「長すぎるのがもったいない」国宝 まるるんさんの映画レビュー(感想・評価)
長すぎるのがもったいない
同名小説を映画化した『国宝』。
主演の吉沢亮演じる喜久雄と、横浜流星演じる俊介のライバル関係は、血筋と才能という如何ともし難いテーマを軸に、対立と共感が複雑に絡み合う。
脇を固める俳優陣も秀逸。田中泯の妖艶さ(本物の人間国宝っぽい)、寺島しのぶの静かなるも強烈な存在感(本物のおかみさんっぽい)、そして渡辺謙の熟練の演技(本物の歌舞伎役者っぽい)など、それぞれが物語に厚みを持たせている。
一方で、上映時間175分という長さはマイナスポイント。間延びしたシーンも多々あり、冗長で後半は集中できなかった。もっとコンパクトにすれば素晴らしかったと思う。
せっかくのダイナミックな視点の映像や演技なのに、途中で席を立つ人もいてなんだかもったいなかった。
映画としての構成に課題を感じる。
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らいむさんのコメント
2025年9月1日
恐ろしいコメント…。間延びした、もっとコンパクトに…。え?175分でさえ、もう少し知りたいと、原作本を読む人がたくさんいる中で、あれをもっとコンパクトにするなら、もう見なくていいと思う。ほんと、いろんな人がいるもんだ。
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