「女を孕ませ和彫りの任侠国宝」国宝 GodFieldさんの映画レビュー(感想・評価)
女を孕ませ和彫りの任侠国宝
ちょっとSAYURIと言う映画の印象に近いかなと
正式タイトルはメモリーオブゲイシャ
京都での話なので芸者じゃなく、芸姑ね!
とかサユリって主人公がそもそも日本人じゃない!
など突っ込まれてました
さて、本作は
これは極道映画ですか?
と思う位に刺青が出てきますが
刺青入れるシーンと、それが原因で失脚する
シーン程度で良かったのではと思います
主人公も親の仇討ちまで行ったものの
その後は意気消沈、一度乱闘起こした後は
基本やられぱっなしで弱々しい
呆気なく死んだ、師匠とライバル
実は裏で極道のやり方で...
成り上がったならまだ分かります
彫った背中の絵に歌舞伎で一番になる
などの意味がある訳でも無さそうで
劇中にもあった歌舞伎の血統でも無く
その筋の家柄で若気の至りのタトゥーでも無く
ゴリゴリの和彫の人が歌舞伎役者って現実的に厳しいと思ってしまうのが残念
現役歌舞伎役者でも女を孕ませて結婚もせず平然と居るのは事実でそこはリアリティーあるし
脇役にも寺島しのぶなど素晴らしい役者さんが居る、予算も結構なはずなので原作は知りませんが
韓国の監督だろうと関係無くもう少し上手くやってほしかった
具体的には映像に金を割くのでは無く、ストーリーを詰める所に時間を割いてほしい
映像は立派でしたがショート動画を繋げた感じ、上記の疑問が残りストーリーや役者の印象が薄くなりもう一度見たいかと言われたら見ないです
恐らくタイトルてきにも一番大切な部分
血筋、刺青と言うハンデを背負い苦難を乗り越え国宝になった説得力や重みのが足らなかった思います
あったら納得、感動していたかもしれません
最後に例に挙げたSAYURIは不幸な生い立ちの少女が
京都で芸姑をと渡辺謙に救われるのもストーリーも似ており映像も綺麗です
最初に述べた芸者、芸姑の違いや中国の女優
監督も海外の監督で突っ込まれる部分も似てますがこちらは内容がしっかりしていて思わず感動した記憶もあります
愛国心も無く歌舞伎ファンでも無いですが
和彫入れて女孕ませた人間国宝は勘弁下さい
そんな小さな疑問も払拭出来ない印象でした
原作はどう描かれているか?機会があれば
読んで見たいと思います
orangeさん
コメント有難うございます
私は書いた通りそう感じました
映画を映画だからと感じさせないのが
製作側の腕の見せ所だとは思います
この映画を素晴らしいと言う人達もいます
只、私はその人達の投稿や感想に
戦争賛美や差別など特別な事情が無い限り
頭が固いなど批判的なコメントはしません
人によって様々な視点、意見がある
それで良いと思うからです
これはドキュメンタリーでは無く『映画』と言う芸術作品です。
こんなに頭の固い方がいらっしゃるなんて笑っちゃうくらい驚きました。
現実社会と映画の世界観は違うからこそ、人は惹き込まれ魅了されていくのだと思います。素晴らしい映画でした。
映画チケットがいつでも1,500円!
詳細は遷移先をご確認ください。