「波瀾万丈」国宝 sazanamiさんの映画レビュー(感想・評価)
波瀾万丈
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それにしてもこんなにも波瀾万丈の人生があるんだろうか。
任侠一家の息子に生まれ警察沙汰になった後に歌舞伎界に弟子入りし、一度離れて地方営業した後に復帰し名跡を継いで人間国宝とは。
話が出来すぎではという思いも浮かんでしまうが唯一共感しうる点が喜久雄が常に芸に対して真摯であったこと。
もし劇中に喜久雄が浮かれて遊びに耽ったり芸を疎かにする描写があったとしたらもっと低評価をつけていたかもしれない。
正直なところ歌舞伎には知識もなく昔一度鑑賞したことがあるくらいでその時も特に興味を持てなかった。
たぶんこの作品は歌舞伎の世界に造詣が深く知識が豊富な人のほうが楽しめるのかなと思う。
そんなわけで吉沢亮の歌舞伎の演技が国宝に値するような演技なのかは判断できないが吉沢、横浜両氏の熱量のある演技については良かったとは言える。
ただ世間的な高評価ほどではなかったかなと感じている。
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トミーさんのコメント
2025年6月17日
共感ありがとうございます。
昔ながらの大作ノリだと拒絶反応も出たと思われます(八甲田山比)が、若い層向けなのか色々工夫を凝らしている様に見えました。吐血の色とか昔は、コレ違う!という様な朱色だったし、もっと絶叫芝居だったと思います。そしてエンディング曲、チルですよね〜。
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