「原作を読んでから観に行った方がいい」国宝 wataridoriさんの映画レビュー(感想・評価)
原作を読んでから観に行った方がいい
原作を読んで鑑賞しました。映画の最初の10分ぐらいで原作の上巻を半分ぐらい、端折って駆け足で物語が進みます。この部分が、喜久雄のその後の心情を描くにあたって大事な部分かと思うのですが。
読んでない方は、おそらく何故喜久雄が大阪に行き着くのか着いて行けないかと思います。
春江の存在も、母についても、よく分からないままだと思います。マツは後妻で原作では健気に喜久雄を支えるそのやりとりが感動するのですが、そこが抜けてしまったのが少し残念でした。
歌舞伎は詳しくありませんが、相当なお稽古を積んで役に挑まれたという凄みは伝わりましたし、各演目の演者の感情の込め方も、この様に表現されているのかと奥深さを感じました。
しかし、時代を度々すっ飛ばし過ぎている事もあり原作を読んでいなければ、ストーリーの何が何でこうなったのかも分からないまま、演者の方お稽古頑張って演目演じきっているなぐらいにしか思えないです。
最後の市駒との間に出来た子から掛けられる言葉にはグッと来るものがありました。
原作では相棒の様に付いてまわった徳ちゃんはどうなったかと気になっていたら、最後の楽屋暖簾に早川徳次の名前が付いていて、面白みがありました。
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