「このセリフに全てが詰まってると思う。」国宝 いそちゃんさんの映画レビュー(感想・評価)
このセリフに全てが詰まってると思う。
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『あなた、歌舞伎が憎くて仕方ないでしょ。それでもいいの。それでもやるの。』おそらく、内省の果てにいる人にしか伝わらない奥深さだと思います。
歌舞伎のような、閉ざされた文化.家系だからこそより深く作品に溶け込んだ言葉でした。
でも誰しも人間のアイデンティティや職業倫理、感情や理性で解決しない矛盾に悩むと思います。ある人は、感情に傾く時があり、ある人は理性に傾き人間性を見失う。
主人公は、一度この言葉に取り乱します。偏った人には、この言葉は別の意味にも聞こえるのだと思います。
この言葉は、苦悩と向き合うのでなく感情も理性も受け入れるというのが正確なのだと感じます。
すべて放棄する自暴自棄でない、矛盾の中で自分を保つ人間のど真ん中に生きる事。
そして、芸能の到達点は誰も理解されない。
その芸は到達が、主人公のど真ん中で、感情と理性の包括集合知。
すごく面白かった。
カッコいいこと言ってますが、僕はそこに到達できるのはいつだろうか?^_^
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