「本当に100年に一度?」国宝 hapiさんの映画レビュー(感想・評価)
本当に100年に一度?
普段全く邦画をみない人間です。
あまりにもオススメされて見に行きましたが全く良さがわからず、いつ終わるんだろうと思いながら見ていました。
登場人物全員に嫌悪感。
昭和の価値観の作品になるのだと思うので仕方ないのかもですが…
才能のある主人公に血が流れていないこと・育ての親の最期に名前を呼ばれないことには同情しましたが、悪魔と取引して人生を捧げた結果ではなく彼自身の行動が原因だったのでは?
本人よりも酷い目に合っているのは女性達でしたし…複数の女性の人生を壊して、お父さんと呼ばれて無視しておいて、成長した娘に才能で免罪される展開もありえない。
歌舞伎の血が流れている側は、飲み歩いたりして真剣に向き合っていなかったうえ逃走。
結局血が居場所を作ってくれるから華やかな日常に戻ることができ、跡継ぎの息子も産まれて人生イージーモード。
主人公の元カノと子供まで作っているのに、主人公と昔のように会話できる神経が理解できない。
一番無理だったのは濡れ場シーン。邪魔でした。
ここ以外で女性の心理描写はほぼなくて他のシーンも濁すような演出ばかりなのに、ここだけ丁寧すぎる演出。このシーンこそ濁した演出でいいのに…
子供には見せれないし、とにかく気持ち悪くて作品の首を絞めているとしか思えないシーンでした。
こちらが100年に一度レベルの絶賛される作品なのであれば、今後邦画をお金出して見ることはないと思えました。
追記
屋上での狂ったように笑うシーンは吉沢亮氏のアドリブだと知りました。
顔ばかり映している作品だな〜顔綺麗な役者ばっかり揃えたのかな〜と、ふんわり見ていましたが、こちらのシーンは本気でゾッと感じ、吉沢亮すごいなと思えたシーンでした。吉沢亮主演作品は初見の人間の感想です。
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