい。

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jo

4.0日本の芸

2025年6月30日
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古くからの日本の芸能は元々血筋であった。其処に稀に才能の華が咲くし血筋で無い者も又花が咲くその繰り返しであった。この物語りはそんな歌舞伎の世界の中でも血なのかそれとも才能なのかと競い合う。

嫉妬あり葛藤あり妬みありそしてその二人共時期は違えどドサ回り迄もおこなったが芸に対する情熱を失う事は無かった二人。もうこの二人はライバルでは無く、ある意味一心同体であった。がある時、主人公の喜久雄はより自身を高める為芸の神さんに魂を売ったのだ。皮肉にも(否自分が望んだ事か)その事がより一層、人間国宝へと近づくのだった。そして喜久雄はその先に何を観たのか…。

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えーじ

4.5面白い

2025年6月30日
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3時間あっても眠くならず、エンドロールで帰る人が皆無。この長時間ですごい

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まえあき

5.0完璧に作られた映画は苦手なのだが

2025年6月30日
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鑑賞方法:映画館

でも映画が勝利する
若い役者の所作のぎごちなさではなく、舞台の眩きの中に、美しい表情、生き様爆ける台詞回し、動きの躍動を切り取る
歌舞伎の音に被せる音楽も情感を盛る
ドラマの生々しさはさておき、国宝になってしまう踊りに不覚にも涙が頬を伝う

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すぅ

4.5紛れもない名作

2025年6月30日
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役者のガチ演技を見れた
公開から時間経ってるのにどの時間帯も7割くらい席埋まってて、その半分以上がじじばばだった。

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tetla

5.0エンドロールの余韻が良い

2025年6月30日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

興奮

驚く

知人に勧められ、久しぶりに映画館へ足を運びました。
昨今、映像サブスクが優秀なため足が遠いていました。(特に邦画…)
でも、この邦画は本当に映画館で見て良かった。最近映画館行ってないなーって人は是非この作品を見るために足を運んでほしい。
脚本は言わずもがな、音も映像も素晴らしい。サブスク配信を待つなんて愚か者すぎる。
最後は全てに圧巻されて、エンドロールはなんとも言えない余韻に浸れる。
歌舞伎の演出が本当に歌舞伎を見に行っている感覚になる。
素晴らしすぎて、もう一回見に行く予定です。

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むむ

4.0鬼気迫る美しさ

2025年6月30日
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次々っ繰り出される歌舞伎の演目と美しさと人生の浮き沈みと気迫あふれる演技に、三時間弱があっと言う間でした。
とにかく主役の二人が美しい~
特に吉沢亮くんの歌舞伎の演技には引き込まれました。
歌舞伎を演技するのは相当大変だと思いますが、見事に演じていたのでは。
彼らの少年時代を演じた二人も良かったな~
田中眠さんは老獪!?で存在感がありました。
昭和の時代だからできる物語なのだと思います。
日本の文化を知る上でも一度は観て欲しい映画かな。

にしても、上映前の番宣が15分とは長すぎる!
映画館が寒く体がより冷えるし、長い映画だったので最後はトイレを我慢して観ることになりました。
何のための上映開始時間なのか、映画館は観客の事をもっと考えて欲しいです。

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Jo

5.0凄まじい映画

2025年6月30日
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役者を演じる役者の凄まじさ。
映像も音楽も編集も素晴らしい。
歌舞伎の業を見事に3時間で表現してみせた李監督に敬意を送ります。
大河ドラマの主人公達が、自分自身のプライドをかけて演じる様は圧巻。
編集がとにかく素晴らしい。
まさに国宝級の邦画

