「品格と重みと血」国宝 まこやんさんの映画レビュー(感想・評価)
品格と重みと血
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一年半の猛稽古でここまで突き詰めたのかと
思うと考え深い。相当大変だったはず。
ある意味呪いと禁忌の職種に着手。
歴史的作品。
あの万菊の人間としての品格と重みを
ストレートに感じるシーン。
俊介を叱るふりを見せて喜久雄に言い聞かせる
姿は粋だ。
『あなた歌舞伎が憎くて憎くて仕方ないでしょう?
それでもいいの………。それでもやるの、それでも舞台に立つのが私達役者なんでしょう』
全身全霊を芸という悪魔に捧げた
人だから言えるのだろう。
黒川想矢さんが演じる関の扉の女形の独特の
色気、本当に美しく国宝級。
そりゃその演技と見た目を観てしまったら
大人役の吉沢亮さんも焦るし渇を入れられる。
横浜流星さんと頑張ったんだろう。
俊介は愛され続けるという無償の愛によって
芸の域を超えていった。
喜久雄の芸に対しての純粋さ、人間としての
欠陥を受け入れながら静かに去る藤駒。
喜久雄が生涯欲しかった『血』を
残した女性。それが血族。
色々な女性が目の前から消えて行く中で
佇む藤駒は凄い。重要な役割で偉大さを痛感
する。
吉沢亮さんが役者としての一線を
確実に越えた素晴らしい作品でした。
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