「歌舞伎とその裏舞台」国宝 shinjiさんの映画レビュー(感想・評価)
歌舞伎とその裏舞台
話題になっているため、観客が少し減りだしたタイミングでの鑑賞。
原作は未読、歌舞伎に関して何も知らない状態での鑑賞です。
まず、吉沢亮、横浜流星はじめ俳優陣の気合の入った演技に圧倒。
物語序盤の少年期の黒川想天、越山敬達の演技は、とてもみずみずしく物語にスムーズに入って行けたのがよかった。
本編内で実際の歌舞伎を何度も見ることができるのですが、主役抜擢で出るシーンは、
主人公の緊張感がすごく伝わってくきて観ている方も緊張する程でした。
全編を通して実際に歌舞伎を演じる主役2人は言葉では言い表せない程素晴らしく、目を離せない程の迫力があります。(とても1年程度の稽古で身に着けたとは思えません。。。)
ただ、物語の流れとして主人公や他の登場人物がここまで茨の道を選ばないといけないのかという場面が何回かあり、深く主人公たちへの感情移入ができなかったのが残念です。原作を読めばわかるかもですが。。
(なぜ、神社であのような誓いの気持ちになったのか。。。等)
古典芸能の歌舞伎とその舞台裏をここまでクローズアップした映像作品はめったにないので
歌舞伎を知らない方はぜひ一度見てみることをお薦めします。
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