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白鳥座の一等星

5.0伝統それは美しき残酷

2025年6月30日
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泣ける

悲しい

知的

吉沢くんと流星くんが壮絶美しい。見惚れる。歌舞伎が美しい。妖しい夢のようだ。血が流れる。赤い残酷だ。残酷な血の運命。

3時間、ずっと涙ぐみながら観ていた。

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隠し

4.0芸か血筋か、二人の歌舞伎役者の人生

2025年6月30日
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知的

ドキドキ

ヤクザの息子・喜久雄、梨園の跡取り息子・俊介。役者の才能を持った二人青年の愛憎入り乱れる半生を描く。果たして国宝となるのはどちらなのか。育ての親の代役として、最後の夢の舞台として、上方歌舞伎の名作「曽根崎心中」のお初を主演の二人が演じるのですが、吉沢亮は台詞と佇まい、横浜流星は何とも言えぬ表情、それぞれに胸を打つ特徴が出ていて見ごたえがありました。老女形役の田中泯も良かった。さすがダンサー、所作のひとつひとつが意味を持って重く感じられる。高畑充希と見上愛の関係性は去年の大河ドラマも思い出されて興味深い。

あと、糖尿怖い。親子二代ってことは体質もあったのかな。歌舞伎俳優、体を使う商売なので運動不足にはならなさそうだけど、いろんな宴席に呼ばれたりして食生活が乱れるのだろうか。「曽根崎心中」では縁の下に隠れていた徳兵衛が心中の覚悟を示すために、お初の足に縋りつく山場があるので、糖尿で壊死した足を切る切らないのところに意味があるのかな。
そっちは鉛中毒だけど、足を切っても舞台に立ち続けたという三代目澤村田之助のエピソードも思い出しました。

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アボカドかゆうま

4.0没頭する作品

2025年6月29日
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Norman

3.5激情で溢れる劇場

2025年6月29日
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興奮

知的

斬新

洋画好きなので、あまり興味は無かったのですが職場の若手が「ここ10年で邦画ベスト」と称賛しており、巷の評価も高いので思い切って10数年ぶりの邦画@映画館してきました。
結果は正解。歌舞伎の演目の緊張感は画面から迸り、ラストの舞は涙が出そうでした。主演2人も血の滲む稽古の成果と魂の熱演が充分なまでに伝わりましたが、その一方で女性陣の心情が端折られてるような気もしたので原作を読んでみようと思います。
そして、不気味なまでに異様で圧倒的な存在感を放っていた田中泯さん。龍馬伝でも思いましたが、この方底が知れないですね。

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吠えない狼

5.0無駄のないストーリー。 さすが吉田修一。 いくつもの人生の交錯劇が...

2025年6月29日
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無駄のないストーリー。
さすが吉田修一。
いくつもの人生の交錯劇がなんとも秀逸。
上映前から分かってはいたけどアカデミー賞総なめでしょ。

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とよ

5.0日本版セッション

2025年6月29日
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顔だけでみせるシーンがたくさんある

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かつ

4.5散りばめられた『対』 映画館で見るべき作品!

2025年6月29日
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興奮

知的

本日鑑賞してきました。
映像内に散りばめられた対比が鮮やかな印象でした。
天賦と血筋
極道と正統
嫉妬と羨望
打算と純粋
孤独と愛
悪魔と神様
憎悪と免罪
そして随所に見られる白と赤
白と赤は冒頭の雪と血の色に重なる部分がありました。
※どれも個人的な見解です。

寄りの画では吉沢亮と横浜流星の美しさが際立つ!
もう少し2人の舞を広い画角で見たかったという思いもありましたが、これはこれで緊迫感が出て非常に見応えがありました。

儚くも力強く美しい。
人の業を、まざまざと鮮明にかつ鮮烈に描いた傑作だと思います。

主演、助演の2人はもちろん渡辺謙の圧倒的迫力、脇を固めた俳優の皆さんの演技力、また鑑賞をされたエキストラの皆さんの真剣な眼差しで現場の緊迫感が伝わり心が震えました。

これは劇場のあの迫力と音響で見るべき。

映画館で観られて良かった!!

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梨

3.5国宝感想

2025年6月29日
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asa
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