「目標を達成するには何らかの犠牲を払う必要があるという話」国宝 minavoさんの映画レビュー(感想・評価)
目標を達成するには何らかの犠牲を払う必要があるという話
原作、監督ともにドロドロした人間ドラマをきっちり見せてくれる作風で期待して観に行きました。
ドラマパートはさすがの出来ですし、歌舞伎パートも二人歌舞伎のシンクロが特に素晴らしかった。今年の日本アカデミー賞の大本命ですね。
普段、歌舞伎になじみがない方でも多くの方が感じられたように、歌舞伎の素晴らしさを伝える力作でした。
特に高校生の喜久雄が初めて本物の歌舞伎に触れた時のキラキラした眼。歌舞伎のここが凄い!ってシーンと交互にみせるシーン切り替えの所が最高でした。
この時、国宝を演じる田中泯さんの鬼神のような舞い。この方、クラシックバレエからモダンダンサーの出自の方なので歌舞伎はおそらく80才で初挑戦じゃないですか?一芸を極めた方だけが到達できる山の頂きをみせていただいたようで本当に震えました。
ストーリーラインが夢を現実にするには代償を払う必要があるという全世界共通の流れですし、日本独自の歌舞伎を扱ったコンテンツということで、海外にも響きやすいとは思いましたが、独特の家父長制や、女性に対する扱いは国内だと理解は得られそうですが、海外だと違和感あるのか気になるところです。
あと、この映画の内容ならエンディングロールは無音の方がキマッたんじゃないですかね。静かに余韻を味わいたかったです。高齢の方も多く、集中力が途切れたのか暗い中退席する方が多く危なかったですよ。
みかずきさん
フォロー、コメントありがとうございます😊
血筋とか継承について描いてるようでいて、実は目標を叶えるためには犠牲が伴うということが主張かなと受け止めております。
みかずきです
追伸です
すみません。書き忘れました。
共感ありがとうございます。
本作、血筋継承メインの歌舞伎界において才能継承を描いた作品でしたが、作り手は、どっちの継承が良いか曖昧でした。観客に委ねた感がありました。観客に委ねるのも有りですが、観客としては作り手の主張を聞きたかったです。
では、また共感作で
ひなさん
コメントありがとうございます😊
なるほど血筋を感じさせる起用なのですね。
レビューはfilmarksから持ってきてます。filmaで公開中なのに表示されない映画があり、こちらでは表示されたので併用しようかと思ってます。
minavoさま
レビューアップがハイペースで、ビックリしてます🫡
エンディングソングは、坂本美雨さんという「血筋」を起用したかったこともあるのかと。
寺島しのぶさんや三浦貴大さんに、「血筋」にまつわる台詞を語らせているように😗
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