「「順風満帆」」国宝 Mさんの映画レビュー(感想・評価)
「順風満帆」
この映画で一番心に残った言葉は、この「順風満帆」。
映画を通じて思い浮かべていた言葉は「覚悟」。覚悟という言葉が、そのまま出たかどうかは忘れましたが、田中さん扮する国宝が、脇にいる主人公にそれとはなしに役者の覚悟を説いたシーンがありましたね。
この映画全体を通して、プロの集団が自分の仕事に誇りを持って作っていたのが伝わってきました。多分、この映画を作るに当たって、みなさん、それなりの「覚悟」で臨まれていたのでしょう。
若い役者さん達の老けメイクが違和感があったのだけが残念と言えば残念ですが、それ以外すべて素晴らしく、この映画が評判になっているのがよくわかりました。
本当の人間国宝の人にこの映画の感想を聞いてみたいと思いました。
Mさん、こんにちは。
3時間の長丁場全ての中でそれぞれの「覚悟」を見た思いですね。
気楽に生きる選択もあるとは思うけど、厳しい道を選び芸を磨く。
主役が引き立つためには響く音、裏方の間合い、立ち位置、全てが合わさなければ成り立たない。
役者、裏方、全ての方々が覚悟を持って芸を極めてきた結晶があの舞台なのだなと思いました。
私も、「順風満帆」は心に残りました。監督が皮肉を込めたのだとしても、私には万菊さんの心境のような、色々な事を全てのみ込んでただ静かに立っている、悟りの境地みたいに感じられました。
Mさま
共感と丁寧な再コメント、ありがとうございました😙
市川海老蔵(現・市川團十郎)さんが、InstagramやYouTubeで何度も『国宝』を褒めているのですが、ご自身で映画『国宝』に関連した歌舞伎の演目を企画されていると聞きました。
『夜明けのすべて』にも、久しぶりにコメントさせていただきました😗
ひなさんへ
歌舞伎役者さんの感想等、紹介していただきありがとうございました。
いくつか検索の上位に引っ掛かったものだけ読んでみました。
とても印象に残るものもありましたが、なかなかこのコメントで書ききれるものではなさそうなので、何か機会がありましたら、また書かせていただきます。
老けメイクについては吉沢さんというより、メイクの方のこだわりの限界なのかなと思いました。メイクさん自身も、納得いってないのではないでしょうか。時間的な制約や金銭的な制約で、やれるだけのことがやれなかったのかなあ、と思います。
他の人が代役するのはもっと違和感があったでしょうから、最後のあたりは半ば仕方なかったのかなあと思いながら見ていました。
Mさま
長文レビューを読んでいただき、コメントをありがとうございました🙂
(何か共感できない点がありましたでしょうか?共感無しのコメントは、真意が分からないことが多いです)
人間国宝となった喜久雄への取材で、記者の質問の「順風満帆」という言葉は、李相日監督のマスコミに対する皮肉や風刺だそうです。
吉沢亮さんは大河ドラマの渋沢栄一役でも、晩年の老けメイクの評判が良くありませんでした。
人間国宝となった75歳の喜久雄も、代役を立てるか話し合い、吉沢亮さんの最後まで演りたいという希望が通ったそうです。
本物の歌舞伎役者の方達の感想は、映画公開前の1月の初号試写に招待された頃から、SNSで見かけるようになりました。(概ね好評ですが一部批判あり)
人間国宝が身内にいる役者さんも、コメントを出されていた記憶があるので、検索すると見つかると思います🫡
コメント、ありがとうございます!
「順風満帆」だなんて、茨だらけの道のりを、満身創痍でここまで来たのに!皮肉なのかと思ってしまいました。
万菊さんは、喜久雄の「覚悟」に満足して、手のひらを反すように掬い上げたのかもですね。
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