「文化と美、人生を描いた作品」国宝 ひまわりさんの映画レビュー(感想・評価)
文化と美、人生を描いた作品
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吉沢亮さん主演、横浜流星さん共演の映画『国宝』が、2025年11月下旬、公開172日間で、観客動員数1231万人、興行収入173.7億円を突破。『踊る大捜査線 THE MOVIE 2 レインボーブリッジを封鎖せよ!』を超え、邦画実写歴代1位という歴史的快挙を達成と、22年間破られることのなかった記録を超えた。わずか2カ月で23.7億円を上積みするというペース。
2025年11月15日から『国宝』初となる入場者プレゼントが全国の映画館で配布されると聞き、再度鑑賞に。
歌舞伎役者の視点で語られる舞台裏や楽屋の様子、小道具へのこだわり、実際の踊りの稽古について。師匠の病気の悪化から、代役がまさかの展開で人間関係がリアルに見える数分間、扇子に込められた意味、女性の立ち回りの変化含め、年数を重ねた展開の変化が絶妙に心地よく、人生観を感じる。悪魔との取引と例える考え深いセリフにも魅了される。
美術、衣裳、舞台、音楽といった多岐にわたる制作のこだわり、吉沢さん、流星さんが撮影までどれだけ努力と稽古を重ねたのであろう。美しい歌舞伎に一瞬本物の歌舞伎役者⁈と感じるほど、俳優という文字を忘れるほど。
個人的には、持病の合併症が悪化し、プロは心身ともにバランスを整える事も運とタイミングの一つとメッセージ性を感じた。
1人でも鑑賞を楽しめる作品。
日本の文化、美をぜひ劇場で。
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