「うーん」国宝 bando-8さんの映画レビュー(感想・評価)
うーん
まず、僕はあんまり好きじゃないです!
でも内容はすごかったし、ある年代の歌舞伎という極東の謎芸能を切り取った一代記としては筋がとおっていた。等々、何一つ文句の付け所がないのだが、なんなのだこのなにかこうなんだか感は。
あえて言語化するならば、ボヘミアンラプソディではフレディマーキュリーとともに観客たちにもスポットライトが当たっていた。「一曲一曲が俺たちアメリカ人を救うのだUSA!USA!」みたいな圧があった。
国宝にはそれがない。国宝は俺たちを救ってくれない。僕たちにとっては所詮、天上人達の祭りに過ぎないのだ。それが現実だし、その素晴らしさも解る。しかし、ではあのドサ周りシーンと、芸の肥やしとして去っていった女たちへの冷たさはいただけないのではないか。娘にちょっと苦言をもらった程度では僕は許せないもんね。
そういうことだ!
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