「或る役者の一生」国宝 おもちさんの映画レビュー(感想・評価)
或る役者の一生
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歌舞伎は見たことないけど、歌舞伎の題材はやけに心惹かれる。中村屋ファミリーの密着番組とかやってると見ちゃう。
原作の小説は未読。
凄いものを見た。見応えある傑作だった。
予算も時間も掛けて丁寧に作っているのがわかる。
ただ1回見れば十分で、今後テレビ放送やサブスク解禁があっても見ないかなぁ。
キャスティングも素晴らしい。
美しい顔に粗野っぽやを滲ませる吉沢亮、難しい立ち位置を絶妙なバランスで演じる横浜流星、貫禄の渡辺謙、昭和の女がやけに似合う高畑充希、本物寺島しのぶ。
寺島しのぶさん、こっちが出自を知っているせいで画面に出るとハッとしてしまった。三浦貴大が血筋とか世襲を語る場面も同様。
吉沢亮は、映画が始まる前の予告で流れていた「ババンババンバンバンパイヤ」との温度差が凄い。
あと、吉沢亮の少年期役の黒川想矢。めちゃ凄すぎて何者?と思ったら「怪物」とか「推しの子」のカミキヒカルの子なのか…有望株すぎる。
登場人物の意思が読めないシーンが多くて、特に春江、彰子、藤駒は「何故そうなる!?」となる場面があった。
冒頭の親の敵のヤクザに乗り込んだ後の顛末もいまいち分からず。
あとヤクザの子どもだってバレて、重鎮の役者の娘に手を出して4年くらい干されてた純血じゃない役者がまた歌舞伎の舞台に戻って大きな役貰えるものなの…?
映画の尺はこれ以上長く出来ないだろうし、原作読んで補完したい。
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