劇場公開日 2025年6月6日

「映像美の余韻」国宝 TOMさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0 映像美の余韻

2025年9月14日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

音の強弱の使い方や音楽、映像の魅せ方、クライマックスの映像美がとにかく惹き込まれる。
日本の伝統芸能、歌舞伎の重鎮さというか、一人前の歌舞伎役者になるまでの道のりはこんなものじゃないくらい大変なんだろうなと。
人間国宝になる人は並々ならぬ努力の日々と覚悟と責任と…想像も出来ないほどの物を背負ってる。
それを歌舞伎に触れたことのない世代にも伝えてくれる。

歌舞伎を演じ、歌舞伎を演じている喜久雄を演じ…吉沢亮くんの努力と演技力と…全てに感動。
横浜流星くんももちろんすごい。
ちゃんと2人にスポットライトが当たり、進むことにより、主人公は喜久雄だけど、喜久雄だけでは主人公として成り立たない事も思い出させてくれる。

そして出てくる人達全ての人間臭さよ。
人って綺麗事だけでは生きられない。
打算も裏切りも執念も諦めも弱さもみんな映し出される。
頭では分かっているけど、気持ちの整理が付かない、やっぱり受け入れられない、納得出来ない事ってあるよね。
まさに、歌舞伎を通して喜久雄という男の一生を描いた人間ドラマ。
映画館で観られて良かった。
まだまだ今夜は色んな場面を思い出しながら余韻に浸れる。
箔がついたね!亮くん!!

TOM
カメゾウさんのコメント
2025年9月19日

歌舞伎は実際に歌舞伎座の空気感や臨場感があってこその素晴らしさです。おっしゃる通りスクリーンで表現できるものではない。ぜひ実際の人間国宝の舞台を観てほしい。ストーリーは極々普通の人間ドラマでしたね。
また映画より小説の方が読みやすい文体でわかりやすかった。これを機会に、まだ歌舞伎を知らない人たちは歌舞伎座へ足を運んでもらいたい。玉三郎の鷺娘はこの世のものではない。儚い美しさに涙が溢れた。

カメゾウ
2025年9月15日

このレベルの作品ってそうそう無いって言い切れるくらいの凄い作品ですよ本当に😱💯🏆

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