「業界の洗礼を受け 親子の絆に絡みつかれ 世間の荒波に揉まれながら 人生を泳ぎきった男の物語。3時間があっと言う間の濃密な人間ドラマです。見応え十分。」国宝 もりのいぶきさんの映画レビュー(感想・評価)
業界の洗礼を受け 親子の絆に絡みつかれ 世間の荒波に揉まれながら 人生を泳ぎきった男の物語。3時間があっと言う間の濃密な人間ドラマです。見応え十分。
鑑賞前の脳内会議 -△-;;
吉沢亮と横浜流星が出演。 観たい。
渡辺兼も出てる。 うん、観たい。
上映時間175分。…3時間弱か うーん。 ・△・;;。
RRRよりは短い。きっと大丈夫。(…何が?)
(RRRは179分 … ほぼ変わらんです)
脳内会議の結果、観たい が勝利。v
そんな訳で鑑賞することに。・_・ …水分は控えめで
鑑賞開始。
…
鑑賞終了。 なんかこう、とても濃密な3時間弱でした。
血を受け継いだ者と、技を受け継いだ者。
命を削りながら舞台にあがることを厭わない、そんな者たちが
血と涙で描いた人間ドラマでした。
優れた技量の者を後継者にと思いながら、ギリギリ命の消える
瀬戸際で選ばれたのは親子の絆。
後継の道からは外れながらも、ひたすら技を磨き続けたの男に
与えられたのは、人間国宝の称号。
禍福は糾える縄の如し。
まさにそれを描ききった人間ドラマです。
濃密で、中だるみのほとんどない展開は見応えが十分。
劇中劇の歌舞伎の映像シーンは、ただもう綺麗の一言。☆
十分に満足の作品でした。
観て良かった。
言葉では良さが伝えきれないような気がします。
未だ観ていない人は是非劇場で。 ・_・♪
◇あれこれ
■顔
吉沢亮さんは歌舞伎顔…というより能面顔かも。
天賦の才を持つ者の存在感が出ていました。 ・_・
寡黙に見えながら熱い心を秘めた男の役、上手いです。
横浜流星さんは、良いとこの坊ちゃん 顔から苦労人の
表情へと変化していく過程が見て取れました。 ・_・
大河ドラマ ”べらぼう” でも時代劇主役を好演中。
この二人の共演する作品、また観てみたいです。
■人間国宝
人間国宝 というのは正式な称号では無いようです。・△・アラ
" 極めて優れた技量を持つ重要無形文化財 "
あちこち調べてみて、そのような人を指す呼称なのだろうと
そんな風に認識しました。
やや下世話ながら、国から年間200万程度の報奨金(?)が出ている
みたいです。後進の育成を目的にした支給のようでした。
200万が多いのか少ないのか。微妙ではありますが、人間国宝の対象
分野って、国が技術保全を奨励していかないと遠からず廃れてしまい
そうな、そんな分野が対象になっている気がします。
能 歌舞伎 浄瑠璃 などなど。
■遺伝
父(渡辺謙)は糖尿病で目を患い、血を吐いて死にました。
息子(横浜流星)も糖尿で左足が壊死し、舞台で倒れます。
吉沢亮が駆けつけた病室で、バナナを食べている流星クン。
こんな夜更けに ではないですが
こんなときにもバナナかよ です。☆_☆
あきらめの心境からの糖分摂取なのか それとも
好きなものは止められない、役者の性なのでしょうか。うーん
◇最後に
怪我をした父の口から、喜久雄を後継指名する声を聞いた俊介。
意識混沌とする師匠の口から、俊介の名を呼ぶ声を聞いた喜久雄。
悲しみ・絶望が深かったのはどちらの方だろうか と
しばし考え込んでしまいました。
ただ、その一声を聞いてしまった喜久雄だからこそ、その後ひたすら
技を磨き続ける人生を送れたのだろうかとも思います。
喜久雄にも後継がいれば良いのですが。
☆映画の感想は人さまざまかとは思いますが、このように感じた映画ファンもいるということで。
バナナは少量なら糖尿病でも良いようですよ。
バナナには糖質が多く含まれていますが、食物繊維も豊富で、食後の血糖値上昇を緩やかにする効果が期待できます。
らしいですよ。
もりのいぶきさん
コメントへの返信を頂き有難うございます。
そうですね。
書いているうちにレビュー投稿数がまた増えているかも知れませんが( 開いた時は1,172 件でした 👀 )どこ迄伸ばすのでしょうね。
劇場で観ていませんが、「 侍タイムスリッパー 」、日テレの金ローで 7月18日21時から放映されるようですよね 📺
こちらはレビュー投稿1,232 件でした 👀
こんばんは。
ワタクシ、本作は予告だけで初日に観る!と決めておりまして、そうしたのですが、入場の際に駐車券「上映時間が長いので6時間付けておきますね♪」とお姉さんに言われ、
え!!!Σ('◉⌓◉’)
そこで3時間超えの作品だと知りました!
