劇場公開日 2025年6月6日

「歌舞伎役者の人生を間近で垣間見る。」国宝 naomiさんの映画レビュー(感想・評価)

5.0歌舞伎役者の人生を間近で垣間見る。

2025年7月23日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

興奮

驚く

絹ずれの音が聞こえるほど間近に迫る映像で、歌舞伎役者を見つめ、舞台で舞う美しい姿を眺め、生き様を見せつけられました。

一度目は、映像に魅了され、筋書きに圧倒され、怒涛の人生が晩年を迎える頃には、もう終わってしまう寂しい感情が湧きました。
観終わってからも、浅い知識の中から思い浮かぶ歌舞伎役者さんのこと、歌舞伎の決まりごとなどや、演じた役者さん達のことで、暫く抜け出せない感覚でした。

一緒に映画鑑賞した友達と話が尽きないまま、シネマ歌舞伎を鑑賞する約束をして、観終わったら再度「国宝」を観たいとなり梯子しました。

二度目は、話の展開は記憶にあるので、任侠の世界から歌舞伎の世界へ、少年から大人へと成長する姿が、本当に美しくて見惚れました。
少年時代の二人、喜久雄(黒川想矢)、俊介(越山敬達)、瑞々しく輝いていた。
大人になり、花井東一郎・きくちゃん(吉沢亮)、花井半弥・俊ぼん(横浜流星)、それぞれに美しかった。
吉沢亮さんの左右対称に整った顔が本当に美しく、端正な顔立ちに改めて驚きました。
キレて怒るところ、好きでした。
横浜流星さんが共に居たからこそ、素晴らしい映画になり、全て役者さん達が皆さん欠く事が出来ない重要な配役だったと、原作が凄いのだと、未読ですが感じました。

原作は、映画と少し違うようで、興味を引かれました。

美術・衣装は目が離せないほど美しく作り込まれていて感動。
時代を感じる小物から背景や舞台、エキストラさんの衣装まで、凄かった。

この映画を撮ろうと決め完成させた全ての方々に感謝です。

歌舞伎に興味が増し、多くの美しい作品を観たいと思いました。
映画の魅力を改めて感じ、沢山の作品を出来る限り観たいと思い直す、素晴らしい映画でした。

2025/6/28 映画館ミッドランドシネマ2
2025/7/6 映画館MOVIX三好

naomi
PR U-NEXTなら
映画チケットがいつでも1,500円!

詳細は遷移先をご確認ください。