「映画好きとしてこれを評価できない人間にはなれない」国宝 ザ・アナキストさんの映画レビュー(感想・評価)
映画好きとしてこれを評価できない人間にはなれない
歌舞伎の知識がゼロで特に興味がなかったことやずっと観やすくなるタイミングを狙っていて体力も必要だろうということで後回しにしてしまったが遂に観ることになった。このレビューを書いてる時点ではすでに興行収入が国内100億円を超えたということで日本の映画史に名を刻む大ヒット作品になったことは間違いない。内容はヒットメイカーの李相日監督だけあってドラマ要素が非常に丁寧かつエモーショナルに描かれていて見応えがあった。映画美も半端なく、音楽も一流、演技ができるイケメン俳優しっかり引っ張ってきて何ひとつ隙が無い。歌舞伎の世界は全く興味が無かったが物語にどんどん引き込まれて3時間あっという間に過ぎてしまった。共感はしなくともとにかく凄いものを見せられているという感覚が最後まで残る。
話の内容や歌舞伎の好き嫌い関係なく映画好きとしてこれを評価できない人間にはなれない。
本当に良く出来た作品だった。
コメントする
映画チケットがいつでも1,500円!
詳細は遷移先をご確認ください。