「芸能の世界で生きるとは」国宝 mikaさんの映画レビュー(感想・評価)
芸能の世界で生きるとは
世界観が壮大で映像一つ一つがとても美しかった。
内容は、芸能の世界の醜いところが全部表れているなと感じた。日の目を浴びたと思ったら、血筋や世間の声が原因で評判を落とされてしまう、かと思ったらいつの間にか表舞台に復帰する…現在の芸能界でもよく聞く話だと納得だった。
だが、周りの人や自分自身を傷つけ泣かせても尚、そんな醜い世界で生きたいと思わせるような芸能の世界の美しさも感じさせる映画だった。この物語に出てくる歌舞伎役者たちは皆、その美しさを自分自身が感じるために、舞台に骨を埋める覚悟で毎日を必死に生きているのだろうと痛感した。
そして豪華キャストなだけあってとにかく演技が素晴らしい。必死に芸能の道を生きる物語の中の歌舞伎役者と、実際の俳優たちとの姿が重なってみえて感動した。
所々腑に落ちないところもあったが、3時間もあっという間に過ぎ、観て後悔はない映画だと思う。
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