心の準備したかったw
けど、素晴らしい作品でどんどん引き込まれ、時間を忘れていました。
残酷だけど美しい作品でした。
"年間"200万!?!ですか。。
へぇ〜知らなかったですぅ勉強になりました。
それと、バナナはもう記憶になかった!
言われて思い出しましたが、レビューに笑っちゃいましたw
吉沢亮さん、心の中でいろいろ葛藤してもがく役、合ってますよね。今回の「国宝」も「ぴったり!」と思い、上映を楽しみにしていました。
「awake」「リバーズ・エッジ」「青くて痛くて脆い」「僕が生きてるふたつの世界」などなど、コミュ障だったり、いじめられる役だったり、あの綺麗なお顔でもがき悩み、苦しみ、感情を爆発させ…
もっともっといろんな作品に出て欲しい
今後の成長が楽しみな役者さんです
吉沢亮は、バンパイヤでは「バンパイヤ顔」していました。
あのきれいな顔で、結構な顔芸。役者やのう、と思ってしまいました。
近所のシネコンでは、「国宝」と「パンパイヤ」を向かい側の劇場で同時にやっていて頭がバグりそうです。(褒めてます)
もりのいぶきさん
公開から未だひと月にもかかわらず、レビュー投稿数千件超え( 今1,137件!)とは驚くべき数字ですよね 👀
評価も4.3と高評価を維持し続けていることも素晴らしい✨
もりのいぶきさま
共感とコメントとフォロバ、そして追記追記でダラダラ長いレビューを読んでいただき、ありがとうございました😙
『バババ』は初日に観るつもりでいたのに、都心のシネコンが舞台挨拶ライブビューイングの回でも空席が目立っていました。
吉沢さんの出演作では初めてのことなので、悲しくなって様子見しています🤭
吉沢さんはコメディ好きで1年に1本くらい出演していて、大ヒットした『銀魂2』の沖田総司役が大好きなのですが、アイリスオーヤマのCMの、「要 正直(かなめ しょうじき)」シリーズも続いています。
『国宝』大ヒット効果も『バババ』観客層に影響してるようなので、素直に観たら楽しめると思います🥳
今年は9月からのNHK朝ドラ「ばけばけ」に、吉沢さんが幕末の英語教師役で登場するので、春から俳優として初の短髪にしてます🥰
もりのいぶきさま🙂
>怪我をした父の口から、喜久雄を後継指名する声を聞いた俊介。
意識混沌とする師匠の口から、俊介の名を呼ぶ声を聞いた喜久雄。
悲しみ・絶望が深かったのはどちらの方だろうか としばし考え込んでしまいました。
襲名した喜久雄は、名跡と借金を引き継ぎましたが、養子にはなっていなかったため、白虎亡き後は孤立無援になります。
一方の俊介は、戻れば復帰できる立場だったので、悲しみと絶望は喜久雄の方が深かったと思いました🥲
>喜久雄にも後継がいれば良いのですが。
綾乃に息子がいたら後継にできたでしょうけれど、喜久雄は家族への関心も情も薄かったと思います。
俊介と春江の息子が、半二郎と半哉の「血筋」と喜久雄の「芸」の両方の後継者、ということになるのかなと考えました🫡
>吉沢亮が駆けつけた病室で、バナナを食べているり流星クン。
>こんな夜更けに ではないですが
こんなときにもバナナかよ です。
「コップの血」より「バナナ」に反応して、映画を観た後に調べてしまいました。
糖質のある果物ですが、糖尿病に効果があって食べて良いのがバナナだそうです🫢
※長文コメント失礼しました。
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