「原作が良すぎる分どうしても…」国宝 ヤスさんの映画レビュー(感想・評価)
原作が良すぎる分どうしても…
原作を読む前に一回鑑賞をし、原作を読んでから二回目の鑑賞をしたレビューになります。
どうしても、モヤモヤが消えないのが正直な所です。やっぱり徳次がいない、彰子がいなくなる、客席との境界が消える、喜久雄が俊介のような時期を過ごし、歌舞伎から離れているような描写がある、そこから復帰、足の切断までが早すぎる、喜久雄の辿り着いた先が違うなど、原作との相違点が多すぎてしまい、作品に没入出来ませんでした。
やっぱりNetflixなど、資金を投じてドラマで見たい、それか原作のように上下で分けて欲しかったです。徳次がいたから喜久雄はやっていけていましたし、彰子さんは喜久雄を支え続けていますし、何なら綾乃との関係も無くなっていません。原作のネタバレになるので控えますが、喜久雄はもっと歌舞伎に身を捧げて、ずっと躍り続けます。それが無くなってしまっているのが一番寂しかったです。
色々と書きましたが、それでも歌舞伎のシーンは素晴らしいです。徳次のセリフも、他のキャラが言っていたり、暖簾にも徳次の名前があったりということはありましたし、三時間で徳次は無理だったんだろうなとは思いました。
本当に演技なりセットなり音楽なりと、様々な熱量が素晴らしい分、脚本が気になってしまうというのが正直な今の感想です。
読ませて頂いて、全く同じ感想でしたので書かせて頂きます。原作を読んで何が1番心に残ったか・・それは喜久雄は勿論ですが、喜久雄を支え続けた「徳次」と「市駒」の姿です。このお二人は映画の中では殆ど出演が無く残念でした。出来る事ならドラマで10話20話でじっくりと鑑賞したいですね。
原作未読なのに、同じ事を感じました。(徳次って誰?と思って、検索したら、あぁあの子・・・・・・・死んだと思った!)
見ながら、えっ?この展開は・・・・原作から省いたなと言うシーンが多くって、終盤は少し冷めました。彰子、喜久雄を見捨てたと思ったら、違ったんですね。彰子「風評被害だわ」とか思ってそう。
映画が良かったから、では無く、映画観て気になる場所が多いから原作を読みたくなる映画でした。
映画として、単体で見れば良い作品ではあるんですけどねぇ。
鬼滅の刃は原作通りに作っているので、逆にテンポ悪くなってるし。映像化は難しいですね。小説も漫画も、そのフォーマットの中でベストと思う作り方を作者がしているのだから、借りて来て映像化するなら原作者にも協力して頂き、再構成出来れば良いんだろうけど、作者も忙しいし。
映画チケットがいつでも1,500円!
詳細は遷移先をご確認ください。