「魂が震える。人生に1本の傑作。」国宝 しゅんいちさんの映画レビュー(感想・評価)
魂が震える。人生に1本の傑作。
ずっと観に行きたいと思いつつも…
なかなかタイミングが取れず。
ようやく観に行ってきました。
まぁ…映画の感想なんて
全て『個人的にはこう思う』といったものなので…
どのように感じようとそれぞれ個人の自由なのですが。
私としては、この感動を共有できる妻と映画館で同じ時間を共有し、同じように涙出来た事が心から感謝する時間でした。
私の妻が私の妻で良かったと心から思える時間を貰えただけでも、この映画の…
作品の持つ力に感謝です。
そして…
俳優、監督含めて
この映画に携わった全ての方の力で、作品としての力強さを全身で受け止めました。
3時間近くの長編ですが
これだけの時間が絶対的にどのシーンも必要不可欠な感じに思えたように、あっという間でしたが…
見終わった後の、なんというか…
疲労感のような…
観る側もパワーが必要だと思いました。
特に『曽根崎心中』のくだりからは、要所要所で涙が溢れるシーンが多く…
泯さんの舞いがスクリーンで観られたのも、眼福!!
いろんな意味合いでの
『国宝』な映画でした。
直接、説明セリフなどが無くても
その佇まいや、所作だけで
全てを物語ってくれ、観てる側までが、物凄い緊張感に襲われる。
アクション映画や、ホラー映画のように、力業で緊張感を誘発するものではないだけに…
あの緊張感を味わうだけの
集中できる環境ならでは
だからこその!映画館であると思いました。
最近は、『鬼滅の刃』などで
改めて映画鑑賞マナーが世間的に取り沙汰されていますが…
『国宝』には
ガチャガチャした子供も居ないし
観に来てる若い女の子も大人しく観てて、私達も難無く集中して映画に没入できました。
ホントに
素晴らしい作品でした。
ぜひとも!
アカデミー賞受賞していただきたいです!
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