「なるほど、松竹ではなく東宝だったわけ」国宝 カールⅢ世さんの映画レビュー(感想・評価)
なるほど、松竹ではなく東宝だったわけ
吉沢亮と上方歌舞伎の四代目中村鴈治郎出演のNHK番組SWITCHインタビュー達人達を観てからの鑑賞となりました。長年ライバル関係にあった同い年の二人。二人三番叟で息の合った同い年の二人(花柳寿々彦と藤間直三)みたいななライバル関係は想像していました。
師匠花井半二郎が実父の俊介:花井半彌(横浜流星)と部屋子の喜久雄:花井東一郎(吉沢亮)。
部屋子のほうが先に大抜擢されたり、名跡を継ぐことになる話で、なんとなく予想できる内容で、上映時間が長いので尻込みしたせいもあり、公開から1カ月後の鑑賞になってしまいました。ババンババンバンバンバンパイア(松竹映画)を先に観てしまったので、「お前の血をコップ一杯飲みたい」が一番印象に残ってしまいました。
興行主の社長役の顔のながーい 嶋田久作のセリフにあるように前半は「 眼福 眼福 」でしたし、まるで中国の京劇映画の名作 「さらば、わが愛 覇王別姫」をみているような感じでしたが、後半はあまりいいとは思いませんでした。
吉田修一の同名小説「国宝」が原作とのことで仕方ありませんが、人間国宝の女形·小野川萬菊(田中泯)が晩年、市松人形が隅に飾られた狭い木賃宿(簡易宿泊所)でひとりで死を待つ場面には強い違和感。セリフも美輪明宏みたいで、なんだかねぇ。しかし、「その美しい顔に食われなさんな」みたいな予言めいたセリフに、もしかしたらオレのことかもと思ってしまいました。
半彌は8年も失踪していたのに、出てきたら、すぐに円満復帰。しかも、怪物の名子役想矢君と刺青彫れた仲だった春江(高畑充希)と子供まで作って帰って来たのに、東一郎はなにも言わない。寺島しのぶも孫にチヤホヤするだけ。
戦前の昭和の長崎から始まったのに、中村鴈治郎の娘役の森七菜が出てくるとまったく昭和にはみえないし、なんで一番大事な時にいい歳して若い子に手を出すかねぇ? 鴈治郎さんの芝居もなんだか妙に大げさで、二人だけで大衆演劇以下の銭湯の休憩所をどさ回り。因縁つけてくるヤクザも馬鹿まるだし。
高畑充希と森七菜は従来のイメージからの脱却を狙ったのか???
見上愛の藝妓との娘とお参りのエピソード。
悪魔とトレードしたロバート・ジョンソンのクロスロードかよ❗って、突っ込んでました。
吉田修一は小説の準備のために中村鴈治郎に弟子入りしたとのこと。李相日監督とはそれまでに何本かタッグを組んでいて成功しているので、映画化を前提に書いた小説なのかと勘ぐってしまいます。
横浜流星もとても綺麗🤩
池上季実子みたい。
眼福、眼福。
しかしあの体型でまだ若いのに、糖尿病壊疽で義足とは。お相撲さんじゃあるまいに😎
何度か繰り返される半分壊死しかかった半彌の右足に頬寄せる三代目半二郎の喜久雄のシーンには倒錯的なエロを感じてしまいました。
渡辺謙クラスなら、少しは歌舞伎実演のシーンも欲しかった。襲名披露でまさかの。
歌舞伎界は血筋の世襲のみではない。玉三郎も愛之助も。それより主役を張れる主流派とそうでない派のヒガミや派閥争い、忖度みたいなほうがむしろエグいような。
カールⅢ世さん、コメントありがとうございます。・_・
バナナへの反応ありがとうございます。
🍌🍌🍌🍌お召し上がり下さい。
(↑バナナに見えますか?)
そして良く見たらレビュー1,000件。
こちらもおめでとうございます。
そうだそうだ!
寺島しのぶさんがおっかなかったですw
寺島さん出演は緊張感がありました。
ケンさんの実演観たかったですが、女がたする人には見えなかったデス(°▽°)
こんばんは。
待ってました!
ううう。。
やっぱりカールさんは目の付け所が違いますね!
まさか「国宝」のレビューで笑うとは!
池上季実子ww
美輪明宏ww(←言っちゃったw)
そしてやっぱり「お前の血を飲みたい」は印象に残りますよね。。
何という偶然よ。。
え?!?!
ま〜ちんがパパに?!?!
知りませんでしたぁぁおめでとうぅぅ
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