「1回目の鑑賞時に乖離があり、もう一度見直したが…」国宝 Wingさんの映画レビュー(感想・評価)
1回目の鑑賞時に乖離があり、もう一度見直したが…
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1回目の鑑賞時に感想を書こうと思った時に、あまりに世間との差があり、何か見落としや解釈違いがあるんじゃないかと感じました。
そのため、解説や感想など様々な知見を得た上で再度観に行きましたが、やはり腑に落ちない点が多かったのでこの評価です。
演技はもちろん素晴らしく、カット割りも邦画ではなく洋画の感じになっていた点は新鮮でした。
ストーリーが事実ベースで淡々と進んでいくため、なんでここにあなたがいるの?とか、なんでこういう状況になっている?とか、全く説明がないので雰囲気で把握するしかないという分かりにくさ。
心情や葛藤の描写も表情だけで、セリフが全部薄っぺらく感じてしまいました。
糖尿病に関しても症状はリアルなんでしょうけど、御曹司とか散々ワードを出していたのに健康管理が杜撰になることなんかあるんでしょうか?
もちろん曽根崎心中と足のシーンが大事なのは分かりますけど、もう少し別の描き方があったのでは?と感じます。
原作小説を読みたくはなりましたが、やはり映画として満足できたかと言われると納得いかない部分の方が多いです。
あとは日本人としてですが、神社にお参りをする際悪魔のことを思い浮かべるのは怖いというか違和感がすごいです。
メフィストの悪魔の契約を暗示したかったのでしょうが、歌舞伎という日本の伝統芸能を描くのには不自然極まりないです。
気持ちが乗りませんでした、人間関係もふわふわしていて感動できた部分の方が少なかったです。
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