「覚悟の上に咲く花」国宝 白米さんの映画レビュー(感想・評価)
覚悟の上に咲く花
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鑑賞後、これほどまでに言葉が出てこないことがあったかなというくらい、言葉が出てきませんでした。
脳が痺れているようなジーンとした感じ。
多分、人は凄すぎるものを見た時、言葉を失うんだと思います。
この映画を鑑賞後、「すごいもの観たぞ!これはすぐに感想書きたい!」と思ったのですが、
気持ちとは裏腹に、全然書けませんでした。
今も余韻に浸りながら書いています。
吉沢亮さん、横浜流星さん、本当に圧巻でした。
どれほどの努力をしたら、ここまでの演技、歌舞伎の舞台を表現出来るのか、、、
相当の覚悟と、血の滲むような稽古があったのだろうということは想像できます。
その他の出演者の方々も秀逸で、喜怒哀楽では片付けられない、複雑な人間の感情をこれでもかと浴びせてくれました。
想像を絶する覚悟の上に咲く、役者という花が儚くて、美しくて、それでいて孤独で。
綺麗事だけではない芸能の世界。
とてつもない世界を覗いてしまった、という感じです。
個人的に、大人になった綾乃と再会するシーンが好きでした。
綾乃の言葉で、喜久雄が少し救われたような気がしています。
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