「わからなかった」国宝　暗黒大魔王さんの映画レビュー（感想・評価）

初っ端からレビュー数ゼロの捨てアカに絡まれててかわいそう。
国宝擁護してる連中ほぼ捨てアカなんで気にしなくて良いですよ。

というより　役者じゃなくて歌舞伎役者で見たかったのよ　いくら有名俳優が練習したって
結局歌舞伎役者の方が多くやってるしもっときちんと血筋とかそういうのわかるじゃん　結局血筋もなにも二人ともあったもんじゃない演技としては素晴らしいのだけども無名の歌舞伎役者にやってもらいたかったのよ

観る側の理解力が必要というコメントされてる方がいるが、その通りだと思う。俊ぼんがなぜいなくなったのか分からないというコメントも見たが、アレが分からなければ、そりゃ分からんわなですよ。色んな意見があって良いが、リピーターも多いとはいえ、あれだけの動員数を叩き出したことを考えれば、分からないという人の方が少数派なんでは？

レビュー主にほぼ同意です。

どうしても歌舞伎演技が気になります。イメージ画像のようにうっすら扱われているなら未だしもガッツリ物語の中心として何回も演技を見せられるので。個人的には俳優が１年半稽古した事は大変な事でしょうから、そこは呑み込むとしても若手の頃、中堅の頃、国宝になった頃の演技に差をつけて欲しかった。そこを演じるのが役者の役目であり全部同レベルの歌舞伎演技では演じるとは何かと思ってしまいました。

またレビュー主が言われる凄みの無さもその通りで、ただだからこそヒットしている気がします。あまりにリアルな凄みや人間のサガを描かれては多くの普通の生活を送っている人には辛いでしょう。

適度な業とメインキャラ２人が大河主役経験者という演技派の評価もあるキラキラした今をときめく美貌の若手というのが多くの女性が見るのにちょうど良い按配だったのではないかと思います。

お疲れ様でした！この作品は大変話題になっておりますが、一方でかなり観る人を選ぶ映画だなとも思いました。観終わって気分が重くなる方もいますし…多分、本物の歌舞伎を普段から観てる人が観るとB級歌舞伎まがいに見えたりするでしょうし。何か、人間模様とか芸に入り込む人たちの世界の常識と一般人の常識の乖離みたいなところが着眼点かなと思いますね。そういう意味でも、このマニアックな映画がこれほどの興行収入稼いでることは奇跡というか異例だと思いました。自分はちなみに本物の歌舞伎見たこと無いので、本物との違いは分かりません。だから面白いと思ったと解釈してます。

最初の 10分は、任侠映画の出入りシーンですよね？ひょっとして、バイオレンスものがお好みなんでしょうか？と思ってしまいましたが、いや、でも染五郎の名前を出しておられるところを見れば、本物の歌舞伎はよくご覧になっているようだと思い直しました。私はバイオレンス映画は苦手ですが、歌舞伎の生の舞台は何度か、それとテレビ中継はよく観ているので、「本物の歌舞伎役者さんで、染五郎さんのような方が演じられた方がいいのに」と見始めは思いました。が、歌舞伎の舞台シーンで、特に曽根崎心中のお初を演じる吉沢亮の演技が素晴らしかったのを観て、考えが変わり、観終わった後は、「今のこの世界で、美貌、演技力、本来持っているキャラクターからみて、吉沢亮、横浜流星の2人以上に出来る人は居ない」と思うまでになりました。そう思って観ると、本物の歌舞伎役者さんに比べれば、随分見劣りした舞踊も「よく頑張ったなぁ」と感想が変わりました。
　大学の授業の一環で、初めて歌舞伎の生の舞台を見た感動と衝撃は、半世紀後の今も忘れませんが、この映画で初めて歌舞伎を観た人たちにも、そのような衝撃と感動があったのでは？と私は思います。何しろ、初見の人にも歌舞伎の魅力が分かりやすく、吉沢亮と横浜流星の魅力が引き立つ名シーンばかりが選ばれていましたからね。長編の原作を3時間弱にまとめてしまった為に生じた問題と、私が我が意を得たりと膝を打った「僕、悪魔に魂は売らないです。(中略) むしろ、魂を引き継いでやってる。」との中村虎之助のインタビューでの言葉(国宝の映画自体は絶賛しておられます)が示すように、映画のテーマが納得いかないので、映画を楽しみながらも、後味の悪さが残ったので「何がいいのかわからない」との感想もある面では理解できます。
けれど、わたしは、この映画を観て本物の歌舞伎の舞台を観に行く人が増え、観客減に苦しんでいた歌舞伎公演が連日満席の好況に転じたことが、映画「国宝」の何よりの功績だと拍手を送ります。

この映画は観る側にもある程度の理解力を求められる。概ね低い評価をしている人は理解力に難ありだと思う。